じゅりりんのめげずにいくのだ*

ドールハウスやちっちゃいもの、ガーデニング、手芸など趣味や日常を中心に時々思い出わんこも登場します。

第37回大宮薪能

2018-05-28 16:05:58 | 芸術・芸能・漫画

昨年、初めて行った大宮薪能がとてもよかったので、
今年も妹にチケットを取って貰い2人で行ってきました

   第37回大宮薪能   武蔵一宮氷川神社境内
   

ご神木の前に舞台と客席がしつらえてあります。
   
雨天の場合は市民会館でしたが、
昼間吹いていた風も夕方にはすっかり止んで絶好の薪能日和です

さて、今回の番組は・・・。
   
   素謡   「翁(おきな)」
   能    「胡蝶(こちょう)」
   狂言   「仏師(ぶっし)」
   能    「土蜘(つちぐも)」

素謡の後に雅楽と火入れ式、解説が入りました。


能「胡蝶」
 花の都に初めて上った吉野の僧が梅花に見とれていると、忽然と一人の女が語りかけ、自分は胡蝶の精であり花に戯れる身でありながら梅にだけは縁がないことを嘆き、必ず夢の中に現われるから僧に回向をしてくれるよう頼み消える。僧が言われたとおりに読経し梅の下で眠りにつくと、胡蝶が現れ、おかげで梅の花にも戯れ成仏することができると喜びの舞を舞って消えて行く・・・。

胡蝶が再び登場すると、頭上に蝶の飾り物を頂いた胡蝶の装束がものすごく美しく
またその舞も華やかで、いつもは怖く見える面が
とても愛らしく可愛らしく見えたのが不思議でした
始まった頃はまだ明るかった空も胡蝶の舞が佳境に入る頃にはとっぷりと暮れて、
本当に素晴らしかったです


狂言「仏師」
 新しく持仏堂をたてた男が安置する仏像を求めに都に上ってくる。
都の詐欺師がそれを聞きつけ自分を真仏師だと名乗って、一日で作り上げると約束し、仏像になりすますも、男は仏の風貌が気に入らぬと何度もやりなおしを要求し、何度も入れ替わり立ち替わりをしているうちに最後にはばれてしまう。

2人のやり取りや気に入らぬ度に替えるポーズが面白くて、会場中から笑いが沸き起こっていました


能「土蜘」
 源賴光が何とも知れぬ病に苦しんでいる。
実は土蜘の呪いで最後には土蜘は一人武者に首を切り落とされて退治されてしまう。

見せ場は何といっても土蜘の手から放たれる蜘蛛の糸(パンフ表紙参照)
前半、僧に化けた土蜘が蜘蛛の糸を放って逃げるのですが、その蜘蛛の糸が舞台後ろのご神木にも掛かって野外の醍醐味に!野外と舞台とが一体となって呪われてます感がたっぷりで見応えがありました。
それに周りにいる囃子方や地謡方にも当然かかるんですが、頭に乗っていても顔の前に垂れていてもまったく払うような素振りを見せずに最後まで勤めていたのはさすがだと思いました!
意味ある動きをしたらそこに別の物語が宿ってしまいますものね。
土蜘の精が舞台上にしつらえられた巣の中から登場する場面は大迫力でした。

   
薪番が火を絶やさないようにずっと番をしています。

私達の席は前から三列目で舞台の斜め前方にあたる場所だったのですが、
この薪の熱による空気の揺らめきがちょうど舞台上の演者と重なる時があって、
この世のものではない妖しさが一層際立って、ますます幽玄の世界へと誘うのでした・・・


良かったわぁ~~~
次は七月の能楽堂よ~
そちらも楽しみ楽しみ



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『名画で読み解く』シリーズ 中野京子

2018-05-24 16:48:49 | 芸術・芸能・漫画

こちらはお正月明けに読んでいたシリーズで、
一応記事にしたものの途中でブログも休んでしまったし、
大方忘れたし(コラコラ)、没にするつもりだったんですが、
とても面白い本だったのでやっぱり紹介させてください♪


昨年、上野で開催され大変な話題となっていた「怖い絵展」をきっかけに読んだ
中野京子さんの『怖い絵』シリーズが面白かったので、
他の作品も読んでみようと手にしたのが『名画で読み解く』シリーズ

