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じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭 金光大阪

2020-11-07 19:09:32 | 高校サッカー
✳️守備
大阪桐蔭:敗けたとはいえ1失点ですからよく守ったと思います。後半立ち上がりの失点は密集のなかでゴールを決めた相手選手を褒めるべきと思います。一瞬の隙を突いてと解説者は言われてましたが大阪桐蔭が隙を見せたようには思えませんでした。
金光大阪:相手にボールを支配されたなかでよく無失点に抑えたと思います。先制点の効果にも見えました

✳️攻撃
大阪桐蔭:敗因はこちらにありと思います。攻撃を組み立ててゴールを奪う力がなかったように見えました。
金光大阪:ボールを支配する力が足らないためどうしても得点力は落ちてしまいますが、この日の虎の子の一点は泥臭いものでしたが選手権予選らしい見事なものでした。

✳️大阪桐蔭
コロナ禍で例年より試合数が大幅に少ないながら例年以上に印象に残る好ゲームが多かった世代だけにここで見納めは残念です。興国とのつぶしあいを制し東海大仰星が足元巣食われ同校に大会の流れがきたかと思われただけに尚更です。大会全般通してプリンスリーグでの戦いぶりがそのまま出ていたように思います。ボールを支配する相手に踏ん張る力は強いが自分達で組み立てる力は弱い。それがそのままこの大会にも出て見えました。課題もありましたが単に強いだけでなく記憶に残る好世代だったと思います。下級生世代は分厚い体をした選手やゴール嗅覚に優れた選手が多く残ります。キーパー次第では、現チームとはまた違った魅力的なチームになる可能性を秘めているかと思います。選手層がどれだけ厚くなるかもポイントかと思われます。

✳️金光大阪:プリンスでは下位だが割りと分厚いからだをした選手が多く、選手権予選でも戦えるかもしれないと感じた通りに決勝進出。主力二人を欠いての決勝進出は値打ちあるものであり主力二人を決勝にはというのがあったからこその勝利だったとも言えるかと思われます。決勝での勝利の鍵はカウンターからいかにハイスコア勝負に持ち込むかかと思われます。





興国 大阪桐蔭

2020-11-01 09:17:30 | 高校サッカー
✳️守備
興国:1点に抑えた要因はひとえにボール支配率の高さ。相手の攻撃を、特に後半は単発に抑える。前半の失点は間接フリーキックだからゴールに向かっては蹴りこんでこないと決めつけて見え、それがゆえに相手より一歩遅れて見えました。そのきっかけになる間接フリーキックを与えた軽微なファウルが命取りに。
大阪桐蔭:相手のポゼッションに対して前からいけず常に自陣まで持ち込まれてしまい、それがゆえに特に後半は幾度となく危ない場面もありましたが無失点に抑える。GKのセービング能力やGKとCB陣の連携力のたかさ、相手のシュートスペースを消し続けた集中力の高さが光りました。

✳️攻撃
興国:序盤こそ相手に寄せられた中でもシュートを放つ積極性と決断力が光りましたが先制されてからは終始攻め続けるもゴール前で慎重になりすぎしまいには相手に跳ね返される場面が目立つ。これは同校に限ったことではなく先制されるとどうしてもそうなってしまうもの。サッカーというスポーツにおいて先制点がいかに大事かを改めて思い知らされた、同校のこの日の攻撃だったと思います。
大阪桐蔭:圧倒的にボールを支配されセカンドボールもなかなか拾えず。苦しい展開のなかでの前半の虎の子の一点は、右SB深澤選手のクロスの精度の高さ、そこに見事にヘッドで合わせたボランチ西山選手によるもの。相手の一瞬の隙を見逃さなかったように見えましたが実際は⁉️

✳️興国:巧くて強い選手を揃えた、Jリーグ内定者を4人も輩出したチームならではの負けかただったと思います。巧く強いがゆえにどうしてもボールを長く持ってしまう。自分で何とかしなきゃと責任感が過度に働いてしまうものと思われます。こうした選手たちの球離れが良くなれば、額面通りに勝ちきれるかと思われます。冬の選手権予選の優勝候補の一角であったことに変わりはなく、全国でてれば間違いなく勝ち進めたと思います。旗も期待できたかと。


