OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2009 南島(1) 稜線からサメ池方面の写真

2009年08月29日 | 硫黄島・小笠原村
南島については、一昨年、昨年と、ここでも写真で紹介をしました。多くのホームページやブログでも紹介されていますので、検索なさっていただければと思います。

・父島の南側や周囲の小島と同じ「沈水カルスト地形」という生成である。(カルスト台地は、修学旅行で皆が行く(皆ではないですね。私は行きました。)山口県の秋吉台が有名ですが、南島は石灰岩の地質が地上で侵食されてから海中に沈みその後に隆起でできたということのようです。)
・本土とつながったことがなく特殊である父島、ともまた違う特別な植物相。一時期、その植物相が、繁殖したヤギによって壊滅的危機に陥ってしまったのを、現在、元に戻そうとう保護活動をしている結果が出始めている。
・小船に乗り換えて上陸する地点のサメ池には、サメの一種のネムリブカがいる。
また、カツオドリの営巣地であり、
さらにヒロベソカタマイマイの貝殻化石があるが、これが観光客に持っていかれたりで減ってしまって困っている。
・ウミガメの産卵に適した浜が扇池のところにある
・1日に観光で入島できる人数を制限している。せっかく復活しそうな植物を傷つけないように、観光客が歩ける道も制限されていて石が敷かれた通路になっている。

いろいろな植物の名前なども、昨年と同じガイドの「まりさん」に紹介してもらい写真を撮りましたが、忘れてしまっっています。すいません。

昨年は、扇池前の浜に、踏まないように注意を喚起する、ウミガメ産卵箇所を示す棒が刺してあったのが、今年はまだなくて、
そのかわりに、石が敷かれた歩行通路の脇に、鳥が卵を産んだ場所であるので踏まないように、という印が立てられていました。

途中、屋や険しい斜面を登り稜線に出ると、南島全体と、周囲の島々と海の、素晴らしい景色を見ることができます。眼下に扇池と浜も見れます。

この写真は、稜線から、上陸してきたサメ池方面を撮影したものです。この写真の角度を正面にすると、扇池は左斜め後ろ方向です。
コメント
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