そもそも「ハプスブルク家」とはなんぞや?と常々思っていたのがきっかけです。
「怖い絵」シリーズの中にもハプスブルク関係は時々ありましたが、
いったいどうなって始まってそこまでの繁栄を誇ったのか?
もう少し詳しく知りたいと思ったのです。
こちらは近隣のヨーロッパ王朝のものもシリーズで出ているので関係性も確認出来て一石二鳥です。

『名画で読み解く ハプスブルク家12の物語』中野京子
   

『名画で読み解く ブルボン王朝12の物語』中野京子
   

『名画で読み解く ロマノフ家12の物語』中野京子
   

『名画で読み解く イギリス王家12の物語』中野京子
   

シリーズ通して、すんごい面白かったですっ
名画で読み解く・・とある通り、王朝の始まりから終わりまで(イギリスは続いてますが)、
絵画をからめながら歴代の皇帝と事件などが語られていくので歴史がとても分かりやすい!
何となく覚えてる名前とか事件とか「へぇ・・・そういうことだったのか~・・・」と何度もうなづいてしまいました。

しかしヨーロッパの王朝の気持ち?はまだなんとなくわかる。
わからないのがロマノフ王朝、ロシア
暗殺に次ぐ暗殺。
もう皇帝にならない方がいいんじゃないかと思うくらい暗殺。
(実際、暗殺を恐れて皇帝になりたくなかった皇帝もいる)
皇帝は暗殺されなくても今度はお妃様が暗殺される。
(有力貴族が後釜に自分の娘を嫁がせて実権を握りたいから)
秘密裏に行われるものだから実は生きているのでは?との噂が絶えず、
私はあの時の生き残りですと偽物が次々登場するのも特徴。
そもそも秘密裏だから暗殺であって暗殺は日本でもどこの国でもあるけれども、
他国とは明らかに毛色が違うのですよ・・。
ロマノフ朝最後の皇帝も幽閉された挙句、
一粒でも種を残したら復活してくるからと可愛い娘さん達まで一家全員暗殺・・というかもはや虐殺。
そして皇帝以外は元気で暮らしていますよと嘘を言う。
なんか・・今のロシア政権にもそんな暗殺の噂が絶えないけれど
これはもう脈々と受け継がれてきたロシアの気質なんだろうかとさえ思ってしまう。
そんで、高貴な血を汚したくないばかりに近親婚を繰り返していたスペインハプスブルク家だったら絶対しなかった小国のお姫さまや平民との結婚。
大貴族の娘さんだったお妃様をわざわざ離縁して何処の馬の骨ともしれぬ愛人を正室にむかえたりする。
その辺はおおらかと言うべきか・・
しかもお妃から転身、王位まで頂いて優れた政治腕力を発揮したりするんだから見る目があったというべきなのでしょう。

ハプスブルク家が知りたくて読み始めたシリーズだけれど
ある意味ロマノフ家が一番面白かったかも?
ロシアは、昔からロシアだったんだなぁ・・・としみじみ思った次第です。
そんでイギリスはやっぱりイギリスで、チャールズ皇太子はしっかり血を受け継いでるんだな~・・と。
そんでおフランスはやっぱりおフランスで当時であっても近隣諸国の憧れの的で
フランス語で読み書きをするのがステイタスだったという。

中野先生のまとめによると、
オーストリア・ハプスブルク家は「結婚外交によるアメーバ的領土拡大」
スペイン・ハプスブルク家は「日の沈まぬ国を打ち立てながら血族結婚の繰り返しの果てに断絶」
ブルボン家は「華麗なる宮廷文化とそれが招いたフランス革命」
ロマノフ家は「徹底した秘密主義と農奴制の反動によるロシア革命」
イギリス王家は「歴代女王時代がもたらした繁栄と君臨すれども統治せずの成功」
・・・とのことでした。

読むならやはり発行された順(↑上記順)に読むのがベストです!


そしてさらに補足する意味で読んだのが下記のシリーズ。

『残酷な王と悲しみの王妃』 中野京子
   

『残酷な王と悲しみの王妃 2』中野京子 
   

残酷な・・の一冊目の表紙にもなっているのが、ベラスケスの描いた「ラス・メニーナス」
スペイン国王フェリペ4世の娘である王女マルガリータを中心にその女官たちを描いたものです。
マルガリータの絵はこれらの本の中にその成長過程も度々出てくることもあってか、
歴史的にはとくに何もない王女なのですが、私的にはこのマルガリータに一番心が動いたの。
15歳でオーストリア・ハプスブルク家のレオポルト1世(母親の実弟)の元に嫁ぎ、
夫婦仲はよく毎年のように子を授かるも残ったのは女児1人・・
ただでさえ弱い体・・お産がもと
で21歳やそこらで亡くなってしまう。
結婚当初に描かれた楽しそうにお芝居の登場人物の扮装をする(その画はベラスケスではありませんが)
その束の間の幸せに思わず涙が出てしまうのですよ・・

