考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『お盆8(帰省ラッシュ)』答と考え方

2015-08-24 15:13:35 | 英作 解答
<お盆>

8. この時期は帰省ラッシュだ。

→帰省ラッシュを考える。帰省ラッシュが報じられる際、いかに電車(新幹線)と高速道路が混んでいるかがテレビで映し出されている。あれを英語で言えばよい。

電車が混んでいるということは、電車にたくさん人(many people)がいるということ。超満員であれば、人が多すぎる(too many people)

・There are too many people on the trains.

高速道路が渋滞しているは?渋滞とはa traffic jamや congestion などあるが、最大限簡単に言うとどうなるか?上と同じく、要は道路に車がたくさん(many)あるということ。

・There are too many cars on the roads.

帰省するとは?家に帰る。実家に帰る。里に帰る。故郷に帰る。故郷=home townという。

帰省するとは、具体的に何をするのか。親、おじいさん、おばあさん、旧友と会うこと。
(to see parents, other relatives, and old friends)

まとめると、
・Now there are too many people on the trains, too many cars on the roads everywhere. They are all going home to see their parents and old friends.

帰省という語は興味深い。帰郷ともいうだろうが、あえて『省』の字をあてている。辞書では、父母の安否を問う、とある。『省』という字は論語にも見られる。『我日に我が身を三省す』毎日三回(→度々)省みる。反省する。

省くとは、余計な物を取り除くこと。反省して、至らない点、欠点を省くこと。『省』という字は東洋思想においても重きを置かれている。植物は剪定をすることによって、余計なところを省き、より一層成長する。

省庁の『省』も、本来は物事を簡素化して大所高所から物事を見る、という意味合いがある。

『省』の一字は極めて意義深い。英作する上で考えることが極めて大切であるが、考えるとは即ち省くことでもある。内省することである。

難しい日本語を英語にする際、そのまま訳すと意味は通じない。言おうとする日本語を整理する。余計な箇所を省く(=簡素化)ことで、簡単な英語で表現できる。

内省する。立ち止まって考える。本当に大切なことは何か。情報過多の現代ほど考えるのに適さない時代はない。情報が多い程、考える余裕は失われる。

『省』(はぶく、かえりみる)という東洋の叡智が英語上達にどう結びつくのか内省を深め省察したい。

以上。
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