蝶鳥徒然2

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真空管のVT52シングルアンプを改造して6GA4シングルアンプに

2024-07-07 09:12:07 | 日記

このところ風邪でダウンして撮影はお休み中。

少し良くなったところで以前から気になっていた 直熱3極管VT52のシングルアンプを元々使っていた傍熱管の6GA4シングルアンプに戻してみた。どちらにも戻せるように構成は12AX7を前段に1本ずつ使って終段を含めた3段構成にした。以前はシンプルに前段は12AX7の2分の1ずつ使った2段構成で、負帰還も多少かけられるようにスイッチでオンオフをしていたが今回もそのままとした。

最近購入した葉加瀬太郎のNH&KのCDでバイオリンとチェロとピアノトリオの音を出してみたところ、やはり(老化した耳ではあるが)音の輪郭がはっきりとして、特にチェロの音が前に出てきてとても満足な音になった。

この構成で終段の球を6V6などのGTビーム管や5極管でも差し替えて使えるように真空管ソケットの接続を3極管接続で使えるように接続してあるのでそのまま差し替えができ、手持ちが1ペアしか無い6GA4でも安心して使えるようになった。あまり評価の高くない球だが6V6はストックが10本ほどあるので当面安心。

外観

横にVT-52を置いて。VT52は巨大?

6V6を置いて

6GA4と6V6の外観比べ。3極管と5極管でプレートの大きさが違う

前段は2段構成にしたので、同じピン配置の双3極管の12AX7,12XU7,12AT7に交換できるので色々と音色を試してみたいと思う。今は終段のバイアスが最適値になっていないので使う球が決まったら最適値にしようと思っている。

追記 7/9 

直熱3極管VT-52の柔らかい?音と今回の傍熱3極管6GA4の音はかなり違い、現代的な輪郭のはっきりした音に変わった。ここから先は好みの問題なので気が変わったら真空管ソケットの交換と配線4本変更と抵抗2本追加で直熱管に戻せるが、思案中。6GA4シングルアンプは以前作って置いてあるVertical FETのアンプに近い音になった。出力トランスも古いTANGOのU-808に交換できるが、聴感上はあまり大きな違いはなかった。

このところの作りかえで感じたことは・・大きく音が変わるのはやはり、同じ3極管でも、直熱管と傍熱管の違いは大きいようだ。出力トランスや部品も変えてみたが老化した耳ではあまり差が感じられなかった。古いジャズを聴く時はVT-52を活かしておくほうがいいのかと思うが、しばらく聴き込んで気が変わったら着手するつもり・・・ということでアンプ作りは毎回泥沼の様相となるのでお勧めしない!この辺りの結論はやはりいつも同じ・・・


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