『筒賀の大銀杏』の近くに『龍頭峡』という渓谷があり、滝もいくつかあるということなので、ついでに寄ってみました。
『大銀杏』から戸河内インターの方向へ800m行くと、「龍頭峡入口」という交差点があります。
指示板に従って曲がり、道なりに約2km進むと、川むこうに「森林館」という施設。
林業についての資料展示や、宿泊施設、温泉、レストランなんかがあるみたいだな。
入口には、「ラドゴン」なる龍の置物が・・・(ーー;)
側にあった案内板を見ると、渓谷全体が公園化されているようですが、滝の他には興味ないし、さっさと先に進むぞ。
ここから先、道はぐっと狭くなりますが、行く先に広がる巨大な岩壁に目を奪われます。
『追森の滝 高さ126m』と書いてあるが・・・
水が流れている形跡はなし。
もしかしたら、雨が降ったあとに滝の姿になるのかもしれませんが、単に岩壁のことを「滝」と称する風習もありますし、そういうことではないかな?
「森林館」のところから約1kmに小さな橋があり、その先が車道の終点。
車を置いて、橋の手前から右手に伸びる遊歩道を進みます。
『二段の滝』まで300m、『奥の滝』まで400mとの表示がありました。
遊歩道入口から100mちょっとで『ナメラ滝』。
これは、落差が2mぐらいのショボい滝でした。
さらに50mぐらい進むと、早くも木々の上に滝の姿が見えてきます。
「えっ? あれって凄い高さなんじゃないか?」
期待感で、ついつい早足になってしまいますね。
川を挟んで反対側に、二段になって落ちる、もの凄い高度感のある滝がありました。
これが、龍頭峡のメインの滝である『二段の滝』。
後で調べたら、落差は40mとのことですが・・・・・どう見ても50m以上あるように感じられるぞ。
滝壺のすぐ前まで出て、見上げてみると、首が痛くなります。
遊歩道の背後の丘には滝見台が作ってあって、そこに上って見ると
こんな感じ。
水流がやや細いのと、周囲の地形の関係で、より高く見えてしまうのかなぁ?
『筒賀の大銀杏』の高さが48mと書いてあったけど、あれをここに持ってきて立てると、先端が8mもオーバーしてしまうのか?
絶対、それはありえないと思うがなぁ・・・・。
なんにしろ、滝好きなら一見の価値があるモノであると思います。
『二段の滝』から遊歩道をさらに100m歩くと
『奥の滝』が見えてきます。
落差は20mなんだそうな。
こちらが本流になるので、『二段の滝』よりは、やや水量が多い。
別名『犬戻の滝』と紹介しているサイトが多かったけど・・・
この案内板を見ると、『犬戻の滝』はこの奥に別の滝として存在しているように書かれている。
どっちが本当なのかな?
この先遊歩道はないし、こんな崖を登る勇気も体力もないので、ここで引き返しました。
遊歩道はよく整備されているし、アップダウンも少なくて歩きやすかったです。
それにしても、あまり知られていない渓谷で、『二段の滝』ほどの高さの滝があるのに驚いたな。
山口県で、同規模のモノを探してみても、木谷峡の『鹿落の滝』ぐらいしか思い浮かびません。
広島県・・・おそるべし・・・。
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