旅の恥は上塗り EX

日帰りから泊まり
尚且つ
鬼有名所からウルトラマイナースポットまで
九州(主に北部)を拠点に
ダラダラ動きます。

大隅の隅から隅 ⑫「スモーク オン ザ ウォーター」

2019-05-20 | 絶景

「鹿児島神宮」から約5分。


「天降川」沿いにあるお菓子屋さん





「徳重製菓とらや 霧や櫻や」へ。

創設明治十七年だそうです。

「霧島」をコンセプトに
特産品を活用した霧島ならではの
和洋菓子が揃ってます。

この外観からは想像もつきませんが
昨年リニューアルしたそうですよ。
納得。(´∀`)





10階建てみたいに見えますが
後ろにマンションが写ってるだけで
店舗は2階建てです。

2階はカフェですね。


ここに来た目的は
ネットでなんか美味しそうなもん
ないかな的に物色してたら
ここを見つけたんですよ。

そしたら
「生かるかん」「生サブレ」etc

もう
僕の胃袋の食いしん坊将軍が
大暴れです。





「生かるかん」です。

黄色「橘かん(蜜柑餡)」
紫色「霧かん(漉し餡)」
桃色「櫻かん(櫻餡)」

ご丁寧に一種類ずつ入ったのが
あったのでそれをゲット。

「橘かん」も「霧かん」も
美味しかったですが
やはり「櫻かん」が優勝でした。

開封した途端に桜餅のような
オイニーがフワッとしてきます。

白あんに桜の葉が
混ざってるそうです。
僕の為にあるようなお上品な味です。



ここで疑問が。

「かるかん」と「生かるかん」

何が違うんだ?( ̄▽ ̄)


「かるかん」は「軽羹」と書き
諸説あるようですが
「軽い羊羹のようなお菓子」
と言うのが有力みたいです。

鹿児島県をはじめとした
九州特産の棒羊羹の形をした和菓子で
かるかんの歴史は古く
300年以上前に現在の鹿児島県にあたる
薩摩藩で誕生して藩主への食事にも
出されたそうですよ。

かるかんの原材料である自然薯(山芋)が
薩摩藩内で育ってたことや
当時高級品だった砂糖も
奄美・琉球地方に近く
比較的手に入りやすい地域
だっということもここで発祥した


理由でもあるようですね。

作り方としては
鹿児島県にその昔からあった
「ふくれ菓子」と言う
蒸しパンの製法を
参考にしたと言われています。

それに餡子をぶち込んだ
「かるかん饅頭」も有名ですよね。


むーん
ふくれ菓子おそるべし・・・。


しかしながら
最初に「かるかん」を食べた時は
衝撃でしたね。

それまで「かるかん饅頭」しか
知らなかった僕は
餡子好きにもかかわらず

餡子も入ってないのになんで
こんな美味しいんじゃ!(゚д゚)

まったく以て
センセーショナルでした。





一方
「生かるかん」はと言いますと

現代人の感性に合うように
独自の工夫で創られたもの。

霧島の天然名水と
厳選した地元特産の自然薯を使って蒸し
更に
天然名水で炊き上げた餡を包み込んだ
「徳重製菓とらや」オリジナルの
商品のようです。


なんか
ざっくりとしかわからなかったですが

美味しいからいっか。( ̄▽ ̄)

因みに
「徳重製菓とらや」と
東京の「虎屋の羊羹」は
全くの別会社だそうです。



まだあります!





「生サブレ」と「栗満天」


「生サブレ」は
うっすいクッキー生地で
チョコレートを包んで焼いてます。

霧島茶を練り込んだものや
ホワイトチョコなど
クッキーとカステラの中間のような
食感と書いてありましたが
僕はそうは思いません!

