
<イベント情報>
名称:第2回グローバル時代に生きる若者の意見発表会
日時:2025年3月16日(日)午後2時から午後4時30分まで
会場:蔦屋書店熊本三年坂地下イベントスペース(MAP)
<ご案内の要旨>
当協会は,地域社会を変革できるイノベーション人材を育成することに取り組んでいます.
イノベーション人材育成には,常識にとらわれない,新しい発想で物事を見極め,チャレンジしていくマインドが必要です.
当協会では,バックグラウンドや価値観が異なるドイツの方々との交流が,熊本の若者に与える影響は多大であると考えており,グローバルな視点で物事を考え,チャレンジングな提案をする若者の発表を,当協会会員のみならず多くの市民の方々と共有するため,昨年に引き続き本イベントを開催します.
<背景>
昨今,少子高齢化や東京への一極集中に起因する地方の疲弊が問題となっています.この問題の解決には地域を元気にする地域活性化や地方創生に向けて地域にイノベーションを創発することが必要ですが,なかなか実現に至っていません.
そのようななか,近年の研究において,資本や人材といった資源そのものによらず,地域に存在する地域資源同士の「ゆるやかなつながり」によって地域に新たな価値観(イノベーション)を創発する理論が提唱され,研究論文や講演,動画等で注目を集めています.
(参考)熊本エデュケーションウィーク・スペシャル対談「つながりを科学する」ゆるやかなつながりが地域イノベーション・DXを創発する
https://kumamoto-ew.jp/event/2025/113special-dialogue/
<ゆるやかなつながりの効果>
今回発表する高校生ら8名は,学校も年齢もバラバラでありながら,必要な時に集まり,活動に力を注ぐという関係にある生徒たちで,互いを認め合い,違いを許容し,目的に向かって突き進む関係にあります.
彼らはゆるやかなつながりによって互いに成長を促し,当協会の支援によって,ついには高校生ながらシティエフエムにレギュラー番組を持ち,高校生ならではの観点で社会問題を論じ,夢について語っています.
(参考)高校生!○○開花
https://fiy.ispeer.jp/high-school-studs-radio-show
<イベントの内容>
第2回グローバル時代に生きる若者の意見発表会では,高校生らの発表のほか,当協会副会長である荻野蔵平熊本大学名誉教授によるドイツ語クイズのほか,トークセッションを設けます.
高校生の一部は,昨夏熊本市・ハイデルベルク市青少年交流訪問団員(熊本市教育委員会主催事業)としてドイツでホームステイを経験しており,2023年のドイツ人パートナーの熊本でのホームステイ受け入れと合わせて,足掛け2年間,日独文化や言語を越えた関係を築いてきました.トークセッションでは,滞在中のエピソードや言語の問題,お金の問題,ドイツの若者文化などについて話され,2025/2026年度の青少年交流訪問団員になりたいと考える現中学校3年生や高校1年生並びにその保護者との対話により,さらなる国際交流を通じたイノベーション人材を目指す若者が集まることが期待できます.これによって人材育成のサイクルが回り始めることでしょう.
みなさま,どうぞご参加ください.