✳️大阪桐蔭
ヌヴェール戦同様好ゲームを制す。結果出てから言うのは卑怯ですが勝つとすればロースコアかと思ってました。優勝候補同士の潰しあいを制す大きな一勝を手に入れる。準決勝の相手は金光大阪。優勝候補仰星との打ち合いを制し波に乗る。ポゼッションサッカーの相手には苦しむもそうではない相手には爆発力を見せているだけに抜き差しならない相手。分厚い体をした選手が多くフィジカルコンタクトは強そう。大阪桐蔭が今年の特徴である組織ディフェンス力の高さ等で同校の爆発力を封じることが出来れば、決勝への視界が開けてくるかと思われます。背番号からして本来は二列目の選手ながらFWで起用されることの多い西選手、この選手大学などを経由か全国出ればひょっとしたら高卒でいきなり、J1からの指名を受けるかもですね。フィジカルコンタクトの強さと決定力がそう感じる理由です。








大阪桐蔭 東海大仰星 履正社 阪南大高

2020-10-18 07:16:50 | 高校サッカー
✳️守備
大阪桐蔭:相手の前線の選手の動きや強さを捉えきれず危ない場面もありましたが無失点に抑える。GKのセービング能力やGKとCB陣への首脳陣の信頼の高さを選手交代に感じました。
東海大仰星:蹴り合いになった影響からか前線や中盤のプレスがやや甘く見えたのは気になりましたが最終ラインの寄せの激しさは例年通りでした。それがゆえの致命的なファウルに御用心といったとこかと思われます。
履正社:余裕がありましたが時折見られた軽さは気になりました。ハイプレスに御用心かもですね。
阪南大高:守る場面がほとんどなかったので参考程度ですが、例年のようにフィジカルを前面に押し出して捕りにいくのではなく、足元で捕りにいく場面が多く見えました。

✳️攻撃
大阪桐蔭:1点に抑えられた要因はセカンドボールを拾えなかったから。前線の寄せ、そこからの中盤の予測、反応、単純に運動量には課題が残ったと思われます。終盤の決勝ゴールは中盤左サイドからの弾丸ロング。得点が欲しい場面で距離があるなかスペース逃さず瞬時の判断で放ったシュートは、結果はもちろん内容的にもスーパーゴールでした。
東海大仰星:ボール持ったら迷わずゴールめがけて蹴っ飛ばす。シュートレンジに入れば少々無理目でもどんどんシュートを放つスタイルは健在。
履正社:自陣でのテンポ良いパス回し。敵陣でのギアチェンジ等見るべきものがありました。シュートレンジでのシュートの決断力とその精度も高かったです。
阪南大高:例年のようにハイプレスからのショートカウンター一気ではなく細かいつなぎが例年以上に目立ちました。小気味良いパスワークで球離れが良かったです。ボランチ8のシュートの決断力とその精度の高さ、FW9の強さなどが印象に残りました。

✳️大阪桐蔭
1位とはいえ大阪の2部リーグでの話の相手にひやひやの1-0は、結果だけ見ればもの足らないですが、相手のヌヴェールが想像を超えて良かったです。確か今期は大阪の無名校からJリーガーが出てた記憶がありますが、ひょっとしてらこの日の相手の10番かもですね。ちなみに大阪桐蔭のBがリーグ戦でここに同じく1-0。この事からそれだけ今期の大阪桐蔭は選手層が分厚いと言うことが推察されるかと思われます。課題はありますが、総じて見れば決して悪くなかったとも思います。要はこの日は好ゲームを制したということかと思われます。

✳️東海大仰星
手こずる時間帯もあったものの危なげなく勝利。旧チームほどの雰囲気はなくじゃっかん細目にも見えますが近くで見るとやはり各選手しっかりした体格。やはり今期も優勝候補の一角にかわりなし。

✳️履正社
一言で言えば洗練された好チーム。全国に行けるかどうかは、手堅さ、泥臭さといったものも今後感じられるかどうかかと思われます。

✳️阪南大高
例年よりやや小粒に見えましたがそのぶんテクニックが例年より目立って見えました。小柄な下級生らしきバランサー13が強敵相手でも機能するかどうかが、浮沈の鍵かもしれません。

✳️興国は観れてませんが完勝のよう。例年優勝候補の中でこの時期に仕上げることが出来ず結局ドボンという学校が一校出てくるものですが今期はこの日見る限りではどこもしっかり上げてきて見える。よって今期は例年にも増して激しい優勝争い、熱のこもった力勝負が期待できるかと思われます。