わかり易く言うと
「カントリーマアム」か
「しっとりクッキー」を
薄っぺらく伸ばした食感でした。

このホワイトチョコのヤツが
激烈に美味しかったです。
個人的にホワイトチョコが
好きなのもありますが。


「栗満天」は説明書きによると

大粒の栗を丸ごと白あんで包み
更に生地に包んで焼き上げた後に
表面に黒砂糖風味の羊羹を
あしらった贅の限りを尽くした栗饅頭

とありました。

おっとー!
ここでも出ました羊羹コーティング。

ラビットパン思い出しますねー。

鹿児島は
そう言う文化なのか?

なんちう嬉しい文化だ。(T_T)


偶然とは言え
これほどの店を見つけるなんて
自分で自分を褒めたいです。

若しくは
今まで生きてきた中で
いちばん幸せです。( ̄▽ ̄)







お昼も結構
過ぎてしまいましたが
昼ごはんにします。


「霧や櫻や」から
北上すること約30分。





「霧島峠茶屋」へ。

ここのすぐ近くに
「黒豚の館」があります。
ここのとんかつも絶品でした。


今回はここ「峠茶屋」へ。





時間が時間なので
入った時は結構な人数居ましたが
10分もしないうちに
ガランガランになりました。

ここへは目的がふたつありまして。

ひとつは





大好評メニューの「オムライス」

先ず見た目が100点です。

「きりしまたまご牧場」の卵と
地鶏で作ってあるそうで
卵もふわっふわで美味しくて
味も100点でした。

もうひとつは「龍馬ラテ」

ミルク漬けのヒーコーに
ココアパウダーで
坂本龍馬の顔面を描いてます。


んがしかし!


昨年の大河ドラマに便乗したのか
もひとつメニューが増えてました。





「西郷どんラテ」です。

ならば
こっちにするしかなかろう。

と言うわけで





食後に「西郷どんラテ」

こう言うの飲むの初めてです。
ガイニーなものが苦手なんですが
手を出さずにいられない。


うわー!

ちょっとだけ飲んだら西郷どんが





ケムール人みたいに
なってしまった!( ̄▽ ̄;)








バカはこれくらいにしといて
そろそろ最終目的地へ。






1時間くらい
走ったでしょうか。


「湧水町」の
肥薩線「栗野駅」まで来ました。

ほぼ県境で
ちょっと行けば宮崎県のえびの市です。

駅の前に





「丸池湧水」があります。

「日本名水百選」にも選定されてて
水量も日量で約6万トンだそうで。

ここだけで
栗野地域のほぼ全体の生活水として
活用されてるようですよ。





西郷どんも快く
出迎えてくれてます。

西郷どんの後ろが「栗野駅」です。
駅に隣設して「栗太郎館」と言う
物産館のようなのもありました。

栗太郎てなに?



湧水池に行くまでにも
色んなUMA的物体がいます。





「ミニヨン」

色が違うとパッと見わからん。





フォッフォッフォッ(V)o¥o(V)





コワイコワイ。(゚д゚)





なんとコヤツが栗太郎らしいです!

栗太郎館の公式キャラクター。
わかりにくい。。。


着きました。
その湧水池がこれです。





丸池と言うわりには
三日月に近い形ですな。

曇天と前日の雨
若しくは天才的撮影技術のせいか
少し色濃くなってますが
本来はものすんごい
エメラルドグリーンな池なんです。


おっと!

ちょっと陽が差してきた。





こんな感じです!(*゚▽゚*)


こんなキレイな池は
以前山口県の美祢市に行った時に
「別府弁天池」と言う池がありまして。

そこもまた
ウルトラ美しかったんです。

でも
その後のこと
思い出したくもありませんが。






水道がありました。
でもここは手洗い専門みたいで
飲料専門は





こっちですね。
すぐ横にあります。

なんとここ
ノータイムで名水が湧きっ放し。
飲みホー汲みホーの太っ腹。
タンクローリー乗ってくればよかった。



奥に行くと





一級河川の起点があり更に





「せせらぎの道」と言う石畳も。



いやいや
いい目の保養になりました。




ここから帰路ですが
ちょっと時間あるので
少し遠回りして帰ることにします。


えびの市を過ぎ人吉を通って
五木村経由で帰ってる途中
道に沿って流れてる川があり
あまり目にしない自然現象が
起きてたので
クルマを降りてみると
なんとそれは
「日本最後の清流」と言われる
「川辺川」でした。





アタマの中で
ディープパープルの曲が
グルグルと流れております。



最後の最後まで
いいものを目にしました。















オシマイ。














で結局アゴ肉ってなんなんだ?































