考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『平和ボケ日本、潜在的な脅威に対する覚醒(ウクライナ戦争11)』

2023-02-01 14:43:57 | 英作 解答

英作問題『ウクライナ戦争』 War in Ukraine

11.ウクライナ侵攻は、平和ボケした我々日本人に対して、潜在的な脅威に対する覚醒を促す機会となった。

⇒ 平和ボケとは何か。色々な角度から考えてみる。

 

平和ボケとは、戦争のことを考えないこと。

・They don't think about  war. 

 

逆に言うと、平和しか考えないこと。

・They only think about peace. 

 

平和ボケとは、侵略されないと思っていること。attack を使い

・They don't think other countries will atack us. 

 

平和ボケとは、敵がいないと思うことhave で

・They don't think they have enemies. 

 

逆に言うと、友好国だけしかいないと思うこと。

・They think they have only friends around us. 

・They think every country is our friend. 

 

平和ボケとは、平和が永続すると思う(信じていること)

・They think peace will last/ continue forever. 

 

平和ボケとは、戦争は永遠にないだろうと信じること。

・They believe there will be no war forever. 

 

平和ボケとは、平和を享受することを、至極当たり前のことと考えている。当たり前に思うという take ~ for granted という言い方があるので

・They take peace for granted. 

 

『潜在的な脅威』

→潜在的ということは、表面化していないこと。表面化していないということは、現実化していない。だから可能性ということ。可能性ということは、多分そうかもしれないということ。要するに、敵が攻めて来るかもしれないということ。よって助動詞 may をつかい、

・Other countries may attack us. 

・There may be some enemies around us.

 

『覚醒を促す』とはどういうことか。

覚醒状態の反対の状態は、眠った状態。眠った状態とは、この文脈ではある事柄、事情を知らない、わかっていない、気づいていないということである。そのある意味、無知蒙昧の状態から『覚醒』するということは、ある事実に気づくことである。今まで知らなかったが、あることをきっかけに、知るに至る。同じ知るでも、単にapple の意味が、リンゴと知ることは、大したことでないが、今まで敵がいないと思っていたのに、実は敵が潜んでいたと知り、同時にそれに対する防備を固めていなかった、要するに無防備であることを知ることは、驚天動地と言っていい出来事であり、それを知ることは、『覚醒』と呼んでもおかしくはないであろう。

いずれにしても、程度の差こそあれ、『知る』ことに変わりはない。

『潜在的な脅威に対する覚醒を促す機会となった』

とは、何を知ることか。

今までは、敵がいるということや、敵が攻めて来るとは思っていなかったが、そうではなくで、本当は敵がいて、その敵がいつ何時、こちらを攻撃してくるかもしれないということを『知る』ことである。

知るとは、英語で 誰でも知っている know である。よって

・Now we know we have enemies around us. 

・Now we know other countries may attack us someday. 

・Now we know missiles may come to/fly to Japan any time. 

無防備であるということを『知る』のであれば

・Now we know we can't protect ourselves. 

『潜在的な脅威に対する覚醒を促す機会となった』

知るということは、本来、理解することから生じる。理解せずに知ることは、本来できない。覚醒するということは、知ることであり、理解することと考えて、理解=understand を使って

・Now people understand we are in danger. We may be attacked someday. 

・Now we understand how dangerous our situations are. Enemies may attack us at any moment. 

 

『潜在的な脅威に対する覚醒を促す機会となった』

要するに、敵が攻めてきても、お手上げである、要するに無防備であり、手をこまねいて何もできない、攻撃に対して、手を打てない。要するに『準備が出来ていない』ということである。誰でも知っている ready を使い

・Enemies may attack us. But we are not ready. 

他にも

・We are not ready for an enemy's attack.

・We are not ready for a possible enemy's attack in the future. 

・We are not ready to fight with an enemy.  

・We are not ready to protect ourselves from our enemies. 

 

覚醒なので、起きるということで、wake up でもよい。wake up to the reality で ~の現実に目覚めるという風に使われる。

・We have woken up to the reality that we have enemies out there and they might attack us someday.

 

reality(現実)というと、face the reality という風に、face (直面する)という言い方がよくされる。

・We must face the reality that enemies may attack us anytime. 

 

覚醒という語も、色々な観点から考えられ、様々な言い方が考えられる。ご自分でもぜひ考えて頂きたい。

 

まとめて言ってみると、

『ウクライナ侵攻は、平和ボケした我々日本人に対して、潜在的な脅威に対する覚醒を促す機会となった』

・Many Japanese people think we are safe and we have no enemies. We were wrong. Russia attacked Ukraine. Now we should know we are not safe. Now we  know that someday, we may be attacked by our enemies. 

 

英作の課題として挙げてあるものは、日本語として、難しいものばかりであるが、考えることで、簡単な英語で、伝えたい意味、内容を表現することができる。それが英作練習の意義であり、目的である。

そして、あれこれ考えて、色々な英語表現の可能性を考える中で、日本語の字面だけで受け取っていた事柄を、自分の頭で考え始める。そうなると、単に英語の勉強をしていたに過ぎないのに、その事柄や問題点を、自分の事として、考えるようになる。要するに当事者意識を持ち始める。

この当事者意識ということが、通常の語学の学習では、特に重視されていない、しかしながら上達には必須の条件である。

 

難しい内容の事柄を、あえてネットや辞書で調べるのではなく、自分の頭で考えてみる。

やってみて頂くとわかるが、課題に挑戦すると、頭をフル稼働させなくては、答えは出てこない。フル稼働させても出てこないこともある。その場合は切り口を考えて、見方を変えて考えるというのは、当ブログでご紹介している通りである。

頭をフル回転させるということが、そのまま英会話の力に直結している。

ぜひ、英作練習によって、頭を『覚醒』させて、自分の頭と心で考えて、自分の力で、自分の言いたいことを、言いたいように言える英語力を獲得しましょう。

We must face the reality that the wrong way of studying English won't make your English any better. Once you know the right way to practice English, your English will start getting better! 

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