そんなわけで、このGWはその時代を切り取っていたベラスケスの絵が見たくて
上野の国立西洋美術館で開催中の「プラド美術館展ーベラスケスと絵画の栄光」を観に行ったのでした


余談なんですけれども、私はラヴェルの「なき王女のためのパヴァーヌ」という曲が大好きで、
20代の頃の一時期、毎晩この曲をかけながら寝ていたくらいで、
実はこの曲はラヴェルがベラスケスの描いたマルガリータ像からインスピレーションを得て作曲したとされていると知った時は、心の底から感無量で
した・・・



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美術館巡り~八王子編

2018-05-14 16:58:35 | 芸術・芸能・漫画

GWの美術館巡り、2日目は八王子です。


④八王子夢美術館
   浮世絵ねこの世界展     ~終了
   
 ありのままの姿を写実的に描いた猫、美人や子供たちの傍らで幸せそうな様子の猫、曲芸をし、歌舞伎を演じるなど人間さながらの大パフォーマンスを繰り広げるねこ、そして妖怪「化け猫」など。本展覧会では歌川国芳、歌川広重、歌川国貞、歌川豊国、渓斎英泉など、江戸時代から明治時代にかけて活躍した浮世絵師たちが描いた「浮世絵ねこの世界」を一挙にご紹介します。(チラシから)

   
言わずもがな、浮世絵の中のお馴染みの猫ちゃん達
そのさまざまな表情は本当に魅力的です
可愛かった~


⑤-1 東京富士美術館
   犬を抱く少女
   
以前、新聞で紹介されていたこの「犬を抱く少女」の絵見たさに富士美術館へ。
ホーフォールト・フリンク(1615-60年)画。
初めて聞くわ~。
レンブラントのもとで助手として働いていた彼はあっという間にレンブラントの筆の模倣に成功し、
多くはレンブラントの作として売られたというほどの腕の持ち主。
独立後に描かれたこの絵もまだ師匠の画風が色濃く残っている。
なんか惹かれるわぁ・・・この眼差し・・・。
本物が見れてよかった

富士美術館は他にも結構いい絵(→私が見て飽きないという意味でのいい絵)が揃ってて楽しいです。

⑤-2 東京富士美術館
   暁斎・暁翠伝
     先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄     ~6月24日迄
   
常設展の「犬を抱く少女」見たさに行った富士美術館でしたが、
思いがけず河鍋暁斎の企画展をやっていました
河鍋暁斎は去年都内の美術館でも企画展をやっていて、
チラシまで貰って来てたのに結局行かないでしまったのでこれは大ラッキーでした

河鍋暁斎(1831-1889年)
 歌川国芳の画塾で学び、その後狩野派で学んで腕を磨くも国芳の影響が大きいという。
先の「浮世絵ねこの世界展」にも暁斎の作品が一点展示されていました。
河鍋暁斎といえば、幽霊画や妖怪画などおどろおどろ専門なのかと思っていたのですが、全然違った
違うどころかなんでも描ける!
幽霊画から美人画、動物画、武者絵、鳥獣戯画に水墨画、果ては洋風画、シリアスからお笑いまで、
溢れてやまない才能、圧倒的画力
そして躍動感。構図がすごいというかそういう方向から描く!?みたいな?
すっかりファンになってしまいました
享年59歳。まだまだ若くして亡くなられてしまったのが実に実に惜しい。

暁翠は暁斎の娘さんで自身の作の他に父の未完の作品を仕上げたりもしているそうです。
すごいよねぇ~やっぱり才能あるんだなぁ~!