.

大隅の隅から隅 ⑩「池の水全部抜く大作戦」

2019-05-18 | World Heritage

3日目です。



ここの宿の朝食バイキングが
僕のお気に入りで
いつもの如く
黒豚カレーと鶏飯で胃袋を埋め
3日目スタートです。





最初は





「仙巌園」です。

別名「磯庭園」とも。


1958年
第19代島津光久により築かれた
薩摩藩主島津家の別邸です。

昨年の「西郷どん」の
ロケ地にも使われてるので
知ってる方も多いかも。

思ってるよりも結構広いそうで
案内板には

敷地面積は約1万5千坪。
数字だとピンとこないかもなので
他に例えると
東京ドーム1個分よりも
少し広いくらいと書いてありました。

いやいやいやいや。

鹿児島は九州ですよ。
九州の人間にはヤフオクドームで
例えて貰わないと
余計ピンとこないっすよ。( ̄^ ̄)




それはいいとして
入場ゲートをくぐると
目の前に見えてくるのが





「反射炉跡」です。

大砲を鋳造するために
高温で鉄を溶かした炉の跡で
島津斉彬を中心に行われた
集成館事業の一部だそうです。

実物を見たことない彼らは
オランダの書物を参考に
どえらい苦労して造ったらしいですよ。

この「反射炉跡」も
「明治日本の産業革命遺産」の
構成資産として世界文化遺産に
登録されてます。




順路に沿って進んでると





怪しげな黄色いハンカ・・・いや
黄色いビニール袋が。

鹿児島の方はもちろん
鹿児島を何度か訪れた方なら
おわかりだと思いますが
これは「克灰(こくはい)袋」と言って
その名の通り灰を入れる袋です。

「桜島」の噴火で灰が降る鹿児島。

家の周りや道路にたまった灰を
市民が「克灰袋」に入れて
市の指定した「降灰ステーション」に
出すそうです。

その「降灰ステーション」
市内にはなんと約6500箇所も
あるそうですよ。(゚д゚)

雪国の朝は雪かきで始まるのと同様
鹿児島の朝は灰を集めることから
始まるそうです。

火山があるって
こう言うことなんですね。(´△`)



因みにこの「克灰袋」
40年ほど前から始まったようで
名前の由来は
降灰を克服しよう!ってとこから
きてるそうです。







「仙巌園」の正門です。

この先はすぐ国道と線路があり
更に錦江湾が広がります。






赤が印象的な「錫門」です。

江戸時代には正門として
使われてたそうで
当主と世継ぎだけが通ることを
許されたそうです。
なんででしょう?( ̄▽ ̄)






「御殿前庭」です。

吉之助と殿様が相撲とった庭ですね。
確か吉之助が勝ったんですよね。
のび太がジャイアンに勝った的な。

工事中なのか重機がありました。
うーん残念。



奥の方へ行くと
チャイチーな池がありましたが





掃除をするためか
水が殆ど抜かれてました。






「仙巌園」の隣には





「尚古集成館」と言う
島津家の歴史や近代化事業を
紹介する博物館があります。

この建物は1865年に金属加工や艦船
蒸気機関の修理などを行う
工場として竣工され
現存する最古の洋式工場建築物であり
ここも「反射炉跡」と同様の
世界文化遺産登録をされています。


