島からの帰りの船が出るのは、夕方の5時10分。
時間はたっぷりあるので、山越えの前にちょっと、海水浴場の近くにある神社に寄ってみます。
きれいに草取りがされている境内を通って
こちらが拝殿です。
かなりの規模の立派な神社で、港の近くにあった小さな社とは大違いですね。
人が住む集落から、かなり離れていますが、きっと島を代表する氏神様なんでしょう。
ですが、ここ、むちゃくちゃヤブ蚊が多くて、落ち着いて写真撮ることも、ままならない。
「こりゃたまらん」と、走って逃げだし、風通しのいいところで、体の止まるヤツを30匹ぐらい叩き潰したのですが、その後、山を越えるまでずっと、数匹がついてきました。
参った・・・・。
さて、また1時間かけて山を越え、島の中央の砂州部分まで戻ってきました。
ここには家も耕作地もなく、広い平地部分が、見渡す限りの荒れ野原になっています。
(後で調べたら、奥のほうにヘリポートがあったみたい)
昔は、和牛を飼育する牧場があったみたいで、赤く錆びた鉄骨だけになった建物が、草に埋もれて残っていました。
牛舎の跡かなんかでしょうか?
ちょっと高くなった土手の部分には、ずらっと石仏が並んでいました。
島の東側の海岸まで出て、堤防の陰でちょっと一休み。
遠くには、うっすら、四国の山並みが見えます。
さすがに疲れたので、波の音を聞きながら、30分ほど、うとうとしていました。
休憩後、港まで戻ってきましたが、船の時間まであと1時間もある。
その時間を使って、集落の中を歩いてみましょう。
大きな石垣の上に、立派なお屋敷。
一軒一軒が、かなり大きなお家です。
石垣の間を縫うような、細い道。
かなりの高台まで、石垣は続きますが、串の歯が抜けたように、草ボウボウになった空き地も目立ちます。
建物は残っていても、人が住んでない家も多い。
お寺も、住職さんが島にいなくなったのか、庭が荒れ始めていました。
高台から港の方向を見たところです。
景色はきれいなんだけど、その手前に写っている土地は、荒れ果ててしまっています。
美しい集落も、このまま消えていく運命なのでしょうか・・・。
港に戻る途中、道端に大きなシュロの木が2本。
幹に寄生して生えた木(ハゼの木かな?)の赤い葉っぱが、飾り付けたみたいで、少しだけ華やかさを演出していました。
5時すぎに、帰りの船がやってきて、これで島とはお別れ。
いやいや・・・一日中歩きまわって、疲れた。
今度来るときは、海水浴場に船が寄る、夏にしよう。(;^_^A
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