今日は五月らしいさわやかな快晴でした。
犬山城下町にある妙海寺で法灯継承式がありました。
法灯継承式とは、住職が交代する儀式のことです。晋山式とも言います。
新住職は、犬山の城下町を稚児とともに行列してお寺に入りました。
本堂内は、檀信徒の方々と有縁寺院の僧侶でいっぱいでした。
今日の晋山式では、僧侶だけでなく、檀信徒の方々も積極的にさまざまな役割をこなされ、お寺と檀信徒が実にうまく融和していると感心しました。
先代住職は、檀信徒協力の下、本堂、鬼子母神堂などの再建を成し遂げ、今日の寺門隆盛の礎を築いてこられました。
新住職は、15歳の時、親元を遠く離れ犬山の地に来て先代住職に弟子入りし、身延山高校、立正大学では寮生活を送り、立派な僧侶となるべく修行を重ね、日蓮宗大荒行堂での寒中百ヶ日の荒行や日蓮宗布教院も終え、まじめで意欲にあふれる青年僧の模範的存在となっています。
心證寺にもたびたびお説教やご祈祷、施餓鬼会の役僧などに来ていただいています。
若い僧侶には現代社会を新しい視点で見つめ、社会に必要とされる信仰の姿を追い求めてほしいと思います。
私も負けてはいられません。