旅の恥は上塗り EX

日帰りから泊まり
尚且つ
鬼有名所からウルトラマイナースポットまで
九州(主に北部)を拠点に
ダラダラ動きます。

リョーマの休日 ⑪「ド天然」

2018-09-09 | 絶景

お腹いっぱい
魚を堪能したあとは
再び「四万十市」へ戻ります。






「四万十川」です。

四国最長の川で
「日本三大清流」のひとつです。

本流に大規模なダムが
建設されてないことから
「日本最後の清流」とも呼ばれます。

一度この目で
見てみたかった川です。


ここで昼ごはん。





「四万十屋」です。


「四万十川」と言えば
うなぎと言うことなので。
しかもここでは
天然のうなぎが食べれるそうで。


1階はお土産屋さんぽく
お食事は2階です。





ここはいつも混雑するそうなので
平日のお昼前で時間を
ズラして来ました。





なので2組くらいしか
お客人は居ませんでした。



かと思いきや
10分もしないうちに
どんどんクルマが入ってきて
あらよあれよと満席に。

あぶあぶ。





早めに来たおかげで
テラス席ぽいところに座れました。

ここは「天然」と「養殖」を
選べるようになってます。
値段も1,000円以上違いますが
せっかく来たので
「天然」のうな丼を注文しました。





高知県内でよく見かける
キリンビールの広告(看板も)。

「たっすいがは いかん」

たいして気にもしてなかったですが
トドメのようにここにもあるので
調べてみたところ
もちろん土佐弁ですが
「たっすい」は
「弱い」とか「頼りない」「薄い」と言う
意味があるそうで直訳すると

「弱いのはダメ」やら
「頼りないのはいけん」みたいな。

これが
ビールの広告なので

「キレのないビールはいかん」
「パンチの効いてないビールはダメ」

的な感じでしょうか。





御託を並べてるうちにうな丼登場。

この辺も関西風なので
蒸してなく特別ふわふわではない。
しかしながら
蒸してもないのに身が厚い。

しかも身の密度がスゴい。
箸で切るのに
アイアンクローでお馴染みの
「フリッツ・フォン・エリック」
並の握力がいる。

正直
どっちもそこまで変わらないかなと
思ってましたが

いやいやいやいや!

予想してた天然ならではの
泥臭さも感じられないし
蒸さずに焼くので多少の
パリッと感があるんですか
四万十のうなぎは脂が強いのか
表面に浮きでてしっとりしてます。

それが全くイヤな感じではなく
その方がドンドンいけそう。


この僕のバカ舌をもってしても
この違いは
一目瞭然、明明白白、旗幟鮮明です!

いやぁ、ゲロうま。
ごちそうさまでした。




美味し過ぎて
魂抜かれた感が否めませんが
お腹もいっぱいになったところで
これから
愛媛県の「宇和島市」に向かいます。

「宇和島」までは
この「四万十川」沿いを走ります。

「四万十川」も結構長いので
たくさんの橋が架かってます。

その中に47ほどの
「沈下橋」があります。

「沈下橋」と言うのは
川の増水時には水面下に
沈んでしまう橋のことで
欄干もほぼありません。
あってもバリ低です。

全国各地に見られますが
わりと有名なのは
四万十川流域と大分の龍頭橋です。

因みに「龍頭橋」は
日本最古の石造沈下橋と言われてます。


さぁここからはマニア向けwww

題して
「四万十来たらここは行っとけ沈下橋五選」

沈下橋5連発です。


先ず1つ目は





「佐田沈下橋」

沈下橋の中では超有名です。
最も下流にあり最も長い橋です。
8月には沈下橋の
ロウソク点灯があるそうです。



2つ目は





「三里沈下橋」


四万十川を周遊する屋形船の
「三里乗船場」が近くにあるので
橋の下を屋形船が抜けたりします。
絶好の被写体を得ることが出来ますね。



3つ目は





「高瀬沈下橋」


ここは四万十川47の沈下橋で
3番目に長い橋です。

初夏にはゲンジボタルが
見れるそうです。



4つ目は





「勝間沈下橋」


ここは橋脚が3本ある
珍しい沈下橋です。

映画「釣りバカ日誌」の
撮影現場としても有名らしく
多くの釣り人に人気みたいですね。



最後は

「岩間沈下橋」なんですが





ん?


少し戻って遠目で見てみると





ぎょえ~~~!


通られんやないか。

ここは写真やポスター等で
よく見るらしいです。
多分多くのCMとかにも
使われてるんでしょうね。


後で調べたところ
去年の秋頃に橋脚9本のうちの
1本が1mほど沈み
路面部分がVの字に
浅く折れ曲がってたらしいです。
それからずっと通行止めみたいです。

その当時の写真を見ましたが
これは恐ろしいぃぃぃ!

今までの4つの沈下橋を
全部往復で通ってきただけでも
スリル満点だったのに
そんなの聞いたもんだから
しかぶってしまいそうでした。

でも
その件があり
他の殆どの沈下橋の点検を
したらしいのでチョイ安心。

なおったらまた来よう。





なんだかんだ言いながら
「宇和島市」へ突入。

「宇和島駅」より
ほど近い場所にある「宇和島城」へ。





市指定有形文化財の
「桑折氏(こおりし)武家長屋門」を
くぐり天守へ向かいます。





左は急階段だが300m。





右は緩い坂道だがその倍以上。







・・・・・・。



階段だな。
石段なんて余裕ですよ。
なんせ三千・・・








石段の方は





井戸がありました。
こう言う井戸ってコワイですよね。





ここを登りきると「三之門跡」です。

ここまで激烈急階段でした。
ヒザ笑っております。

ようやく着きました。





「宇和島城天守」です。

そんなに大きくありません。
香川の「丸亀城」よりも
ひと回り大きいくらいかな?(多分)


もちろんここでも靴を脱ぎます。








「高知城」と違い野晒しですwww





では参ります。





甲冑や豪華そうな金屏風が
展示してありました。


築城家としても名高い武将
「藤堂高虎」が1601年によって
築かれました。

「島」と言う名前が付いてるので
大半は海に面し堀もありましたが
現在は埋め立てられてます。

1615年に
「伊達政宗」の長子「伊達秀宗」が
入城してからは
伊達家代々の居城となりました。

そう言えば
どっかで見たような甲冑でしたね。


「宇和島城」の特徴であり
築城の名手「藤堂高虎」が手がけた
城ならではの工夫や築城技術を
今に伝えてるのが「外郭」です。

城を上から見ると
不等辺の五角形をしています。
これは
的に四角形の城だと錯覚させ
死角を作るための造りだそうです。

言われてみれば
歪な五角形ですよね。






一番上から見た景色です。

この天守は
ベランダ的なものが無いので
外には出れませんが
それでも
どの城もそうですが
天守から観る眺めはサイコーです。

































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