黄昏叔父さんの独り言

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 移動運用  失敗その2 (発電機3-3)

2011年08月03日 21時26分47秒 | アマチュア無線 移動運用

 私の移動運用中にスズキの2KWの発電機は岐阜県の笠松町でエンジンが回るも発電しない故障に成り現場で調べたが電圧調整回路(ブラックボックス)の故障だった。機種が古くメーカーからの部品供給不可の為、修理を諦めた。何時の日かジャンク品が有れば息を吹き返させたいと思っている。此の時の発電機故障後のバッテリーでの移動運用で苦労したので其の後に電源回りは可也強化した。


 その後、ヤマハの新品では無いが倉庫に眠っていた1.4KWの発電機を20000円で購入、現在移動に使用している。この発電機は箱には入っていなかったが多分回していなかった様でタンクの汚れや外装部分に擦り傷さえ無くマフラー口が全然汚れていなかったが我家で30分回したらマフラーの網目に黒い色が付いたので多分、衝動買いして使用する機会が無かったのだろう。前のスズキの発電機と比較して一回り小さく重量も10Kg軽く28Kgだった。


 ただ良い事ばかり出なく100V出力の調整が電気回路(ボリューム)で調整出来なくキャブの燃料側で調整(固定式)その為に本体にAC電圧計が無い事とDC出力端子が無い事だ。対応策としては車内の無線机の前に交流電圧計と電流計を取付け最大負荷である電子レンジ使用時に発電機のキャブの流量調整で100Vに合わせている。無線機器の操作時は負荷が軽いので100Vが少し高く出るが無線機器は全てインバータータイプのDC電源を使用しているのでAC入力電圧が10V位変化しても出力電圧は(13.8V)は殆んど変化せず十分に吸収対応出来ている。直流出力端子が無い事は私の場合は使用しないので何ら問題無い。バッテリー充電を発電機の前でする事も無いしピョンピョン二世号のバッテリーは155G51を2個搭載しているので充電突入電流は100V側の電流計で数分間10A位流れるのでバッテリーへの充電電流は最大70Aを越している事になる。発電機の直流端子にバッテリーを接続するとどうなるか?考えるまでも無い事だ。


 此の発電機の最大の欠点は、発電中のノイズで垂直系のアンテナを使用時、受信にかなり影響が出る。車と発電機の距離や方向により実に様々な症状の受信障害(ジャミングの様な信号で起こる)が発生したりしなかったりする事だ。当初は電波の伝搬上の問題と思っていた。原因はなかなか解らなかったが色々な実験の結果、判明した。ヤマハの低価格層(標準機)にはノイズ・フィルターが付いていないのだ(オプション扱い)購入の際、前記の様な事情で取り扱い説明書が無く気が付かなかった。その後、他のメーカーのフィルターを入れ良くなっているが完治してはいない。私の運用はフルサイズの逆Vでの運用が大半なのであまり不便を感じていない。(水平系では症状は確認出来ていない)


 この発電機のトラブルは無かったが今回、沖縄九州方面の移動で、エンジンが二度程掛らないことが有った。原因は点火プラグが燃えカスでショートされ火花が飛ばなかった事だった。信じられ無い事だが購入した時、確認したエアフィルターが消え失せ無くなっていた スポンジが風化し微粒子になり燃料と混ざって燃焼室に吸い込まれ燃焼し燃焼カスがプラグに付着したとしか考えられない。燃料も調べたが水が入っていたり不良燃料の可能性も無かった。フィルター交換後は現在まで問題なく正常に動作している。


 一般のアマチュア無線移動局と比較するとバッテリーや発電機が大きいと思われるかもしれないが長期の移動の場合、何が故障しても運用が継続出来なく成るので此の余裕が必要である。




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