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▲ 『世界』 2016年8月号 岩波書店 850円+税
『世界』 2016年8月号 岩波書店
特集1 ジャーナリズムが生き延びるには 2 「核なき未来」は可能か
▲『世界』 2016年8月号 目次1
▲ 『世界』 2016年8月号 目次 2
今日は、フランス・ニース海岸テロ事件とトルコ・クーデター事件の情報確認・収集のため、本のコメントは休み。
この2件、偽旗事件の様相もあるのではと、新聞・テレビ報道を一度括弧に入れ、イスラム圏、ロシアの報道なども収集してからでないと、情報に大きな偏りがでてくる可能性がある。情報もチェックされ、統制され、削除される前に迅速に収集しないといけないようだ。
『世界』8月号で、野田峯雄が「ラストボロフ事件 謀略の残影」の最終回掲載。さかのぼって読み返してみたい。
このラストボロフ事件、古くは、松本清張が、『日本の黒い霧』で論じて以来、そして松本清張の本を読んだ後、私は、ずっとこの事件が気になっていたのだが。戦後日本で裁判にも発展したスパイ事件にも関わらず、情報が少なく、松本清張の『日本の黒い霧』以外には、『戦後裁判史録 2』にある、ラストボロフ事件と裁判の概要を記したものしか読んでいない。
今回、野田峯雄が「ラストボロフ事件 謀略の残影」の連載を終えたのを機会に、松本清張と、野田峯雄、そして三好徹の『小説ラストボロフ事件』を読み比べてみたいと思っているところだ。
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さて、フランス・ニース海岸でのテロ事件はこれまでの事例と同じように、犯人は銃撃戦の末射殺されたことになっていて、またしても、一件落着してしまいそうである。
しかし
暴走による市民の遺体の映像は、見たいと思わないが、すでにネットで上がっているものの中には、偽遺体かもしれないものが散見されるようだ。まだ、断定は控えたいが。
いつもの私の態度はこうだ。
「ほんとうとされるものはほんとうか」
「事実の根拠は何か」
「新聞・テレビ等、マスメディアの報道を一度括弧に括れ」
「そして、一瞬の流れる映像を見た衝撃で、判断停止した状態のまま、事実を認識する判断根拠にしてははならない」
ということだ。
9.11事件の衝撃を思い起こされたい。
ショック状態のまま、時の流れるまま動く映像を見ても、重力に従わない摩訶不思議な物理現象であっても、
爆発としか言いようのないビル鉄骨が飛び出していく出来事も、
すべて、衝突した旅客機による火災で、ビルを支える耐熱試験に合格したビル・コアの鋼材の強度が落ちて崩壊してしまったと易々と受け入れてしまう人々の恐怖の判断停止状態を。
ニーステロ事件の映像をインターネットで探したところ、下のような映像があった。
シートを被らされている遺体のそばに、赤ちゃんがならんで横たわっているような映像を見たのだが、いつの時間、誰が、撮り、誰が掲載したのか、その後これらの映像は、これからどういう運命をたどるのだろうか。注目する必要があると思われる。
私にはその赤ちゃんの行方(人形らしい)が気になる。最初はリアルで、すぐにそれと分かるマネキンの人形ではないように見えたのだが、静止画像をよくみるとやはり人形のようだ。するとシートを被っている人物の人形だということでよいのだろうか。
つまり、シートに覆われている人物が子供であることを強調するためにすぐ脇の子供の人形を置いて、悲劇の深さを表現したという演出が真相らしい・・・・・・いかにも人の注意をひきそうなアングルなのだ。
デイリー・テレグラフが紙面の一面トップでその映像を使っているところを見ると、記者たちに当局が配ったということか、記者が撮ったのか?カバーを掛けられた中の遺体は確かに存在していたのだろうか。記者は見たのだろうか?
ショック状態の時、それを 「見たから」といってそれを事実であることの、唯一無二の絶対的証拠にはならない。
ましてや、偽旗事件がかくも横行する時代には、映像、それも動く映像を「一瞬見たから」は、全く、信用できないものである可能性が高いと思われるのである。
いまや、NATO軍事独裁体制に近いヨーロッパ・EU社会は、すでに独立国家という体裁は、一般市民へのお飾りの看板に過ぎず、米・欧州寡頭政治体制へ向けて秒刻みの計画が、各国寡頭グループ内では了解済みであり、すでに作戦稼動中であると疑ってみるべきであるかも知れない。
実に悲しむべきことであり、そして怒りがこみ上げてくるのだが、国際的大規模テロ事件のあった当該国の国家機関による報道、捜査機関の発表した情報すら、括弧にいれ、吟味しなければならない時代に、既に入っているのではないだろうか。
▲グーグル検索「クライシス・アクター 画像」で拾った映像、元記事が分からないので、そのまま利用させて頂きました。
ぜひ、グーグル検索で、「クライシス・アクター 、画像」 とか「米国 偽旗作戦」「国際テロ事件 やらせ」とか、過去の世界的テロ事件と組み合わせ、キーボードで打ち、探してみると、でるわでるわ!
精巧な、たくさんのお人形さんたちが出てくる。さらに、クライシス・アクターと呼ばれる俳優・女優たちもたくさん出てくる。フランスのバタクラン劇場の映像も出てくるはずだ。不思議なハート型の惨劇の光景も。
ニースのテロでは、最後に銃撃戦があったというが、犯人との間のリアルな銃撃戦の映像もまだ私は見ていないので、これも、これから証言者がでて一部始終を語る人物が登場してくるのだろうが、クライシス・アクターでないのかの精査も必要だ。
さしあたり、「ザウルスでござる」 のブログがYouTube upの情報を日本語化して、ブログに動画を掲載している。
ここ ▼ 7月18日朝投稿のものである。ぜひ、「ザウルスでござる」の本文をまず読み、その趣旨を理解した上で視聴されたい。
http://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/9050d0be09d1e466b4597f0f0078a8fe
またもとのYouTube 動画の 英語版はここ▼
https://youtu.be/GnrkHrqW1qc
※残念ながら、すぐにYouTubeの運営者に、さる筋から抗議の連絡がいって、視聴の年齢制限がかけられたようである。
(なお 英語版up も 「ザウルスでござる」ブログ氏の製作で それを日本に向け 日本語化の労をとっていると言っている。「ザウルスでござる」ブログに感謝申し上げる。)
また、トルコ軍事クーデターについては ロシアのSputnic日本が報じている。
多くの映像と記事があるが、そのひとつは7月17日19:13 配信のもの
「米国の痕跡:米軍基地の軍人がトルコ軍事クーデターに参加」
というあっと驚くようなタイトルのものもある。 ここ▼
http://jp.sputniknews.com/incidents/20160717/2504387.html
Sputnic日本 にある、トルコ軍事クーデターについての記事の入り口はここ ▼
http://jp.sputniknews.com/trend/turkey_military_coup_attempt/
また、日本のブログでは以下の情報もある。ここ▼ 竹下雅敏情報
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=114302
イランからの情報も、米欧の記事とは(当たり前ことだが))、別の情報を配信している。ここ ▼Pars Today から
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i12700
日本の国際ニュース情報は、米欧からの加工済みの記事をそのまま翻訳・要約・拝借記事が多いのには驚愕。
欧米の大規模投資家・寡頭層は、すでに日本のメディアの株の相当部分を所有し、経営方針をめぐり役員選出等にも関わり、情報配信内容にも影響を及ぼしているのは間違いあるまい。
大規模な国際的事件の扱いを見ると、最近の記事の偏向は、際だってきていると思われるのだ。
さらにNATOの動きにもこれから、留意してみよう。
つづく