因みに





目の前に別館もあります。




ここから
5分ほど歩いたところにも
「集成館事業の工場群跡」があります。





「旧鹿児島紡績所技師館」と





「鹿児島紡績所跡」です。

イギリスから輸入した蒸気機関と
紡績機械を使って大量生産する
日本における産業革命の起点とも言える
工場施設だったそうです。





「仙巌園」一帯を
ひと通りまわりましたが

「お疲れでしょう?
ひと休みしませんか?」

的な感じで絶妙な場所に
「スターバックスコーヒー」か
あるんですが
そこがなかなか





シャレオツなんですよ。


「鹿児島仙巌園店」です。

正確には
「仙巌園」に隣接する有形文化財
「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」を
リノベーションしてのオープンだそうです。

日本のスターバックスコーヒーでは
有形文化財への出店は
「神戸北野異人館店」
「青森弘前公園店」に続く
3店舗目で九州では初だそうな。

ヒーコーは苦手なんですが
そこまで言われては
入らんわけにはいかんでしょーが!


中に入って
とりあえず注文です。

2階も使っていいらしく
ならばと





お2階へ。





シャレオツ空間です。(^-^)

右に見える
コミュニティテーブルは
鹿児島産の杉を使ってるらしく
ど真ん中にどーーーんと
置いてあります。





「ストロベリーなんちゃらフラペチーノ」

激推しメニューでした。

もはやヒーコーかどうかも
わからん名前でしたが
意外と美味しかったです。


有形文化財から観る「桜島」も
またサイコーですな。































.

大隅の隅から隅 ⑨「1人で2人分」

2019-05-17 | 食らう。

「寺山公園」駐車場から3分。






「寺山公園展望所」へ。

ここら辺一帯が「寺山公園」だそうです。



展望台まで





長~い遊歩道を進みます。

実際歩いた時間は3分程なんですが
結構長く感じました。
歩き疲れとったんかな?(´△`)





おぉ!
見えてきました。





ここの展望台も
「桜島」を観るにはサイコーな
場所のひとつですね。





しかしまぁ
相変わらずご機嫌ななめです。





「桜島」に向かって左側は
「霧島市」ですね。

天気が良ければ
この数倍は絶景ですよね。





そろそろ3時になるので
鹿児島市内に行って
オヤツを決め込みます。




「鹿児島中央駅」から歩いて5分。





「カレーショップ90番」

ここもえげつない人気店らしく
ゴールデンタイムは
常に満席になるそうな。


この日は完全に
ゴールデンタイムを外れてたので





若いチャンネーがひとり
居たくらいです。


もちろん注文は「カツカレー」です。笑





サイドも充実してますね。
因みに
いちばん左のは
最初に出てくるサラダです。





「カツカレー」です。

色が黒くて度肝抜かれました。

最初のひと口ふた口は
辛さ控えめかなと思うくらいでしたが
食べ続けるとジワジワきます。

昔懐かしいカレーな感じです。
これは万人受けしますね。

そしてカツも
サックりんこで美味しい。
黒豚を使ってるかどうかは
定かではないですが
そうじゃないにしても
これならなんの問題もない激ウマです。


しかも食後には





ポテトサラダじゃありません
アイスクリームです。

別に注文すれば200円するのに
カレー食べれば付いてきます。

「カツカレー」850円。
初めてだけどもう虜です。







それから宿に行って
おまえにチェックインしましたが
今回も異常事態が。

前回鹿児島に来た時も
違う宿でしたが宿側の都合で
ひとりなのに3人部屋だったんです。

それはもう落ち着かない。

普段狭い部屋に慣れてる小市民としては
この時は気になって気になって
6時間くらいしか寝れなかったです。

まぁその時は
めずらしい経験出来たんでいっかー
なんて思いながら過ごしましたけど
なんと今回も
宿側の都合で2人部屋です。


なんなんだ!


西郷どんの祟りか?( ̄▽ ̄;)





しかも最上階でした。

いつも鹿児島に来た時は
ここに泊まるので
宿側のサービスなのか?

あー落ち着かない落ち着かない。

朝起きて隣のベッドに
誰か寝てたらどうすんじゃい。








窓から「桜島」観えるからいっか。







電車移動でしこたま市内観光です。

市内観光と言っても
食い物の嵐ですが笑






以前も来ましたが
「○八」のふくれ菓子。

結構なお気に入りです。





あまりに気分アガりすぎて
写真撮り忘れたので過去画像ですが
以前と変わらず美味しかったです。

蒸しパンのようで蒸しパンでない。
ではなんなのか?