   
   「美人観蛙戯図」
展示作品の中でもこの絵がとても気に入って、クリアファイルがあったので買ってきました(*^^*)
いつもこんな風にメダカ池を眺めてる自分みたいだなあ・・と思って(美人は違うけどね
蛙好きでもあったという暁斎の描く蛙がまた可愛いです。
河鍋暁斎記念美術館にいつか行きたい。

   
帰りに本まで買ってしまったよ
本展では展示はなかったですが本には春画なども掲載されていて、
春画と言えば新聞や雑誌などに時々紹介されてるような画しか知りませんでしたが、
あまりにすごくて思わず凝視(□□)してしまったわ~(笑)

    
   「鳥獣戯画 鼠曳く瓜に乗る猫」
鈴をつけられたお猫さまが空威張り(笑)
人が死んで朽ちていく様子を描いた絵や血みどろの生々しい絵などがある一方で
こんなユーモアあふれる絵も(^m^)


GWの美術館巡りは予定になかった河鍋暁斎に一番心を鷲掴みにされて終了となりました


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美術館巡り~上野編

2018-05-10 16:37:20 | 芸術・芸能・漫画

ゴールデンウイークは旦那を誘い2日間使って
美術館・博物館巡りをしてきました
見たい企画展がいくつかあったのです。

1日目は上野です。


①国立科学博物館
   特別展「人体ー神秘への挑戦ー」
    人体の構造と機能を解説する     ~6月17日迄
   
 自らを生かし、動かすものの仕組みを理解するために、人類は多くの挑戦を重ねてきた。本展は、人体の構造と機能を理解しながら、ルネサンス期以降の先人たちの飽くなき探求の歴史と功績、そして最先端の研究に触れることができる「人体展」の決定版である。人体研究の歴史は、科学の発達の縮図。最も身近でありながら、最も奥深い、人体の世界を紹介する。(チラシから)

山中伸弥教授とタモリさんが司会をしていたNHKの番組シリーズ「人体」。
新たな発見ばかりでとても面白く見ていたので是非とも行って見たかったんですよね。

   
レオナルド・ダ・ヴィンチの人体解剖図や最初期の顕微鏡、精巧な人体模型のキンストレーキなどみどころいっぱい。
本物の動物の内臓の違いや人間の脳や内臓の展示もあります。
(人間のものは苦手な人は目に入らない構造になっています。)
私的には実際の人間の内臓を模した消化器官の模型が興味深かったです。
口から入って肛門から出るまで、当たり前だけど一本道なんだよな~と。

しかしやっぱりなんだかんだってグロいので、
見ているうちにだんだん胸のあたりが気持ち悪くなってきてしまいました(><)
もういいかな~・・と思い始めたあたりでNHKの「人体」コーナーに入りました
放送で使った模型などが展示されています。
   
レゴで作られたタモさん人形が!
あ~ホッとする~

ネットワークシンフォニー
   
「疲れた、しんどい」「ごはんが来たぞ!」
私たちの体内で臓器たちがさまざまなメッセージ物質を出してやり取りをする様子が表現されています。
それぞれの臓器からパーッと光のメッセージ物質が飛ぶ様子がすごく綺麗でした

それにしても、これまでは、脳がすべての指令を出していると思われていたものが、
最新の研究では各臓器同士がさまざまなメッセージ物質をだしてやり取りをしていることがわかってきたそうで、
あらためて、すごいな臓器


②国立西洋美術館
   プラド美術館展
    ベラスケスと絵画の栄光     ~5月27日迄
   
 マドリードにあるプラド美術館は、スペイン王室の収集品を核に1819年に開設された、世界屈指の美の殿堂です。本展はディエゴ・ベラスケス(1599-1660年)の作品7点を軸に、17世紀スペインの国際的なアートシーンを再現し、プラド美術館の魅力をたっぷりとご覧いただきます。(チラシより抜粋)

   
今年初め、ヨーロッパ王朝に関する本を読んでまして(それはまた後ほどupしたいと思います。)
その中でもこの17世紀スペインの時代辺りがとても興味深く、
それはひとえに宮廷画家であったベラスケスの描いた絵の影響大であり、
ここは是非ともベラスケスが見たい!との一心でお出かけ。

表紙は「王太子バルタサール・カルロス騎士像」。
この人が生きていればまたスペインの歴史が変わったのでしょうが・・。

「狩猟服姿のフェリペ4世」。
ベラスケスの手ではないけれど「甲冑姿のカルロス2世」など見れてよかったです。


③東京藝術大学大学美術館
   東西美人画の名作
    上村松園《序の舞への系譜》     ~終了
   
 このほど、近代美人画の最高傑作である上村松園(1875-1949年)《序の舞》(重要文化財)の修理が完了し、本展にてはじめて一般に公開される運びとなりました。本展では、江戸時代の風俗画や浮世絵に近代美人画の源流を探りながら《序の舞》に至る美人画の系譜をたどります。(チラシより抜粋)

