今回のビューローからのカードにプチ・アワードの初期段階での移動運用のカードが届き始めた。私もそうだが移動運用の機会が多く沢山の方と交信する方は無地のカードにターボ・ハムログのQSLの印刷書式や独自のパターンで印刷された物を取入れている方々が多い。市販の両面刷りのカードを購入しようとすれば安い所で一枚3円程度の単価になる様だが無地のカードを利用すると1枚辺りの単価は半分以下に成る。無地カードもインターネットで調べると1000枚辺り800円程度の価格の会社もある様だが私は現在、移動運用時のカードは1枚が1、5円程度の物を利用しているが紙の厚さがカード・メーカーの物より幾分薄くレーザー・プリンターを利用した場合、カードにトナーを焼付ける時の熱によりカードに反りが入り仕上がり状態が悪く成ってしまう。インクゼットのプリンタを利用すれば熱変形は少なく成るのだが其れでもプリンターの構造から来る印刷途中のローラーやカードが流れる工程で丸みのロールが掛かる。一枚一枚では余り解らないが100枚位の出来上がりカードを重ねると明らかに変形している。
私の場合は移動運用時には如何しても交信数が多く成るので無地のカードを購入しレーザー・プリンターでモノクロ印刷を利用して単価を下げて、通常の固定局の運用時はカード・メーカーの二面刷りのカードを利用して発行する様にしている。通常は移動運用時は毎回保々同じ局との交信が多いのでデーターを中心とした(必要な事項を入れた)カードで御勘弁を戴いている。反面、相手からは写真版の立派なカードが毎回届くので余りにも申訳なく途中からカードはワン・ウェイ方式に切り替えた。もともと私はアワードと言う物には興味は無いので自分の移動運用での交信実績をアワードに生かす事は無いし移動運用は純粋にパイル・アップを楽しむ為に行って居るのでカードを集める事に余り執着は無い。反面、固定局での運用は移動運用とは全く別のパターンのコミニケーションを主体に運用して居るので交信の形態も違うので(ゆっくりとした交信が多い)安いカードでは有るが移動時とは違うカードで対応する様に心掛けている。
最近の7MHz帯は移動運用のバンドと言える程、移動運用が定着した周波数に成った。国内信号が強く入感し交信が安定に行え、コンディションの変化は有っても終日、相手にも困らず運用出来る周波数はアマチュアバンド広しと言えども此のバンド以外には無いと言っても過言でない。私の場合は受け取るQSLカードの中での7Mhz帯のウエイトは80%を越える その結果、沢山のQSLカードを手にする機会が有るが最近、其のカードの記載内容に変化が現れ始めた。
1、 移動運用の片面刷りのカードで相手のコール・サインを見付けるのに苦労するカードがある(全体的に文字が小さく判読に時間が掛かる此れは最近多いコール・サインは瞬間に判読出来る物で有るべき)
2、 局長の氏名の記載が無い
3、 移動運用の郡ナンバーの後の町村を判定する最後のアルファベット表記の無いもの(郡ナンバーで終わって居る)
4、 移動局のリグ、アンテナ、電力表示が無い
5、 GL表記が無いもの又は4桁の物 (出来れば6桁を入れて貰いたい)移動運用の場合は期待している局が多いのでは?
これ等は全て無地カードでの自作のカードに多い現象、問題の無い物も在るがカードとしての基本を呈していない物も有る。最近受け取ったカードの中にコール・サインの記載が無い物、電力表示で「出せるだけ」と言う面白い物が有った。個性はあっても良いが基本的な事項は最低限記入して貰いたいものだ。