ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

パン焼きとは待つことなり

2008-09-14 16:26:51 | ときのまにまに
この頃、1週間に一度はパンを焼くようにしている。パンを焼くには、小麦粉の分量を量り始めてから、焼き上がるまで、4時間から4時間半はかかる。わたしの場合は、だいたい午前8時頃から始めて、焼き上がるのは正午頃であるが、考えてみるとそのほとんどの時間は、何かをしているというより、「待っている時間」である。
先ずイースト菌の予備発酵で約20分「待つ」。粉を練り始めるのがだいたい8時半頃で、それから約40分練る。それから、約1時間、第1時発酵「待つ」。ふくらみ具合を見ながら、空気抜きをして、約20分、ベッドタイム、これも「待っている」。それから成形して型に入れ、第2次発酵で約1時間「まつ」。「時が満ちて」、十分に膨らんでから、オーブンに入れ、温度を設定し、40分間「待つ」。オーブンからとり出してからも、十分に冷えるまで約1時間「待つ」。結局、パンを焼くということは「待つ」ということで、この時間を短縮しようとして、いろいろやったら、やれないわけではないが、決して美味しいパンは出来上がらない。
説教の準備でも、論文の作成でも、同様でほとんどの時間、向こうからメッセージが来るのを待っている。

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