食感は蒸しパンですけど笑






「さつまいもの館」で





芋菓子トリオや





ご当地サイダーをゲット。


他にも





「ドルフィンポート」へ行って
物色し倒しました。

ここからも





「桜島」がよく観えます。



「桜島」観てると
お腹空いてきました。





「石灯篭」を横目に
再び「鹿児島中央駅」方面へ向かいます。

「高見橋」電停を降りて徒歩5分。





黒豚専門店「六白亭」へ。

「六白黒豚」を扱ってるお店ですね。


ここでも





「黒豚ロースかつ定食」です。

右のお椀のフタを開けたら豚汁でした。

料理が運ばれてきた時
ご飯のお椀より豚汁のお椀のが
大きかったので
「まさかカツ丼か?(゚д゚)」と
思って一瞬喜んでしまいましたが
開けてみると豚汁だったので
悔しいようなホッとしたような。

すんごい柔らかくて
美味しかったです。

肉もそうですが
衣も店によって三者三様十人十色
サクサク感たまらんです。



むーん。

今回もなかなかイイ感じの
黒豚チャージが出来ました。






3日目につづく。































.

大隅の隅から隅 ⑧「けっこう毛だらけ」

2019-05-16 | World Heritage

神的飲食店「みなと食堂」を出て
いたも噴火でお馴染みの
「桜島」へ向かいます。

しかしちょっと
雲行きが怪しくなってきました。




走ること約1時間。





「湯平展望所」駐車場到着。





展望台に向かう階段も灰だらけです。





本日も小噴火中。

天気のせいか
この日の桜島はだいぶ
ご機嫌ななめのようです。

その証拠に
着いて5分もしない内に
口の中がジャリジャリしてきました。





展望台から観た鹿児島市内です。

どよよーんとしてますね。



今からフェリーターミナルへ。





フェリーに乗って約15分です。





鹿児島市内側から観た「桜島」
そう言えば
一昨年来た時はこんなもんじゃ
なかったなぁ。

「桜島」に上陸した途端に
えげつな級の大雨降り出して
展望台に行けなかったし。

「溶岩展望所」と「埋没鳥居」を
ドライブスルーするのが
やっとだったです。


今回はこれで
よしとしなければ。(´∀`)





鹿児島市上陸。

フェリーターミナルから
クルマで約30分。

「下田町」と言うところへ。

やはりパラパラと雨降ってきました。


クルマをとめて少し歩きます。

「稲荷川」沿いを進みますが
キレイな川ですね





そして奥に見えるのが





「関吉の疎水溝」です。

2015年に世界文化遺産に登録された
「明治日本の産業革命遺産」の
構成資産です。





ここからは立入禁止です。


そう言いながら右側が少し空いて
通れるようになってます。

この看板はフリなのか?( ̄▽ ̄)

もちろん入りませんけど。





説明書きによると

この水路は対岸の前方にある
「水天碑」の記銘などから
1691年から農業用水路として
存在してたようで
その後に藩主島津斉彬は
1852年に流路を一部変更し
「集成館(現在の仙巌園付近)」の
高炉などの動力だった水車へ
水を引いたそうです。

この取水口跡一帯が
「関吉の疎水溝」と呼ばれ
「集成館」の産業システムの
一部を担ってることから
世界文化遺産に登録されたそうです。





既にお気付きの方も
いらっしゃると思いますが
見ての通り雨降りの際は
お足元にお気をつけあそばせ。


因みに
疎水溝の入り口に





案内所がありました。

案内所と言っても
見ての通りプレハブ小屋です。





中は3畳ほどで
パンフレット等の資料が
置いてありました。







下田町から西へ約5Km走り
吉野町の「寺山公園」へ。

「関吉の疎水溝」同様の
世界文化遺産である
「寺山炭窯跡」を訪ねます。



公園の駐車場から





660mらしいですが
いやいやもっとあったぞ。(´△`)





