折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

室生寺にて  奈良県宇陀市

2013-10-04 | 大和路点描

弘法大師こと空海が開いたという室生寺

高野山と異なり、古くから女性にも参拝を許したことから

女人高野とも呼ばれるそうです

 

山の中腹を切り開いて建てられたお寺

 

この山門を抜けると...

 

石段・・・

そして、まだ石段...

極めつけは奥院に続く...この気の遠くなるような石段

ここだけでおそらくは300段以上はあったと思います

 

真言密教、修行のために建立されたとはいえ

車社会にどっぷり浸かった中年サラリーマンにとっては

お参りだけでも荒行そのもの

 

それにしても、なんて、縦構図の似合うお寺でしょう!

 

 

ところで、金剛峯寺にしても、この室生寺にしても

人里離れたところ、しかも山を切り開いて建てられている

ここまでしなくても、お寺用地なんてどこにもあったはず...

そんな疑問がふつふつと湧いてくるわけですが・・・

空海さん、お寺用地を探す別の目的があったという説があるそうです

 

水銀の鉱脈探し

これが最大の理由とか

 

当時、水銀は不老不死の薬と信じられていたようで (実はたいへんな猛毒です)

これがたいへんなお金になった

空海さん、唐で修業した高僧ということになっていますが

元々は四国の出身で、そう身分の高いお坊さんではなかった

ところが、水銀の鉱脈探しに優れた知識を持っていて

いわゆるひと山あてたお金で、唐へ私費留学果たし

歴史に残る高僧として名を残したという...

うそかほんとか知りませんが、そんな説もあるそうです

 

 

というウンチクは横に置いといて

縦構図で首が痛くなったところで

ようやくの横構図...このお寺では山門とこの写真くらいのものです

 

夏を思わせる暑い日でしたが

木々の間からこぼれる陽ざしは秋のそのものでした

 

 


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Comments (4)    この記事についてブログを書く
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4 Comments

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Unknown (小太郎)
2013-10-04 23:03:12
300段ですか♪
美しい風景とマイナスイオンで、
疲れは癒して貰えそうですね。
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Unknown (nonkume)
2013-10-05 00:41:37
空海さん、別の目的があったのですね。

私、四国八十八カ所や西国三十三か所巡りしましたが、

お寺は体力にある若い時に行くものだと実感しました。

縦構図のお写真いいですね。
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小太郎さん (juraku-5th)
2013-10-05 08:15:26
おはようございます。

山門と奥院の高低差は100メートルだそうです。
石段の段差を20センチとすると500段。
知らなかったから、登ったものの、次登るには覚悟が必要です。

でも、マイナスイオンだけはふんだんに浴びて、気持ち的には元気になれるかな...
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nonkumeさん (juraku-5th)
2013-10-05 08:19:19
おはようございます

確かに!
寺巡りは若いうちにです。

階段とか塔とか...見上げるものは自然とカメラを縦にしてしまいます...

習性でしょうか(笑)
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