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桔梗(ききょう)の花

2014年07月18日 | Weblog
これは、桔梗(ききょう)科、キキョウ属の桔梗(ききょう)という花である。これは、言わずもがな秋の七草の一つである。この桔梗は、もともと野生のものであるが、最近は、園芸種も見られるようである。桔梗は、紫色の花が一番桔梗らしい感じであるが、白い桔梗も中々乙なものである。この桔梗は、薬効があると云われているが、効能のほどは、次の通りである。参考まで

キキョウの根は、サポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われる。


桔梗(ききょう)・桔梗(ききょう)科。
・学名 Platycodon grandiflorum
   Platycodon : キキョウ属
   grandiflorum : 大きい花の

 Platycodon(プラティコドン)は
 ギリシャ語の
 「platys(広い)
 + codon(鐘)」が語源。
 花の形に由来。
 
・開花時期は、 6/10 ~ 8/10頃。
・秋の七草のひとつ。
・漢名の「桔梗」を
 音読みしたら「ききょう」。

・紫または白の、美しい花。

・開花直前の
 丸くふくらんだ状態がおもしろい。
 これは、開花前には花びらが
 互いのふちで  
 くっついたまま膨れていくために、
 つぼみのときは
 風船のようにふっくらして見える、
 ということらしい。
 プチュッとつまむと
 水がはじけ出る。
 (花がかわいそうなので
  やめましょう♪)

・漢方では太い根を干して
 せきやのどの薬にする。
 また、この薬用成分の
 サポニンというものは
 昆虫にとっては有毒なため、
 昆虫からの食害から
 自らを守っている。
 (キキョウサポニンと呼ばれる)

・昔から武士に好まれたようで、
 家紋に取り入れられたり、
 江戸城には「ききょうの間」や
 「桔梗門」の名前がある。


・万葉集に出てくる「あさがお」は、
 この桔梗の
 ことだろうといわれている。

・平安時代の辞書には
 「阿利乃比布岐(ありのひふき)」
 として載る
 → 「蟻(アリ)の火吹き」
  蟻が桔梗の花びらをかむと、
  蟻の口から
  蟻酸(ぎさん)というのが出て、
  桔梗の花の色素アントシアン
  というのを変色させるために、
  紫の花の色が赤く変わる。
  (蟻が火を吹いたように見える)

・「桔梗」は「きちこう」とも読む。

・8月12日、9月2日の
 誕生花(桔梗)
・花言葉は「清楚、気品」(桔梗)

・「桔梗の花
  咲く時ぽんと 言ひそうな」  加賀千代女 

 「朝顔は 朝露負(お)ひて
  咲くといへど  夕影にこそ
  咲きまさりけれ」(朝顔=桔梗) 万葉集 作者不詳

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:コバイケイソウ(ユリ科)  花言葉 遠くから見守っています

  今日の1首:石室は、コバイケイソウに埋もれて 人がいて人の笑う声あり

  (NHKラジオ深夜便から引用)

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