夏を引きずった今年の秋も10月に入った途端、
まるで一気に遅れを取り戻すように高い空が広がり始めた。
ところが今回の空倶楽部。
空が最も美しい季節のはずが、急な季節の進行に着いていけず
相応しい空写真が撮れていない。
とは言え、絶好の空をスルーするのも惜しい。
それで、昨年訪れた三国港の空を蔵出しすることで無理やり参加。
なので「秋の気配」とタイトルをつけたものの実は後ろめたい気持ちもちょっぴりある。
海を見下ろす小高い丘から三国の町と港を展望。
当ブログで紹介することの多いエッセル堤も
いつもとは違う雰囲気で眺めることができるし
潮の流れやエッセル堤の防潮効果も確認できる。
そして、その小高い丘に建つのがこの建物。
龍翔博物館といって地元坂井市の歴史や文化を紹介しているのだが
この特徴的な外観デザインはかつてこの地にあった旧龍翔小学校の外観を踏襲したものだとか。
ちなみに龍翔小学校の設計もエッセル(エッセル堤の設計者)である。
さらにウンチクを重ねるなら、「だまし絵」で有名な画家エッシャーの
オランダ語読みはエッセルで設計者の息子だそうだ。
さて。
今日は月一度のお題の日で「鉄塔のある空」
火力発電所の煙突に4基の風力発電機。
さらに送電塔が2本。
「どうだ!」と言いたいところだが...。
これまた「蔵出し」。後ろめたくもクリア。
「9」のつく日は空倶楽部の日。