じゅりりんのめげずにいくのだ*

ドールハウスやちっちゃいもの、ガーデニング、手芸など趣味や日常を中心に時々思い出わんこも登場します。

美術館巡り~八王子編

2018-05-14 16:58:35 | 芸術・芸能・漫画

GWの美術館巡り、2日目は八王子です。


④八王子夢美術館
   浮世絵ねこの世界展     ~終了
   
 ありのままの姿を写実的に描いた猫、美人や子供たちの傍らで幸せそうな様子の猫、曲芸をし、歌舞伎を演じるなど人間さながらの大パフォーマンスを繰り広げるねこ、そして妖怪「化け猫」など。本展覧会では歌川国芳、歌川広重、歌川国貞、歌川豊国、渓斎英泉など、江戸時代から明治時代にかけて活躍した浮世絵師たちが描いた「浮世絵ねこの世界」を一挙にご紹介します。(チラシから)

   
言わずもがな、浮世絵の中のお馴染みの猫ちゃん達
そのさまざまな表情は本当に魅力的です
可愛かった~


⑤-1 東京富士美術館
   犬を抱く少女
   
以前、新聞で紹介されていたこの「犬を抱く少女」の絵見たさに富士美術館へ。
ホーフォールト・フリンク(1615-60年)画。
初めて聞くわ~。
レンブラントのもとで助手として働いていた彼はあっという間にレンブラントの筆の模倣に成功し、
多くはレンブラントの作として売られたというほどの腕の持ち主。
独立後に描かれたこの絵もまだ師匠の画風が色濃く残っている。
なんか惹かれるわぁ・・・この眼差し・・・。
本物が見れてよかった

富士美術館は他にも結構いい絵(→私が見て飽きないという意味でのいい絵)が揃ってて楽しいです。

⑤-2 東京富士美術館
   暁斎・暁翠伝
     先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄     ~6月24日迄
   
常設展の「犬を抱く少女」見たさに行った富士美術館でしたが、
思いがけず河鍋暁斎の企画展をやっていました
河鍋暁斎は去年都内の美術館でも企画展をやっていて、
チラシまで貰って来てたのに結局行かないでしまったのでこれは大ラッキーでした

河鍋暁斎(1831-1889年)
 歌川国芳の画塾で学び、その後狩野派で学んで腕を磨くも国芳の影響が大きいという。
先の「浮世絵ねこの世界展」にも暁斎の作品が一点展示されていました。
河鍋暁斎といえば、幽霊画や妖怪画などおどろおどろ専門なのかと思っていたのですが、全然違った
違うどころかなんでも描ける!
幽霊画から美人画、動物画、武者絵、鳥獣戯画に水墨画、果ては洋風画、シリアスからお笑いまで、
溢れてやまない才能、圧倒的画力
そして躍動感。構図がすごいというかそういう方向から描く!?みたいな?
すっかりファンになってしまいました
享年59歳。まだまだ若くして亡くなられてしまったのが実に実に惜しい。

暁翠は暁斎の娘さんで自身の作の他に父の未完の作品を仕上げたりもしているそうです。
すごいよねぇ~やっぱり才能あるんだなぁ~!

   
   「美人観蛙戯図」
展示作品の中でもこの絵がとても気に入って、クリアファイルがあったので買ってきました(*^^*)
いつもこんな風にメダカ池を眺めてる自分みたいだなあ・・と思って(美人は違うけどね
蛙好きでもあったという暁斎の描く蛙がまた可愛いです。
河鍋暁斎記念美術館にいつか行きたい。

   
帰りに本まで買ってしまったよ
本展では展示はなかったですが本には春画なども掲載されていて、
春画と言えば新聞や雑誌などに時々紹介されてるような画しか知りませんでしたが、
あまりにすごくて思わず凝視(□□)してしまったわ~(笑)

    
   「鳥獣戯画 鼠曳く瓜に乗る猫」
鈴をつけられたお猫さまが空威張り(笑)
人が死んで朽ちていく様子を描いた絵や血みどろの生々しい絵などがある一方で
こんなユーモアあふれる絵も(^m^)


GWの美術館巡りは予定になかった河鍋暁斎に一番心を鷲掴みにされて終了となりました


   ※ちょっと余裕がないため只今コメント欄は閉じております。


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