遠くに暮らす従妹からのお花便り。
キレイな景色を時折写メで送ってくれる。
近くで暮らしていたなら、きっと一緒によく出掛けていただろうね。
子ども時代、毎年 母と帰省して、姉妹のように過ごした鳥取の夏休み。
彼女の心根のやさしさは 小さい頃からよく知っている。
皆がそれぞれに同じように歳を重ねて、いろんなことが変わってゆく。。。
いつも大勢ひとがいて、賑やかだったあの古い日本家屋の夏。
長い銀色の髪をくるくると小さなおだんごにしていたおばあちゃんも、
底抜けに明るかったあのおばちゃんも、
ちょっと恐かったあのおじさんも、写真好きだった静かなあのおじちゃんも、
そして、あの家では時折少女のように見えた母も。。。
みんなのいた夏。
ひとはみんな、ひとりひとり何処かからこの世へやってきて
また別の世界へとひとりひとり去っていく。。。
いろんなことが変わっていくのは、自然なこと。
それでも、ずっとあの頃の夏のままで
もう誰も欠けることなく笑っていられたらいいのに・・・って
子どもじみているけれど、神様にお願いしたくなるよ。
変わらないものなんて何もないって わかってはいるんだけれどね。
もう大人なんだから大人らしく、
いろんなことをちゃんとテーブルに乗っけて
時には直視しなくちゃいけないよね。