男子高校サッカー冬の全国選手権大阪府予選展望

2020-10-09 11:02:56 | 高校サッカー

※本命

興国、大阪桐蔭、東海大仰星、履正社、阪南大高

※対抗

金光大阪、大阪学院、関大一、近大付、大産大附


順当ならまず潰しあう興国と大阪桐蔭

※興国: 今季も浪速のバルセロナは健在。初の全国選手権出場を果たした旧チーム以上の上質のポゼッションサッカーを展開。前線等の決定力が増してくれば、2年連続の選手権出場も十分可能。それだけでなく、Jリーグ内定者4人を出すチームとして、注目を浴びる存在になるであろう。

※大阪桐蔭:プリンスリーグではユース2チームを撃破。組織ディフェンスが光り例年とは違い相手にボールを持たれた時の戦いに強さを見せる。一方で例年の同校の持ち味であるポゼッションサッカーには課題が残るかと思われ、伏兵に足元をすくわれた旧チーム以上に、その危険性も潜む。初戦の相手は無名校ながらここまで力強いスコアで勝ち上がり、Jリーグ内定者も輩出しているヌヴェール。厄介そうな相手をどう凌ぐかで、同校の仕上がり具合が測れるかも知れない


順当なら上記2校を準決勝で迎え撃つことになる東海大仰星

※東海大仰星:見る限り昨年ほどの雰囲気は感じないが、プリンスリーグで首位を独走。今期も激しく泥臭く、相手を削りにいく。同じゾーンにはプリンスリーグでは苦しい戦いを強いられるも選手一人一人の体の強さは感じる金光大阪、U18大阪1部リーグで上位の大阪学院、関大一といった伏兵が多数入る。これらの網をくぐり抜けることができれば、仮に先に挙げた優勝候補2校が順当に潰しあってくれてれば、決勝進出に向け優位かと思われる。


比較的クジに恵まれた履正社、阪南大高

※履正社:今期未見だがプリンスリーグでユースチームを向こうに回しても上位に入った同校は、間違いなく優勝候補と言えるであろう。同じゾーンにはU18大阪1部リーグで上位に入った近大付属が、まずは難敵となりそう。このブロックは名門の関大北陽、昨年大阪桐蔭相手にジャイアントキリングを演じた東大阪大柏原が既に敗れており、波乱含みとなっている。

※阪南大高: 見る限り昨年ほどの迫力は感じないが、プリンスリーグでは今期も上位をしっかりキープ。同じゾーンにはプリンスリーグでは厳しい戦いを強いられるも、一人一人のフィジカルはしっかりしてる大阪産大付属が入る。優勝候補にひと泡吹かせる力は、ある。


※大阪の高校サッカー界を制するにはプリンスリーグで上位に位置する、もしくはU18大阪1部リーグで首位を独走していることが条件かと思われ、プリンスリーグで中位以下かU18大阪1部で上位争いをしている位で力は伏兵クラスと言えるかと思われる。伏兵クラスに勝ち切る力はないと思われるが優勝候補を奈落の底に叩き落とす力はあるかと思われ、この伏兵の動向が、優勝争いを大きく左右するかと思われる。このことから

高校サッカーのトーナメント戦はくじ運と巡り合わせのスポーツかと思われ、いかに優勝候補同士の潰し合いを避け続ける事が出来るかが優勝への鍵かと思われ、これでいくと今回は順当にいけば興国と大阪桐蔭はやや不利な状況にあるも仰星がコケてくれれば俄然優位な状況になると言えるかと思われる。いずれにしても優勝候補はとにかくまずは伏兵に足元をすくわれないこと。その上で対岸の火事にどこが出会えるかどうかといった運の要素も、優勝争いを大きく左右するかと思われる。


最後に

何故先に潰し合った優勝候補は不利か。何故迎え撃つ側に回る方が優位か。あくまで推察に過ぎませんが、サッカーという点の入りにくいスポーツで、なおかつ運動量の多いスポーツは1試合毎のスタミナの消耗が体のみならず心の面でも大きいスポーツかと思われ、それが強いとこが相手だと尚更であるからかと、思われます。




