考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作問題『花見』11答と考え方

2015-04-20 16:54:26 | 英作 解答
<cherry blossoms>



11. 桜の潔さに、人は惹かれる。

→『いさぎよい』とは、この場合擬人的に桜の散り方に関して表現している。

そもそも人間で言うと、『いさぎよい』とは、どういう人のことを、いうのだろうか?


桜の散り方を思いながら、考える。

まず、執着のない人。何に?大事なものに。

執着がない、とは英語でどう言うか?

give up や、lose あたりが使えそうである。

You give up something you love.

世に言う『断捨離』なども、ある種の『潔さ』が必要だろう。

You have to give up all the shirts and pants you don't wear any more.

loseを使って、

Lose all these books you don't read any more.
(読まない本は、捨てなさい)


時が来たら、大事なものを手放すこと。それが『いさぎよい』行為。


『いさぎよい』ような人とは、他にどんな人をいうのか?


お金を使うこと(失う)を、恐れないとして、

You are not afraid of losing money.


執着しない、ということは、それが一番大事(everything、important) ではないので、

Money is not everything to him.

Money is not the most important thing in his life.


いさぎよいとは、時期が来たら、次のステップへ移ることを恐れないこと。すなわち、変化を恐れないこと。

You are not afraid of changes.

人間にとって、変化とは、引っ越し、転勤、転職、失業、結婚、離婚、病気、成長、離別、老い、進学、卒業など。それらすべてchanges である。変化は怖いもの。安定を捨てて、どうなるかわからない未知の領域に飛び込むのだから。

その怖いchangeを 恐れないことは、すなわち『いさぎよい』ことになるだろう。


さて、桜はいさぎよい。というのを英語にすると、どうもそのまま訳すと、何かしっくりこない。『いさぎよい』を変化を恐れないと考える。

Cherry blossoms are not afraid of changes.
(桜は変化を恐れない)

日本語では、桜は『いさぎよい』とは、特に違和感なく入っていくるが、英語では、わからない。桜は、自然の法則に基づき、淡々と、時期が来たら散る。別に、おそらく努力して(いさぎよく)いるのでもないだろう。正確には、ぱっと散る桜を見る人間がいて、その桜を見る人間にとって、その執着なく散る様が、執着が多い自分および人間一般に、『いさぎよさ』の大事さを思い出させてくれる、ということではないか。

だから、『桜はいさぎよい』と英語にする際も、『桜は、我々に、執着しないことの大事さを、教えてくれる』と表現した方が、英語として伝わるのだろう。

Cherry blossoms teach us that we should not be afraid of changes.

Cherry blossoms teach (show) us that we should not be afraid of losing something when the time comes.
(失うことを、恐れてはならない、ということを、桜は教えてくれる)


正直、『桜はいさぎよい』という英訳は、難しい。『いさぎよい』とは何かは、変化を恐れない、地位に恋々としない、執着を捨てる等の意味だとは、わかるのだが、それをcherry blossoms と合わせると、非常に奇異に映る。


言語はメッセージである。桜はいさぎよい、とは物理的事実ではなく、それを言う人の心理を言っている。人生の教訓を思い出させてくれるきっかけ(シンボル)が、桜なのだろう。


The way cherry blossoms bloom and fall reminds us how important it is to move on (次へ進む)when the time comes(時期が来たら).
(桜の咲き方、散り方は、我々に、時が来たら、次へ進む必要性を思い出させてくれる)


いさぎがよい、とは運命を受け入れること。

Cherry blossoms teach us it is important to accept our fate.


いさぎがよい、とはお別れ(to say good bye)を言うと考え、

Cherry blossoms tell us not to be afraid of saying good bye when neccessary(必要の際).




『人は惹かれる』は、We love でも、attracitive でも、なんでもよいだろう。


We love cherry blossoms because the way they bloom and fall seem to show us how important it is not to be afraid of changes in life.

他にもいろいろあるだろう。考えるほどにわからない。もどかしく隔靴掻痒の感があるが、ここは『潔く』、

以上。

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