考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『山菜は、様々な調理法があり、天ぷら、炊き込みご飯も人気。』(山菜採り6)

2024-07-02 19:47:00 | 英作 解答

英作問題『山菜採り』

6. 山菜は、様々な調理法があり、天ぷらにするのもいいし、炊き込みご飯も人気だ。

⇒ 一つの事柄を言うためには、様々な表現がある。考えられるだけ考えることが、表現力をつけるにはよい。頭の体操だと思って、できるだけ多く表現を考え出すとよい。

『山菜には、様々な調理法があり』

調理法がある、ということである。考え方次第で、色々と言えるだろう。調理法なので、料理のことなので、cookを使うと、

・There are many ways to cook wild plants. 

調理法だからと言って、必ずしも cook を使わなくても、色々ある。調理法が様々あるということは、山菜は、たくさんの料理に使われるということなので、use を使って

・We can use wild plants in many dishes. 

調理法が様々あるということは、平たく言うと、色々な食べ方があるということなので、eat を使って

・We can eat wild plants in many ways. 

『調理法』と言われると、なかなか cook 以外が浮かばないかもしれないが、日本語を超える意識を持つ必要がある。目的は英会話の熟達である。日本語を頭の中で操作するのではなく、英語自体の運用に熟練する必要がある。要するに英語そのものを使う意識である。知っている英語こそが、自分を表現する近道である。

英作を続ける。

山菜には、様々な調理法があるということは、人の観点から言うと、皆さん色々と山菜を活用するアイデアがある、と考えて

・People have many ideas on how to cook wild plants. 

   もっと簡単に、cook も使わず言うと、

・People have many ideas about wild plants for dinner.   

 dinner という問題にないを語を登場させているが、結果として、よく意を伝えられていると思う。受験ではなく、実用英会話は、発想の柔軟性がポイントとなる。いかに限られた素材(=基本英語)で、おいしく料理する(=通じる)か、というのは、料理のみならず、英会話でも必須の考え方である。

『天ぷらにするのもいい』

天ぷらは、油を使って調理するもの。fry という誰でも知っている語を使うとよい。英英辞典(Oxford Learner's dictionary) の定義では、to cook something in hot fat or oil(熱い油で調理すること)ことである。

天ぷらとは何だろうか。一言で天ぷらを言おうとするのではなく、自分の知っている英語で説明をする。

料理の説明は、まずは、何が必要がを述べることが大事。まずは、衣が要る。衣とは何か。もちろん玉子と小麦粉なので、

・You put eggs and flour into a bowl and mix them together. Then you put wild plants into it and put them into oil and fry (cook) them. (玉子と小麦粉をボウルに入れて、混ぜる。それから山菜をその中に入れて、それらを油に入れて、揚げる)

細かに描写することが大事。なぜか。一言で言おうとすると、語彙の不足が露呈するから。そのズバリの単語を知らなければ、言えないことになる。事細かに説明するようにすると、必然的に、知っている単語を総動員することとなる。だから、自分の知っている英語で、通じることになる。相手にわかってもらうということは、簡単な言い方で言うことである。英語でも日本語でも。

ある事柄や、その該当する単語や表現を覚えることは、当然なすべき語学での努力である。しかし、ある事柄を、どこまでも自分の言葉で、簡単に、あらゆる角度から分析し、あらん限りの言葉で表現しようとする努力は、また暗記とは別種の努力であり、暗記よりも大事だと、(私には)思われる本質的な努力である。なぜか。それは表現力そのものを鍛える方法論だからである。

天ぷらというと、deep-fry という語がある。要するに深い底の鍋でfry するからdeepを使う。

fry は、日本語のフライというよりは、油で調理することが元の意味なので、目玉焼き等も I fry eggs のように使う。なので、天ぷらのような衣がいるものは、例えば、えび天ならば I fry shrimps in batter (batter=小麦粉と玉子をといた衣) I (deep) fry shrimps in/with bread crumbs.(bread crumbs=パン粉)のように言う。

『炊き込みご飯も人気だ。』

炊き込みご飯とは何か。一言で言おうとすることを、捨てねばならない。

炊き込みご飯とは、いづれにしても、まずはご飯を炊くことである。ところで、炊飯器は英語で a rice cooker という。ご飯を調理するものということ。元の形に戻して

・We cook rice.

炊き込み、ということは、今回なら当然、山菜の話なので、山菜と一緒にご飯を炊くことと考えれば、

・We cook rice with wild plants.

分割して言うと

・We put wild plants into rice and cook them together.

『人気だ』ということである。人気だということは、具体的に言うと、誰が、どうなのだろうか? 多くの人が好きなことが、人気であるので

・Many people like to cook rice with wild plants.

・Many people like to eat rice with wild plants.

もちろん、popular を使ってもよい。

・Rice with wild plants is very popular. 等。 popular など誰でも知っているだろう。あえてそれ以外の線で考えることが、表現力錬磨には効果的である。

『山菜は、様々な調理法があり、天ぷらにするのもいいし、炊き込みご飯も人気だ。』

まとめると、例えば

There are many ways to cook wild plants. You can mix flour and eggs and put wild plants into it. Then you put them in hot oil and fry them. You can also put wild plants into rice and cook them together. Everybody likes it. 等。

語学とは、必ずしも、単語力で決まるものではない。

その単語を知らない時、その知らない単語を補うべく、必死で頭を働かせて、一つの事を、あれでもない、これでもないと考え、懸命に表現する努力こそが、本来の語学だと思う。その、人間らしい、表現する努力と、日々の音読、暗唱、語彙増強、読書、ライティングという諸々の努力が相まって、語学は上達する。

 

英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらです! (^^♪
(本当に大事なことをやらなければ、人生はあっと言う間です。限られた人生、最も大事なことにこそ、時間を傾け、本質的努力を行ないましょう!初心者から、英検1級レベルまで、幅広くレッスンを行っています。お気軽にお問合せ下さい。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする