Coronavirus Crisis /コロナ禍
6. 若者は、コロナにかかっても、またすぐ直る、と楽観的なのか。
⇒ 楽観的とは、どういうことか。
逆に言うと、悲観的であるが、楽観的といい、悲観的といい、コロナに対して、楽観的、悲観的とは、どういうことを意味するのだろうか。
楽観的から考えると、わかりにくければ、悲観的から考えてもよい。
普通、一般的には、コロナに関して言うと、多くの人にとっては、コロナに対する態度は、おおよそ悲観的であろう。
もう少し具体的にみると、何に対して悲観的かというと、コロナにかかったら、治らないのではないか、重症化するのではないか、次にコロナにかかるのは、私ではないか、コロナ治療の特効薬は、なかなかできないのではないか等を、それらのマイナスの観念要素をひっくるめて『悲観的』と言っていると考えられる。
こういった、諸々の、悲観的な思いは、つまるところ、どういう英語で言い表せるか。
よっぽどのプラス思考や、楽天的な人を除き、多くの人たちは、その思い『悲観的』を抱いているはずである。
そろそろ、英語にしたいのだが、その英語は、使い方としては、普通、将来を『悲観』する際に使われる英語である。
将来を悲観することを、普通は、心配する、という。心配は、初心者でも知っている、worry という単語である。
改めて、課題文を見てみる。
『若者は、コロナにかかっても、またすぐ直る、と楽観的なのか。』
コロナにかかっても、楽観的ということは、言い換えると、コロナにかかったとしても、すぐ治ると高をくくっていて、特に心配をしていない、ということと考えられるので、
・Young peopel are not worried.
となる。
コロナにかかっても、すぐ治る。これなど、簡単に get で十分である。
・They get COVID. (コロナにかかる)
・They get well. (回復する)
『若者は、コロナにかかっても、またすぐ直る、と楽観的なのか。』
かかっても、すぐ治る、というのは、正確に言うと、かかっても、すぐ治ると『思っている』ということなので、think を補い、
・Young people think that they will get well soon after they get coronavirus.
となる。
そこに『楽観的なのか』を入れて、
・Young people think that they will get well soon after they get coronavirus. They are not worried. (about getting covid)
(コロナに関して)楽観的ということは、つまりコロナを恐れていないということとなる。
・Young peole are not worried. = Young people are not afraid of coronavirus.
楽観的というと、optimistic というのがある。
英作の観点から言うと、知らなかったら、知らない状態で、どうやって戦うかという、戦い方を考える。
普通、知らないということは、困ることであり、不利な状態だろうが、英語を話すといった時には、知らない時こそ、自分の力を試すチャンスだと思って欲しいと思う。
ある程度英語を勉強されている方は、optimistic がすぐ出ると思う。でも、だからと言って、このコロナの文脈で、機械的にその語を当てはめてもいいのか、わからない。私ならば、やはりnot afraid や not worried がこの文脈での自然な英語だと感じる。日本語で楽観的と言っているけれども、悲観的に対する、悲観的を意識した楽観的と、悲観を吹っ飛ばした、底抜けの楽観的というものがあると思う。optimistic という場合、特にこのコロナの文脈において、optimistic というと、どうしても底抜けの、明るさを感じる。
英英辞典では、expecting good things to happen or something to be successful. (良いことが起きる、何かが上手く行くと期待すること)とある。
コロナに対して楽観的と言っても、その実は、コロナを意識しない、考えていない、重く受け止めないと言ったことであり、別にそれによって、よいことが起きるまでは行かないだろう。
まあ、微妙なニュアンスはさておき、英会話の上達ということを考えた時、誰だって人に頼らずに、早く自分の力だけで好きに英語を話せるようになりたいと思うだろう。そのためには、知らない事柄が出てきたら、本当に私は知らないのか、本当は言えるのではないかと考えたら、結構習って来た範囲の英語で、言いたいことは言えるものである。それに気づいて頂きたい。
私は、知らない。謙虚にスマホに頼るのもいいが、その謙虚さが、自分の頭で考えることを放棄させるものであるならば、英語の上達からは程遠いこととなる。もっと大胆に、自分の力で考えて、自分の英語で表現する醍醐味を味わって頂きたい。
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