大阪桐蔭 大阪学芸 大商学園 追手門学院

2020-09-26 14:25:46 | 高校サッカー
✳️大阪桐蔭
第1節の手痛い引分けで後がなくなった中迎えた第2節の学芸戦。浮沈のポイントかと思われた球際への執念、序盤こそ相手に押され特別それは感じずもそこを凌いでほぐれたか、以降は随所にそれが見てとれるように。前半20分の先制ゴールはFW13のCKが直接入ったもの。これ、100%狙ったわけではないでしょうがたまたまというわけでもない。そんなゴールに見えました。ゴールに向かっていくボールをキーパーの背後に蹴る。そういう意識で蹴り、狙い通りのキックになり、それが最高の結果に結びついたように見えました。枠を捉えたボールを見て触るのを止め相手にも触らせまいと、密集の中の選手がして見えましたので、その通りだとすれば、まさにみんなで獲った価千金の決勝ゴールだったことになります。これで最終節で引き分けでも関西大会に進めることに。先に行われる試合で追手門が引分け以下に終われば負けても関西大会にいける。優位な状況になったとはいえ最終節の相手は強敵大商学園。一点獲れるかどうかかと思います。となるといかに守備で頑張るか。追手門の結果、自身の試合展開次第では、引分け、もしくは僅差での敗けも戦略的に意識した戦いが必要になってくるかと思われます。その時は、これまで経験したことのない?神経の集中が求められることになるかと思われます。

✳️大阪学芸
序盤はボランチ10が寄せられた中で精度の高い強烈なシュートを浴びせるなど、新人戦で見せた攻守に最後まで貪欲な姿勢が見て取れたが、序盤の流れで先制点を奪えず逆に相手のスーパーゴールで思わぬ形で後手に回ってからはなかなか思い切りよくシュートが打てず。後半3トップにしてより攻撃的な布陣を敷くも、開始早々に先制ゴールを決めた相手13番に強烈なミドルを喰らい失点には至らずも攻撃の意欲をそがれ守備に意識を増やさざるをえなく見える。以降攻撃が様にならず守る時間が長くなり、終了間際に決定的なチャンスを迎えるなどようやく自分たちの流れに戻すも遅きに失して見えました。これで2連敗、よもやの最終節を待たずして全国への道を絶たれる。ですが皇后杯出場のチャンスがまだ残されている。最終節はその結果が出てから追手門学院と。もし皇后杯も逃すとその試合が主要大会では最後の試合?になるため当然勝ちにいくと思われますが、もし皇后杯出場を決めてればこの試合をどう位置づけるか。この学校の動向が、この大会の最終結果全体に影響を与える可能性も、無きにしもあらずかと思われます。

✳️大商学園
新人戦の時以上に体の分厚さ、体の芯の強さを感じる体格をした選手が多く感じ、その時以上に安定感という点では歴代でも屈指のものがあり今期も力は全国クラスであるという印象がより強まって見えました。新人戦の時同様ポゼッションサッカーは健在。ただ、早々に大勢が決し、後半はメンバーを大幅に入れ替えた影響もあってか、ゴール前の競り合いへの不安は、新人戦の時同様残って見えました。これで今年も関西大会進出決定。最終節の相手は例年以上に体格のしっかりした選手を揃える大阪桐蔭。1位で関西大会へ行けるかどうかは、そうした相手を向こうに回しても、ポゼッションサッカーで相手の網をかいくぐれるかどうかかと思われます。

✳️追手門学院
第1節では不利かと思われた相手に参考PKこそ負けたとはいえ打ち合いに持ち込んで価値あるドロー。この日は強敵相手に前半で大差をつけられるも後半はカウンターがはまり1点返しただけでなく、敗れるも得失点差を致命的なものにしてしまうことは後半の踏ん張りで防ぐ。下馬評を覆しての関西大会進出に向け、先に試合をしないといけない不利も含めて厳しいながらも可能性は残す。逆転で関西大会進出を果たすかどうかの鍵は、これまで2戦のようにカウンターがハマるかどうかかと思われます。

今季はコロナの影響か大商、学芸が勝ち進んでる皇后杯関西大会と日程が重なったことが、この両校が初戦で相まみえる日程に変更になったことなど、選手権予選のここまでの結果にも影響を及ぼして見えます。最終節もその影響が結果に反映されることは十分に考えられ、関西大会進出残り1枠の争いにいたずらをすることもあり得るかと思われます。運も実力のうち、かと思われます。