沖縄・台湾友の会

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ファッシズムか、それとも自由か。君たちはどちらを選ぶんだ?    2024は最後の決戦になる(トランプ前大統領)

2023-07-18 17:43:23 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)7月18日(火曜日)弐
        通巻第7825号 
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 ファッシズムか、それとも自由か。君たちはどちらを選ぶんだ?
   2024は最後の決戦になる(トランプ前大統領)
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ファッシズム、それとも自由を選択するのか?
判りやすい訴え方に切り替えて、支持層の薄いZ世代をトランプはターゲットにした。
7月15日にトランプはウェストパームビーチで開催されたターニングポイント・アクション会議で演説した。

 トランプはアメリカの若い有権者に「つぎの大統領選挙は自由な国に住み続けるか、否かを選択する機会になる」とし、「あなたたちの世代がファシスト国家を継承するのか、それとも自由国家を継承するのか、暴君の支配を受けるのか、法の支配を受けるのかを決めることになる」と訴えた。

一方で、トランプ前大統領は「ひねくれたジョー・バイデン」を追放すると誓い、「バイデンの下では若者の希望と機会は完全に消滅しつつある」とした。

「バイデン経済では、Z世代とミレニアル世代の3分の1が全く貯蓄を持っていない。住宅所有は何百万人もの人々にとって手の届かないところに追いやられており、30年の住宅ローン金利は私が退任して以来157%上昇した。実質賃金は26カ月連続で下落した。バイデン大統領就任以来、多くが年収を減らし、ここ数十年で最大の給与削減となった」

 トランプ続けて、「私たちの権利と自由がズタズタに引き裂かれている」と宣言し、「最大の脅威は、私たちの国を内側から破壊しようとしている邪悪な勢力だ。バイデン政権下で『アメリカン・ドリーム』は終わった。米国の伝統に対するマルクス主義者の攻撃の罪を犯した教育機関への資金提供を停止するつもりだ」と述べた。

トランプ氏は、「2024年は私たちの最後の戦いである。私たちはディープステートを破壊し、『戦争屋』を政府から追放し、グローバリストを追い出し、共産主義者、マルクス主義者、ファシストを追い出し、我が国を憎む病んだ政治階級を追い出し、偽者を一掃する」と力強く演説を締めくくった。

トランプ vs バイデンの支持率調査では、左翼系の調査機関でも数パーセントのトランプリードを示している。またバイデン支持率は就任直後の御祝儀55・3%から現在は42・2%(7月12日、リアルクリアポリティックス調査)。
21年九月に支持率が不支持を逆転したが、爾来「一度も」、再逆転してはいない。ジル夫人の自叙伝は鳴り物入りの宣伝にもかかわらず、250部しか売れなかった(発売後一週間)。あの馬鹿息子を見ていれば、買う気はしないだろうなぁ。

ところで共和党の候補群のなかでデサンティスは日々支持率を減らしており、スタッフを解雇し始めている。ペンス、ヘイリーは息切れ状態である。

共産の夢 立民の立ち位置    【阿比留瑠比の極言御免】

2023-07-18 17:37:12 | 日記
たなべ りやうじらう のメイル・マガジン
                 頂門の一針 6566号 

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共産の夢 立民の立ち位置
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    【阿比留瑠比の極言御免】


 もう12年前の話だが、当時の菅直人政権の仙谷由人官房長官の考え方を知ろうと著書『想像の政治 政治の創造』を読み、驚いたことがある。そこには、こう書かれていた。

 「私たちが若かりし頃、社会主義を夢見たのは(中略)、社会主義社会には個人の完全な自由がもたらされ、その能力には全面的に開花し、正義が完全に貫徹しているというア・プリオリな思いからであった」
 個人の完全な自由、能力の全面的な開花、正義の完全な貫徹を「先験的」に夢見たのである。全共闘運動に身を投じた仙谷氏の時代とは異なり、筆者の若い頃には既に学生運動は下火になっており、仙谷氏は本当にそんな非現実的な話を信じていたのかと驚愕(キョウガク)したのだった。

[現実主義の仙谷氏も]