彼女の代表作でもある《序の舞》が経年劣化部分を修理され公開されているというのでこれは観なければ!
松園の描く凛とした女性像が大好きなのです。
男性が描く女性像とは何か違うんですよね。
じゃあ、女性画家が描いたのと男性画家が描いたものを並べたら識別できるのかと言われたら困るんですけれども

   
松園の描く女性は凛として気高くしかしまた厳しい・・。
何が厳しいのか具体的にはうまく表現できないけれど、私には内面が絶対無理だと思える。
だからこそ憧れるのかな?
気持ちがキリリと引き締まった気がしました(^^)「気」がね

旦那が、なんでこういうのっていつも「美人画」なのかな?とポツリとつぶやいてました(笑)
たまたま別のところで見た本に「醜女(しこめ)画」というのがあって、
醜女の代表格がお多福なんだそうです。
でもお多福さん、可愛いと思う。


~2日目に続く



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平成30年 お年玉切手シート

2018-01-22 15:19:42 | 芸術・芸能・漫画

毎年恒例、お年玉切手シート!
今年は戌年
なんとしても当たりたい
ひと際気合が入るじゃあありませんか(←気合でどうなるものでもない)

   
昨年に引き続き今年も旦那宛てと私宛1枚ずつ当選。
切手シート2枚貰ってきました


今年のデザインもめっちゃ可愛い
それに背景にはさりげなく昨年の切手シートのデザインの鳥ちゃんが額縁になってたりして♪(^m^)
昨年の酉年に敬意を表しつつ、遊び心も素敵素敵

   
   ↑昨年の切手シート
同じ人のデザインなんですね。

   
しかも!
斜めから見ると、なんとキラキラのラメのお花の模様が見えます
お札みたいな透かし入り!?
初めての試みではないかしら??
ますます可愛い

わ~来年もこのデザイナーさんがいいなぁ~♪

鬼に笑われてしまう
だって来年はイノシシ。
酉や犬はもともと可愛いけど、イノシシって難しそう・・・
このデザイナーさんだったらイノシシをどんな風にデザインするのか見てみたい~

いやしかし、今年はドッキリしたわ~~~。
   
ま、まさかの1等当選

   
・・・・・
だよね~だよね~そんなもんだよね
ああ、10万円~


※合わせて「私の地味で地道できらきらのお年玉切手シートコレクション」更新しました(^^)

コメント (6)
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私の地味で地道できらきらのお年玉切手シートコレクション 

2018-01-22 15:18:16 | 芸術・芸能・漫画

「私の(地味すぎる)お年玉切手シートコレクション」(→2009/01/31)改訂版です。*

※2018.01.22 更新しました。
※2017.01.17 更新しました。
※2016.01.21 更新しました。

小学生の頃から続いている私の地味で地道なお年玉切手シートコレクション。
昔は“集めるのは自分宛の年賀の当たりのものだけ”
・・・なんてつまらないコダワリを掲げていた為ところどころ抜けている年がありましたが、
それを見たブログ友さん達が抜けている年分を譲ってくださり、
今年平成26年から遡ること昭和52年まで、なんと欠けなく繋がってしまったのです~!

当選発表の季節になると当たったかな?と気にかけていただき(;;)
私の地味なお年玉切手シートコレクションが、
いつの間にかきらきらのコレクションに変貌していました。

いただいた分を前の記事に追加しようかとも思ったのですが、
せっかくなので近年のお年玉切手シートも含めて新しく編集し直しました
画像も大きくしました。


それでは
   私の地味で地道できらきらのお年玉切手シートコレクション 

いってみよう~~~(長いよ!)

新しい年順(年度の後ろの※印は譲っていただいた切手シートです^^)

平成30年(2018年)
   
   昨年を超えるお気に入りに
   斜めからみるとキラキラのラメ透かし入り!

平成29年(2017年)
   
   
歴代のデザインの中で一番のお気に入りに
   
なんと初の切り抜き透かし模様入り!

平成28年(2016年)
    

平成27年(2015年)
    

平成26年(2014年)

   

平成25年(2013年)
   

平成24年(2012年)
   

平成23年(2011年)
   
   この兎ちゃんもお気に入り

平成22年(2010年)
   

平成21年(2009年)
   

平成20年(2008年)
   
   平成20年のものだけ特別豪華です。サイズも大きいし。
   郵政民営化で気合入ってたのかしら・・・。

平成19年(2007年)
   

平成18年(2006年)
   
   この渋い感じもたまにはいいな~♪

平成17年(2005年)
   

平成16年(2004年)
   

平成15年(2003年)
   

平成14年(2002年)
   

平成13年(2001年)
   

平成12年(2000年)
   

平成11年(1999年)
   

平成10年(1998年)
   

平成9年(1997年)
   

平成8年(1996年)
   

平成7年(1995年)
   

平成6年(1994年)
   

平成5年(1993年)
   

平成4年※(1992年)
   

平成3年(1991年)
   

平成2年※(1990年)
   

ここから昭和ですよ!

