ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

豪快・魁皇の右の上手投げ

2008-09-16 19:44:33 | ときのまにまに
魁皇関、おめでとう。幕内通算750勝、おめでとう。すごい。特に、今日の稀勢の里に対する右の上手投げ、魁皇ならではの豪快な相撲、久しぶりにスカッとしました。あの大柄の稀勢の里を宙に浮かせて、投げ飛ばす。立ち会いも、四つに組んだ姿も、両者とも堂々としていました。これが本物の日本の相撲です。若い力士たちはぜひ、こういう相撲を身に付けて欲しいと思います。こういう相撲を見れば、誰でも相撲ファンになります。そうすれば、日本の相撲界の将来は明るいと思います。
ハングリー精神から相撲界に入門するのはいい。「土俵の下には大金が埋まっている」、といった名横綱もいた。それもいい。しかし、勝ち星をあげ、位が高くなって来たら、金銭的なハングリーさは克服し、相撲の美学を追究して欲しいと思います。何しろ、相撲は、信じるか信じないかは別として、「神事」です。神から与えられた人間の「力」を一つの形にして、神に捧げる行為です。信仰のあるなしは個人的な問題ですが、少なくとも相撲界に入門した以上は、相撲としての美学を大切にして欲しい。
魁皇関の右手は神の賜物だと思いました。今日は、本当に美しい右手の力を見せてもらって、大満足です。

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