熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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日独修好の歴史を共にし、新たな友好を結ぶ - その2

2015-07-10 16:24:28 | インポート
企画展示「ドイツと日本を結ぶもの - 日独修好150年の歴史 - 」について今回は配布資料によりその概要を記します。

2011年は1861年1月、プロイセン使節団と徳川幕府との間で、日本・プロイセン修好通称条約が結ばれてから150周年にあたり、日独双方でさまざまな催し物が行われ、とくにドイツでは、2011年11月6日から翌年2月5日まで、マンハイム市立ライス・エンゲルホルン博物館で「遠来の友」と題する展覧会が開催された。この充実した内容の展示はマンハイムを出ることはなく、このことを惜しんだ日独関係者のなかから、日本でも150年を記念する展示ができないかという声があがり、その後、2年半をかけてようやくこの展示が実現した。
日本国内でははじめての本格的な歴史展示であり、できる限り多くの地域で、多くの人々にみてもらうため、国立歴史民族博物館(7月7日~9月6日)を皮切りに、長崎歴史文化博物館(9月19日~11月29日)、鳴門ドイツ館12月9日~翌年1月24日)、横浜開港資料館(2月3日~4月10日)でも展示が行われる。

展示の構成を標題だけで紹介すると次のようになります(プロローグとエピローグだけには簡単な説明)。

 プロローグ;ドイツと日本を結ぶもの - 日独150年の歴史 - 
 日独両国の人々が互いをどのように認識しているか、両国の人々が撮った写真や教科書の記述などをとおして垣間見る
 Ⅰ プロイセン及びドイツ帝国と幕末維新期の日本
 Ⅱ 明治日本とドイツ
 Ⅲ 両大戦下の日独関係
 Ⅳ 戦後の日本とドイツ
 エピローグ;宮古島から見た日独関係史
 1873年7月、宮古島の沖合いで座礁したドイツ商船の乗組員を島民が救助したことに感激したドイツ皇帝ヴィルヘルム1世は1876年、島に博愛記念碑を建てた。この出来事がもととなり、以後、の日独の歴史の中で宮古島が両国の友好を象徴する「記念の場」として繰り返し取り上げられることになる。>

展示品は外交文書、写真、書籍、直筆の書、贈答品など多種多様でカタログも210頁になります。内覧会では本当に駆け足で見ることしかできませんでした。
次回は、企画展の開会式の様子を報告します。(M.S.) 
 
 写真:展示概要を説明する 保谷徹 展示プロジェクト代表(東京大学教授) 
     
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