黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 天から舞い降りた噓の様な嬉しい話

2024年09月29日 23時58分08秒 | その他

 

  

 

 私が家庭菜園を始めて此の秋で3シーズン目に入った。私は元々専業農家の三男坊として生まれ、小学校に通う頃から農繁期に成ると忙しく成ることから子供なりに農作業の手伝いをする様に成った。

 

 親からは直接に『農作業を手伝え』とは言われ無かったが子供心に親達が忙しく働いているのに自分だけ遊び惚けて居るわけにも行かないし、両親から言葉には出なくても雰囲気的に『忙しい時期だけでも農作業を手伝え!』的なプレッシャーは感じては居たので仕方なく家業の手伝いをして居たが遊びたい盛りの幼い子供心に『大人に成ったら農業だけには絶対に従事したく無い。』と心に決めて居た。

 

 其の事も有って自分の将来の職業を選択する段階で三男坊で農家を継ぐ立場では無かったので此れ幸いに技術系(電気)の道に進み御陰様で嫌いだった農業とは無縁の世界に長年に渡り居たが退職して時間と暇を持て余す状態に成ったら 晴天の霹靂か?あれ程嫌であった土弄りを始める次第と成った。

 

 然し不思議にもあれ程嫌で仕方なかった土弄りを いざ始めてみると如何した訳か?結構嵌って仕舞い、現在では無線と並ぶ私の『暇潰し』と成って仕舞って此の事に自分自身でも驚いている。其の家庭菜園を続ける中で現在の畑の広さでは自分の思い描く家庭菜園が十分に実現出来ない現実と現状を継続する為には加齢に伴う体力低下で作業(鍬での耕作)の大変さが堪え始めた二つの問題が発生した。

 

 昨年辺りから鍬での耕作が体力的に大変に感じ始めて居たので其れを補う為の管理機(小型の耕運機)の必要性を感じて居たが我家の家庭菜園如きに管理機を購入したら店で野菜を買った方が安上がりと成る。(元々、現在の家庭菜園状況を収支で考えたらスーパーで買った方が安上がり!野菜を栽培する楽しさと、店よりも新鮮な野菜を食す事が出来る事と自分で栽培した安心感と少しの健康維持につながるメリットが有ると思えるから継続出来て居る。)

 

 今日の午前中に畑作業をして居たら道の反対側の畑を所有する方と世間話する機会が有り、その中で相手の方が『此の畑を続ける予定が無いのだが放置すれば此の畑も草茫々の状態に成るのは明らか、貴方は熱心に畑作業を遣って居るので此の畑を使って貰えないだろうか?』と言われた。此の話は可成り以前から御会いすると出て居た話題だったのだが『私も最近は体力的に畑作業が大変に成って来たので管理機の購入を考えて居るのですが中古ならいざ知らず、新品を購入すると成ると最低でも5~6万円はするので思案して居る処です。人力では現在の状況を維持する事でが精一杯で御話しは有難いのですが受ける事が出来ないです。』と答えたら『クボタの管理機が其処の倉庫に有るので買う必要は無い。ただ現在はエンジンが始動しないので貴方が直して使用するなら差し上げます。』との有難いお話!

 

 まずは現物を見せて貰ったら小型ながら本格的な小型管理機!然もクボタ製なので部品供給も問題無い様に感じたので早速に我家に預かり今日の午後から点検を始めた。燃料タンク内のガソリンは完全に無かったがストレーナーには変色したガソリンが残って居たので多分ガソリンが変質してキャブレター辺の分解洗浄が必要かな?と感じてエンジン本体から取り外してキャブ・クリーナーをぶっ掛けて洗浄して問題が無い事を確認して組上げて新しい燃料を入れて『さて如何かな?』と始動ロープを引いたがエンジンは始動せず。今度は力任せに始動ロープを思い切り引いたらロープが途中でプツンと切れて仕舞った。

 

 此の部分を分解したらロープが可成り長かったので取敢えず切れたロープの先端を処理してスタート・ロープは引ける状態にしたが矢張りエンジンは始動しないので点火プラグの点検の為にプラグを外す事に成ったがプラグは可成り奥まった場所に有り専用工具が無かったのでアノ手コノ手を使い取り外すのに悪戦苦闘した。外したプラグは黒いススで可成り汚れて居たのでワイヤーブラシで磨いた後、念の為に火で炙ってエンジンに装着して始動ロープを引っ張ったら一発で心地良いエンジン音で始動した。

 

 管理機が治った事を相手に伝えたら『早かったなぁ~直って良かった!内には大型のトラクターが有るし此の管理機は使わないので差し上げるのでお宅で使って下さい。』との嬉しい話!私としては『高額な機械だしタダで貰う訳には行かない。』と申し出たら『此方としては何ら問題は無いが貴方が気に成るのなら管理は貴方にお任せして今後は自由に使用して貰うと云う条件で如何だろうか?又 畑の方も出来たら使って欲しい。』と言われ『我家の畑の3倍以上の面積を私としては全て使い切れないが畑を荒らさない事と境界に草が蔓延羅無い様な定期的な草刈りの実施と今後の畑の使用状況が変わる場合には必ず申し入れを行い了解を得てから行う旨の口約で夢の様な話が成立、今後は畑の広さや人力で無く機械を使った効率的な家庭菜園が思う存分楽しめる条件が思い懸けず整った。



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