  昭和64年は年が明けてまもなく昭和天皇が崩御されて平成になったので、
  平成元年と言う切手シートはないのよね。

昭和64年(1989年)

      

昭和63年(1988年)

   

昭和62年※(1987年)
   

昭和61年(1986年)
   

昭和60年(1985年)
   
   昭和60年は珍しく縦型です。

昭和59年(1984年)
   

昭和58年※(1983年)
   

昭和57年(1982年)
   

昭和56年(1981年)
   

昭和55年(1980年)
   

昭和54年※(1979年)
   

昭和53年※(1978年)
   

昭和52年※(1977年)
   

今回新しく写真を撮り直したんですが、平成が長いのなんの!
昭和は遠くなりにけり・・・実感でございました。
もっとも私が生まれたのはここからさらに遡らないといけませんけどネ~フフフ


ついでに干支別にまとめてみました(^^)


 



 



 



 



 



 
 


 
 


 
 


  
 


  
  


  



 


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能『夕顔』、狂言『咲華』

2018-01-16 14:42:26 | 芸術・芸能・漫画

先週末、妹と2人で「能」を観に行ってきました
昨年、2人で薪能を観に行った時すごくよくて、また観たいなぁ・・と思っていたんです

   
狂言が野村萬斎さんだったので一度萬斎さんを見たかったというのもある(^^;

番組は狂言が「咲華」、能が「夕顔」。

狂言はわかりやすいのでいいのですが(笑わせてもらいました^ⅿ^)
問題は能です。
始まる前に夕顔について林望さんから解説があり、
それがとても詳しくわかりやすかったので入りやすかったです。
それに今回は舞台の両端にスクリーンが設置してあって、
能の上演中、簡単な解説やセリフの現代語訳などがわかるようにしてあったのでそれもとても参考になりました。

源氏物語「夕顔」は能の番組の中では大きな動きもなく退屈しやすい番組なんだそうです。
でもそこはそれ、私らの世代は大和和紀さんの「あさきゆめみし」を熟読してますからね!
勝手に妄想・・いえ想像が広がっていくので退屈知らずですって(笑)

帰りにこんな本も買っちまいました
   
これでちょっとお勉強しましょう

終わってからの帰り道はなんだかすごく清々しいいい気分でした

装束がすごく綺麗でね。
ああ~あの装束が着てみたい・・・


さて、会場で貰ったチラシの中に能楽堂での源氏物語の公演チラシがあり、
7月公演の番組が六条御息所が主役の番組で、
六条御息所といったら怨念どろんどろんじゃあありませんか!
これは観てみたい!と早速チケット申し込んじゃった
あ~楽しみ楽しみ

コメント (4)
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怖い絵

2017-12-14 16:06:39 | 芸術・芸能・漫画

上野の美術館で開催されていた「怖い絵展」が大人気だったようです。
私も観たかったんですが、どうも人混みの中に行きたくなくて
テレビで怖い絵展の特集番組を見たり、図書館で本を借りて読んだり
展覧会の全作品は見れないけどそれでいいか~と思ってたんですが(どうせ忘れるし)、
少し前に旦那が一人で観に行って図録を買って来てくれました
ありがたやありがたや

   
本物は迫力があっただろうなぁ~!


本の方もおもしろかったわ~。

『怖い絵1』中野京子
『怖い絵2』中野京子
『怖い絵3』中野京子
   
1の写真撮り忘れとった~×

『新 怖い絵』中野京子
   

『「怖い絵」で人間を読む』中野京子
   
今、コレ↑読んでます。

   
怖い絵のコンセプトは絵を「読む」ことなんだそうです。
何の予備知識もなしに自分が感じるままに絵の美しさに浸るという鑑賞方法もある。
私はまさにそれでした。
けど、好きだな~と思う絵はよく眺めるけど眺めるだけなので底は浅い、
好きでもない絵はほぼ素通り。
結果的に絵画展をどれだけ楽しめているのか自分でも疑問でした。
しかし、昔の絵などは、実は絵の中にさりげなく描かれている小物や、モチーフ、
動物などにはそれぞれ象徴する意味があり、絵の補足説明がなされているんだそうです。
これが描かれているからこの登場人物はどういう身分の人だとか、
これが描かれているとこの人は死に面しているのだとか
そういうことを読み解いていくとその一枚の絵から見えてくる背景がものすごく面白い!
もっと早くこの本を読んでいればよかったなぁ~とつくづく思いました。


