マスターのキャラが凄くいいし、客がもう最高。
それだけでは、通わないが、
マスターの手料理と酒(地酒)がおいしい。
いきなり、B1ランクだ。Bにはなかなかめぐり合えないというのに。
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とにかく、客とマスターの会話がおもしろい。吉本新喜劇も負ける。
1シーンを紹介したい。
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マスターが客の一人に
「ポケットに1万円入っとったら、1週間は仕事せえへんからな。
パチンコや酒ばっかり飲んで。仕事せえー。」 と、
言いながら、壁に貼った大きな紙に何か書いてる。
何と、ツケの表だ。「○○と○○はまだ返しょらんな。」 と。
ぶつぶつ言いながら。
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また、ワアワア客どおしでしゃべっている最中に、
一人の客が、「おれ、魔法のレストラン見たいねん。
好っきゃねん。静かにしてえや。魔法のレストランはええ番組や。」
と急に言い出す。店内には、小さなテレビが置いてある。
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野球放送してるときは、野球に決まっているが。
そのテレビで、天気予報が始まった時、
一人の客が、隣の客に腕をつついて、
「天気予報や。」と言ったら、
「そんなん、わかってるは。何やねんな。」と、
真剣に怒っている。
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私はおもしろ過ぎて、ふき出しそうになるのを
こらえながら飲んでいる。
そんな客から、私に「にいやんは、どこから来てんのん?」
と。
これこそ、大阪の立ち飲み。
私は、いつもそういう時間に溶け込みたい。一体となりたい。
私の生きている証やから。
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「すぐ近くです。旭区から。」
「旭区かいな。千林商店街あるとこやな。」