遊歩道をひたすら歩きます。

道はさほど悪くありませんが
アップダウンが少し・・・。(´Д`;)


半分くらい進んだところに





「水源地」がありました。

1933年に建設された
水道施設の跡です。

「南州翁開墾地」の湧水は
昭和初期の人口増加に伴って
水道に供給され水不足に苦慮してた
人々の生活を支えたそうです。


その
「南州翁開墾地遺跡碑」が
「水源地」のすぐ横の





あの上にあります。(´Д`;)

今行くか後で行くか迷いました。
もちろん行かないと言う
選択肢はありませんが
よくよく考えると
後からだと階段上る気力が
ないのではないかと思い今から上ります。





「南州翁」とは「西郷どん」のことです。

その「西郷どん」が1875年に
開墾社を作った場所だそうです。

昼間は原野を開墾して
米やサツマイモ等を栽培し
夜は学問修養に励むなど
農業を通じた青年の教育に
力を注いだそうですよ。

まったく
上るのもシンドけりゃ
下りるのもシンドい。(T_T)


ここまで来た同じ距離くらい
進んだでしょうか。





見えてきました。
体感的には1kmはありましたね。





「寺山炭窯跡」です。

1858年島津斉彬の指示で
築造された炭窯です。

集成館事業では鉄やガラス等の生産に
強い火力が必要だったそうで
付近にはこんな炭窯が3基築かれ
石炭を産しない薩摩藩は
燃料に木炭を使ってたようです。

ここ寺山には
シイノキやカシノキなど
原料になる堅い雑木が
生い茂ってたので島津斉彬は
大量生産した木炭を
集成館に運ばせたそうです。

その木炭は高温を発する上質なもので
「白炭」と呼ばれてたらしいです。

現在はこの1基しか
残ってないそうです。


なんだか
マニア向けになってきたような・・・。





ここにも





小屋がありました。
造りも疎水溝のと同じでした。










あっ
そろそろ3時か。

オヤツの時間やな。。。





























.

大隅の隅から隅 ⑦「これぞ定食」

2019-05-15 | 食らう。

2日目です。



この日は
少し遅めの出発。




鹿屋市街地から約30分。





「かのやばら園」へ。


まぁ
バラと言えば僕
僕と言えばバラみたいなものなので
自然と足が向きますよね。


ここに入って
先ず向かったのが





敷地内にある
「ローズダイナー」と言うお店。

ここのメニューにある
「薔薇カレー」目当てで
やって来ました。

花より団子とはこのことですな。

もちろん
時間も時間なので





ガランガランです。

「薔薇カレー」を注文し
数分が経ったころに
遠くの方からうっすらと
薔薇のオイニーがしてきます。

ハッキリ言いますと
味の想像がつきませんでした。





「薔薇カレー」です。

写真の写り具合もあるし
店内も少し暗かったので
わかりづらいですが
ピンク色です。

味も
先ずバラを食べたことがないので
なんとも表現しづらいんですが
よくあるバラの香りありますよね。

そのバラの香りの味です。笑

しかしながら
スパイスもしっかり効いてるので
全然嫌な味ではなく
食べ終わったあとは
「あー美味しかった」と
思える味でした。

因みに奥にある飲み物は
「薔薇ティー」です。

薔薇の花びらが2、3枚入ってて
ほのかに薔薇の香りがしますが
カレー食べたあとなので
殆どティーの味は分かりません笑

最初に飲めばよかったと
思いながら飲んでたその時

ストローから花びらが口に!