一番興味を持ったのは子供に焦点を当てた絵で、
17世紀、スペイン・ハプスブルク家では度重なる近親婚の為に、生まれた子供は病弱で次々と早世し、
後継ぎとなる男児をなんとしても生かすべく女の子の衣装を着せ(これは日本でもあった)、
医者や占い師、祈祷師を呼び集め、衣装には魔よけの鈴やら伝染病除けのハーブやらをぶら下げ、
そこまでそこまでもしているのに、衣装の下はコルセットできゅうきゅうに締め付けられていたという。
とうのも、当時は子供は大人のできそこないという認識で子供服という概念がなく
流行の大人物をそのまま小さくした服を着せられていたのだそうです。
ハイヒールを履かされ、蜂のようにウェストをギューギューに絞ったり、
当時は胸が小さければ小さいほど美しいとされていたので(じゅりりんの時代か!)
鎧のようなコルセットでぎゅうぎゅうに押さえつけて、それは乳腺や内臓の正常な発達を阻害するほどだったという。
王子様も女児の衣装の下にはしっかりコルセットを装着されていたそうで
ただでさえ病弱な王子様に地獄のような試練・・・(この王子様も4歳で早世)
そういうものだという時代の認識がなんともやりきれない。

それでなくても赤ちゃんというものは手足を伸ばして布でグルグル巻きにされ、
便も尿も中に垂れ流し、しかも滅多に洗わないものだから感染症にもかかりやすく、
本当に丈夫な子供しか生き残れなかったのだとか・・。
ああ、なんて大変なんだろう・・・。

でも今の時代だって、あとの時代になったら恐ろしい時代になるのかもしれない。
いや、今でも十分恐ろしいか・・・。


   *   *   *   *   *   *   *


さて、12月も中旬。
先週は駅前掃除に自治会館掃除に公園掃除に掃除三昧でした。
自分ちだってろくに掃除してないつうのに
昨日は忘年会、今夜は歳末パトロール(火の用心~と町内を練り歩くやつ)
嫌でも年末を実感させられますわ~。

喉が痛くて咳が出てちょっと風邪気味。
年末に向け慌ただしくなるので悪化しないうちに治さなければ!!

なんてったって、フィギュアスケートの全日本選手権、
二次募集で女子フリーの日が当選したんですよっやった~~~い
妹と見に行きます

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浅田真央・リカちゃん人形セット(フレーム切手付)

2017-11-24 15:08:52 | 芸術・芸能・漫画

随分前に郵便局に予約注文してあった真央ちゃんコスチュームのリカちゃん人形が届きました

「浅田真央・リカちゃん人形セット(フレーム切手付)」
   
“リカちゃん人形スペシャルBOX”と“切手シート”。
切手シートの画像がすごく荒いのはわざとなのかなぁ??

   
スペシャルBOXは真央ちゃんの衣装を着たリカちゃん人形本体とスケート靴、花束がセットになっています
それに立たせる用のスタンドがついています。

   
「こんにちわ!私、真央ちゃん

もったいなくてばらせない
しばらく箱のまま眺めてから取り出してみることにしよう



それにしても・・・。
フィギュアスケート、
怪我で休養していた宮原さんが復活してきてよかったなぁ~♪と安心したのも束の間、
羽生君は怪我するし、ロシアのメドベージェワも足首骨折したとかいうし、
アメリカの選手は拒食症で今期は休養するというし
その前にもロシアの選手が拒食症で引退。
フィギュア界、いったいどうなってるの~~~
みんな肉体的にも精神的にもぎりぎりの状態でやってるんだなぁ・・・(;;)
きついなぁ・・・。
グランプリシリーズもなんかおかしい。
オリンピックシーズンはやっぱり違うのかな?
他国の選手が離脱しても全然嬉しくない。
やっぱりみんなが最高の状態でパフォーマンスを競う姿が見たい。
オリンピックには元気になって戻ってきて欲しい。



あ!そういえば年末の「全日本フィギュアスケート選手権」。
今年の会場は都内でしかもじゅりりん地方からとっても行きやすいところ!
と来れば!
11月初めにチケットの申し込みがあり(抽選)、
私と旦那でそれぞれ男子女子と各自申し込みましたが、
11月半ばに抽選結果が届き二人とも全てハズレ。
全滅でした~・・・ああ・・
いったいどこで当たっているんだろう・・・?

