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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

小笠原丸が島を離れる時2008(2)

2008年06月22日 | 硫黄島・小笠原村
乗り込んだ時間には、まだ、日は暮れていません。
おが丸は出航の準備をしています。
この時にも、艀担当の父島の方々が、
艀から海に飛び込んで、繋留している状態を解除するために外す作業
(アンカーしている仕組みなどが、なかなか複雑で、
用語が分からずに、きちんと解説できずにすいません。)
などをデッキから見ることができます。

上陸時に、船をつけて繋留して上陸させて下さる作業も大変なのですが、
その逆、帰りに、乗船させてくれて、出航させて下さる
作業も大変なのです。

艀に乗船する場所担当の方々、艀の方々(日焼けした海の男たち)と、おが丸の
小笠原海運の方々が、慎重、冷静沈着に、
渡したしを気遣って下さって、やっと、乗船から出航準備が整います。

私たち平和祈念館に宿泊組は、着替えなどの荷物を
持って上陸していますので、各自、数個の荷物を持って、
艀で移動し、おが丸に乗船します。
その時に、「荷物は受け取るから、自分が乗り移ることだけ
集中して下さい。」と、安全第一の万全な態勢で、
手を取ってくれて、おが丸のタラップに乗り移らせてくれます。
荷物は艀から、おが丸スタッフが受け取ってくれます。

上陸の時より、帰りの乗船の時には、二日間の活動での疲労もありますから、
皆さんが、より慎重に、サポートして下さっていると感じました。
ありがとうございました。

私たちが荷物を船室に運んだりしてからも、前述の
繋留を外したり、艀をおが丸に載せる作業などが続くので時間があります。
やがて、おが丸が動きはじめます。

写真は、乗船が完了してから、動き始める準備をしている時間に、
船尾と擂鉢山を撮影したもの。
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