うわっと思った時は既に遅し
飲み込んでしまいました。。。





うーん
今の時代エディブルフラワーとかが
あるので
口に入ってもどうもないんでしょうが
なんかヘンな気分だったので
すぐにお冷をガブ飲み
してしまいました。( ̄▽ ̄)



胃袋に僅かな違和感を覚えながら
バラ園散策です。


まぁ
そんなに薔薇に詳しいわけでも
ないですし
観てほっこりするくらいのもんです。

それよりも
少し時期が早かったか
あんまり咲いてない!( ̄▽ ̄;)





なので
この日の入園料は110円でした。

普段は620円だそうで
咲いてる時と咲いてない時
フェア期間中などで
料金が変動するそうです。

いやいや
そうでなくっちゃ!( ̄▽ ̄)

たまに
殆ど咲いてないのにもかかわらず
フツーの料金とるところも
ありますから。
それはダメだろう。(゚д゚)






でも
所々はキレイに咲いてましたよ。





「オイニーガーデン」へ行ってみます。





「ダブルデイライト」と言って
フルーティな香りがしました。





「フリージア」や「夢香(ユメカ)」も
そうでした。





「パパ・メイアン」です。

近くでママ・メイアンも探しましたが
ありませんでした。(´△`)






「イングリッシュローズガーデン」に
入ってみます。

もはや
何園かもわからんくらいの景色です。


これはキレイ。





「パット・オースチン」
と言う名前です。

病気に強い強健種らしいです。





いやぁ
時期になるとキレイな花を
咲かせてくれることでしょう。

因みに奥の展望台へは
ここから行くことは出来ず
違う施設のものらしいです。






奥に行くと
僕の天敵の温室がありました。

基本的に暑がりの汗かきなので
こんな暑いとこに入ったら
カラダの毛穴と言う毛穴から果汁が・・・。

でも
なんかめずらしいものがあって
それを見過ごすのも
なんか悔しいので入りますけど。







鹿屋市オリジナル品種の





「プリンセスかのや」だそうです。

後から名前を聞くと
だんだんそう見えてきますよね。





「ショートケーキ」
と言う名の薔薇です。

赤いので全然イメージ出来ません。





「ミントティー」ですって。

色んな色がありますね。





そろそろ限界ですので外へ。

外が涼しい。(´∀`)



なんか小腹が空いてきたので
昼ごはんを食べに行きます。

因みにさっきの薔薇カレーは
ちょっと遅めの朝ごはんです。





「かのやばら園」を後にして
錦江湾に面した国道に出て
前日に行った「荒平天神」を横目に
桜島方面に進んでると
「古江」と言う町があります。

この町に
ドえらい人気の食堂があるとの
情報を入手したので
その食堂を探してると





ありました。( ̄▽ ̄)

「みなと食堂」

鹿屋市漁協直営らしいです。

ここ「鹿屋市」はカンパチが有名で
美味しくてカラダにも良い
健康・元気ブランド
「かのやカンパチ」と言います。

「鹿屋」は気候が温暖で水温も温かく
カンパチにとってはパラダイスのようで
イケスのある錦江湾は潮流が早く
新鮮な海水の中で
元気に泳ぎまくってるので
身も引き締まってるそうです!


席に案内され
メニューを取ろうと思い
ふと外に目をやると





錦江湾の先に見える薩摩半島から
ひょっこりと開聞岳が。


「カンパチの漬け丼」を注文しました。





丼だけかと思いきや
カンパチの身が入ってた味噌汁と
煮付けかあら炊きかわからん
アタマも付いてました。

味が濃かったから多分
あら炊きだと思いますが。


いやいや
この漬け丼のカンパチが
プリップリ飛び越えてパチッパチで
歯応えよくて美味しい。(´∀`)
タレもなかなかです。

それに勝るとも劣らないあら炊き。
さすがに魚好きが美味しいと言い張る
目の周りのブヨブヨは
気色悪くて食べれないんですが
それも然ることながら
味付けや身のほぐれ方と言い
文句のつけ所がないです。

この日ほど
自分の魚の食べ方の下手くそ加減を
悔いたことはないです。(T_T)


しかも
このくらいの定食だと
1,500~2,000円くらいはしそうですが
なんとこれで700円!( ̄▽ ̄;)


そりゃあ
お客人多いわけだ。


リピート確定ですな。































.