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雨読ー佐藤愛子特集④

2017-10-31 16:16:42 | 芸術・芸能・漫画

10月は雨続きだったので読書
佐藤愛子特集、まだまだ続いとります。


『娘と私と娘のムスメ』佐藤愛子
『わが孫育て』佐藤愛子
    
愛子さんの娘さんとお孫さんを書いたエピソードが大好きで。
大正生まれの愛子さんと超今どきのお孫さんとのずれなど笑ってしまうのです。

『老兵の消灯ラッパ』佐藤愛子
   

『お徳用愛子の詰め合わせ』佐藤愛子
   

『犬たちへの詫び状』佐藤愛子
   
犬のお話も大好きでね。
「犬は犬らしく生きよ!」が愛子さん流ですが、よく言えば自由、悪く言えばほったらかし?
でも彼女と飼い犬の間にはしっかりと通い合っているものがあって、
その辺はうちの実家の犬ハナと母の繋がりにも似たものを感じるんです。
うちの犬も庭で放し飼いですからね
しかも予防注射に連れて行かれるのが嫌で母には絶対つかまりません。
そのくせ、母が畑に行く時は必ずついて来て母が畑にいる間草むらの中で寝ていて
時々顔をあげて母がいるかどうか様子を見る。
そして母が帰るよ~というと一緒に帰ってくる。
ベタベタでないそんな自然さもなんかいいなぁ~と思うのです(^^)

『幸福の絵』佐藤愛子
   
第十八回女流文学賞受賞作。
愛子さんが戦争の為やむなく最初の結婚をした時、旦那さんがモルヒネ中毒で戦争から帰って来て
結局旦那さんはそれをやめることが出来ずに離婚をしたのですが、
その時に2人の子供を婚家に置いて来ているのですが、
どのエッセイを読んでもその子供達の事にはほとんど触れられていません。
子供達はその後どうしたのかなぁ?と、
この本でちょっと触れられているようなことを何かに書いてあったので読んでみたのです。
作中、その娘さんが不意に主人公の元を訪ねてくるところから始まるのですが、
何故訪ねてきたかが最後までわからないのです。
たんに母親に会いたくて訪ねてきたのかもしれませんが、それにも何かきっかけがあるはずで
普通だったら本当はこれこれこうでみたいなことがあると思うのですが、
彼女は本当にわからなかったのだろうなぁ・・と逆に真実味を感じたのでした。

『それでもこの世は悪くなかった』佐藤愛子
   
今年出たばかりの新しい語り下ろしエッセイ集。
自分を形作ったもの、幸福とは、死とは・・・愛子さんの人生論。


あと、終わったものと始まったもの、お気に入りの漫画を何冊か。

『毎日かあさん 卒母編⑭』西原理恵子
   
毎日かあさんもついに最終巻。
最後はちょっと涙が滲みましたよ。
こうでなければいけない、こうあるべきといった常識をぶっ壊してくれるのがいつも気持ちいいです。

『ねこ色保健室①』松本ひで吉
   
舞台は普通の人間の中学校。
「来る者は癒し、去る者も追って癒し、来ない者はつかまえて癒す」
保健の南原(ニャンばら)先生、ウザく大活躍!
作者の「さばげぶっ!」という漫画が好きで読んでたんですが、
作者の作品はとにかく元気がいい!
ニャンばら先生、家政婦の猫村さんと同じような模様してからに(笑)
ツイッターで人気の「犬と猫どっちも飼ってると」シリーズもすごい面白いです(^m^)

『大家さんと僕』矢部太郎
   
お笑いカラテカの矢部太郎さん作の実話エッセイ漫画。
一戸建て二世帯住宅の二階部分に引っ越すこととなった矢部さん。
一階には87歳になる大家さんが住んでいます。
すぐに電話がかかってきたり、洗濯物が勝手に取り込まれていたり、
大家さんとの近すぎる距離感に最初は戸惑いつつも、一緒にお茶を飲んだりご飯を食べに行ったり、
大家さんの話を聞いているうちに次第に大家さんが大好きになっていく。
そんな大家さんと矢部さん、そして周囲のみなさんとのやり取りがなんともほっこり優しい気もちになる漫画です(*^^*)
なにげない大家さんの言葉がまたじーんと染みるのです。

コメント (6)
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