壽堂日記９月２９日「疼痛緩和ケア訪問治療。」

「疼痛緩和ケア」のため訪問治療に出ています。

治療は「積聚治療」と電気式の「ビワの葉温灸」を使用していますが、本治法の「積聚治療」は接触鍼が主体の鍼なので刺さる事がありませんし優しい刺激を重層的に積み重ねて「気」を動かす手技なので体が弱っている方、小さいお子さんにも安心して使うことが出来ます。

腹診で証を立て治療するので、同じ人でも日によって「虚証」の種類は異なりますが、がんの方は体がデリケートなので優しく丁寧に軽く鍼をして、その後にビワの葉温灸を患者さんが疲れない様に施術しています。

強い鍼だと、逆効果になることがありますので、ふんわりと痛みが和らぐ様に施術をしています。

がんの痛みの緩和は患者さんのＱＯＬ(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質）を維持するにはとても重要です。
一時的であっても鍼灸とビワの葉灸で痛みが和らぐ事が何よりの励ましであると感じます。