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探手・歩法

2018-06-18 16:01:00 | 格闘技、武道


先日、組み手の後、自分の動きを確認してみたくなって3年ぶりに探手を撮影。

探手とは相手との攻防を想定した自身の動きの仮想訓練であり、シャドーボクシングに相当する。
動きの条件を限定して、ある目的に特化した仮想訓練にもなる。
動画は歩法、即ち、足さばき、フットワークに特化した探手。

3年前に比べて、股関節の蓄がよくなっている。
股関節の含みが動きの中でバラけないので、3年前に比べて固さが少しぬけている。

通常、ボクシングなどに代表される跳躍式のフットワーク、足さばきとは異なり、重心は下に沈めるけれど固まらず、足裏は地面から少し浮いた感じで滑らかに位置移動することが要求される。

歩法においては弾力の有無が動きの機敏さを左右する。
弾力とは立禅によって獲得される能力のひとつである。
立禅において、弾力の獲得に至れば、フットワークに顕著な違いが現れてくる。
全身に軽いバネが備わったような状態だが、通常のスポーツで使用される筋肉の伸張反射に加えて、上下の争力によって前後左右の争力を引き出し、効率的に弾力を使いこなせるかどうかが、この武術の特徴でもある。
弾力の有無は、歩法探手によって客観的に観察することができる。

51歳を過ぎても自身の動きの質が変化し続けているので、動きを追求する楽しみが変わらない。
この武術の醍醐味である。


太氣拳成道会
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