 高校時代に公民の教科書か何かで、社会主義が平等を目指すと学んだ際も、「(異性に)もてる者ともてざる者」は永遠に平等になることはないと反発したものだった。

 それだけに、当時の民主党の中では現実的な政治手法・手腕を誇った仙谷氏の回想は衝撃的だった。信じ難いほど荒唐無稽に思えたからである。

 ところが、共産党のホームページなどをみると、今も学生時代の仙谷氏と同様の見解が掲載されている。例えば、こんなふうである。

 「日本共産党が目標にする社会主義・共産主義の社会とは、誰もが自分の持っている力を自由に全面的に花開かせることのできる社会です」

 「こうした社会主義・共産主義の社会を、日本共産党は本気でめざしています。まずは資本主義の枠内で民主主義を徹底する社会を実現し、そのうえでさらなる社会発展に挑戦する。『共産党』の名前には、こうした私たちの理想と決意がこめられています」

 そういえば共産の志位和夫委員長は、立憲民主党と政権交代後には「閣外協力」することで合意して臨んだ令和3年10月の衆院選時の党首討論会で、次のように熱を込めて語っていた。

 「人類の社会は資本主義でおしまいか。私はその次に進むことができる。社会主義、共産主義です」

 このときの志位氏は、立民との選挙協力で衆院選に勝つことで、共産党綱領にうたう「次の段階では、資本主義を乗り越え、社会主義・共産主義の社会への前進をはかる社会主義的変革が課題となる」段階に近づいたとばかりに高揚しているようにみえた。


[秩序転覆こそ原点]

 今月12日の本紙政治面は現在、立民と共産は次期衆院選での選挙協力の在り方を巡ってつばぜり合いを演じていると報じていた。立憲共産党といわれた2年前の蜜月状態に戻るのか、それとも距離を置くのか。

 前記の共産ホームページにはこう書いてある。
「変革の中心が『生産手段の社会化』です」
 一方、マルクス、エンゲルスの『共産党宣言』は
 こう説いている。

 「共産主義者は、これまでのいっさいの社会秩序を強力的に転覆することによってのみ自己の目的が達成されることを公然と宣言する」

 私有財産の廃止と社会秩序の転覆が、原点なのである。立民は、のん気に選挙目的で候補者調整だの政策合意だのと言っていいのだろうか。「共産主義の本来の姿」を伝える党と、くっつくことに疑問を覚えないのか。

或る中国軍の大佐が急逝したが   異例にもエリート墓地に葬られた。理由は?

2023-07-18 17:36:33 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)7月18日(火曜日)
        通巻第7824号 
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 或る中国軍の大佐が急逝したが
  異例にもエリート墓地に葬られた。理由は?
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 中国人民解放軍のなかでAI開発に辣腕を発揮していた一人の大佐が急逝し、7月15日に八宝山革命墓地で葬儀が行われたと『サウスチャイナ・モーニングポスト』が伝えた(2023年7月17日、電子版)

この人工知能の指導者は軍事シミュレーション用AIのソフトウェア開発を担った馮陽河大佐で、享年38歳という若さだった。死因は交通事故という。
そもそも八宝山で葬儀が催行される「資格」とは軍人ならば、元帥、将軍、有力軍事委員会委員が対象である。中級将校が八宝革命墓地に葬られたことは軍から異例に評価されたことになる。すなわち軍におけるAI開発への多大な貢献が認められたのだ。

ならば憑は何を開発したのか?
憑陽河は湖南省長沙にある国立国防技術大学(NUDT)の准教授だった。
この大學は米国のブラックリストからは漏れているが、「211プロジェクト」「985プロジェクト」など内容が不明の研究にくわえ、スパコン「天河」シリーズの開発で知られる。『天河』は2013年から二年間、スパコン演算速度で世界一を記録した。

人民解放軍が共同訓練をシミュレートする目的で使用するAIプログラム「ウォースカル1」と「ウォースカル2」の開発チームを率いた。憑は2011年から2013年にかけて「共同訓練プログラム」の一環としてハーバード大学で統計学を、アイオワ大学で高性能コンピューティングを学んだ。米国が中国を「戦略的パートナー」などと持ち上げていた頃である。

2014 年に博士号。国立国防技術大学によれば馮教授は過去10年間におよそ60本の論文を発表しているという。
日本で発覚した「産業技術総合研究所」の研究データ漏洩事件は中国籍の元上級主任研究員を逮捕したが、この中国人は「国防7校」の一つ、北京理工大の教授を兼務していた。 
権恒道元産総研上級主任研究員は「フッ素化合物の合成技術に関する研究データ」を盗み、中国の化学製品メーカーに送信していた。

人民解放軍と関係が深い「国防7校」とは、北京理工大、北京航空航天大、ハルビン工業大、ハルビン工程大、南京航空航天大、南京理工大、西北工業大である。現在日本の十の大學が、これら国防七校からの留学生を受け入れている。