茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記31年1月22日「鍼灸と便秘。」

2019-01-22 08:27:45 | 日記

前回「潰瘍性大腸炎」の治療について書きましたが、本日は「便秘」についてです。

大腸関係の不調は下痢と便秘が多いわけですが、東洋医学では問診の際に「二便を問う。」のが基本となります。

排便作用はただ消化した食物のカスを排泄するだけでなく身体の「気」の巡りの良し悪しを見る重要な情報であり身体の「気力」を測る目安となります。

便意はあるが排便無力で大便が硬または軟である者は「気虚」による便秘であることが多く、便秘に四肢の冷えと夜間の頻尿などを伴うものは「腎陽虚」による便秘であることが多いとされます。

「気力」を補うためには当院では「積聚治療」の基本治療を丁寧に行い、補助治療として仙骨部の督脈の経穴にお灸をします。

必要に応じて澤田流「神門」・木下便通穴や大横・章門・腹結の経穴を使用することがあります。

治療すると翌日にお通じがあることが多いようです。

 

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