ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

寝台特急北斗星で東京へ行く旅 その3

2015-02-13 11:11:15 | 旅行(道外)2012〜2017
2月6日(金) 午前6時。

福島駅停車で目が覚める。

少し前に仙台駅に停車したはずなんですが、グッスリ寝ていたらしく気付きませんでした。
夜中に何度か目が覚めましたが、一応それなりに眠れたようです。

次第に空が明るく…。


洗面所が混む前にサッサと洗顔を済ませ、ついでにデジカメ君をちゃっかり充電(笑)。
今回の新品デジカメ君は非常に使い勝手が良いのですが、先代のに比べてバッテリー消費量が早いのが少々残念です。

近くの通路に付いている折り畳み式のイス(バタンと倒すと座面が出現!!)に座って景色を眺めながら、バッテリー満タンになるのをしばらく待ちました。


午前8時、食堂車で朝食タイム!

昨日の夕食時は事前予約制でしたが、朝食時は不要なんです。
座席が空いていれば自由に利用可能です(^-^)
いまや食堂車が付いている列車というのも貴重な存在。せっかくなので利用しなければ♪

朝食セット(洋) 1600円

和/洋と種類があり、どちらも同じ料金。少々お高めなんですが、朝食にしては充分すぎるくらいのヴォリュームです(しかも食後のコーヒー付き!)
今回はフルーツヨーグルトと夕張メロンゼリーでしたが、時期によっては果物盛り合わせの時もあるようです。

満席だったので2人席でおばちゃんと相席になって食べました。
それにしても、こんなに揺れる車内で次々と料理を運ぶスタッフに感動。

ゆっくり朝食を味わっていると、ちょうど栃木県の宇都宮駅に停車。
ホームは通勤・通学の人で溢れており、皆さんこちらを羨ましそうに眺めています(^_^;)。
「自分だけこんな事していて良いのだろうか…」と少し申し訳なくなりました(笑)。


優雅な朝食タイムが終わると、終点の東京・上野まで残り1時間になっていました。
部屋に戻り、すっかりマンションばかりになった車窓を眺めながら最後のひとときを満喫。


線路の本数も増え、通勤電車と並走する場面も多くなってきました。ある乗客はこちらの列車に気付くや否や、横に座っている奥さんらしき人をつんつん突いて「見て!あれ!」みたいな仕草をしていました(^-^)
通過駅のホームでも携帯電話のカメラで撮影するサラリーマンの方が見えたり、沿線では三脚を構えた「撮り鉄」の方々がたくさん居たりしました。
いかに北斗星が「特別な列車」として見られているのが分かります。

そして、そんな列車の車窓からこうして風景を眺められている自分はどれほど恵まれているのか、それを実感しなければいけませんね。


…すばらしい体験ができました。


午前10時5分―
無事に上野駅に到着!


いや~お疲れさま。
充実した時間だったので長さは全然感じませんでした。


先頭は見るからにパワフルそうなゴツい電気機関車になっていました。青森~上野間はコレが運んできてくれたわけです。
皆さん完走記念として写真撮影するので非常に賑わっています。


うわ~。1、2号車ボロすぎwww

今年の北斗星廃止は「車両の老朽化」もひとつの要因であったといいます。
車両によっては製造から40年以上という耐久年数ギリギリの物もあるという事なので、これは仕方が無いのかもしれませんね。
…このボロい1、2号車にも乗ってみたかった気もします。

しばらくしてリネン類の運び込み作業が完了すると、列車はバックで上野駅ホームを出ていきます。
乗って来た皆さんは最後の最後までお見送りを行うので、ホームからはなかなか人が減りません。


あ~、さよなら北斗星……。

長年の憧れだった寝台特急北斗星、最初で最後の乗車。
たぶん僕がこの列車を見られるのは今日で最後だと思います。

とにかく、乗る事が出来て本当に良かったです。


さぁ!気持ちを改めて東京観光だ!!

飛行機を使っていないのでイマイチ実感が無いのですが、とにかく東京に到着したわけです。
ホームにズラッと並ぶ電車や、複雑な上野駅を彷徨っているうちに気分も高まってきました♪
さっそく記念スイカで大騒ぎになったあの場所へ。
一度行ってみたかったんです。

山手線外回りに乗車!

おぉぉ~!東京都心部の動脈、山手線ですぞ~♪
朝のラッシュは終わっているので比較的空いています(よかった…)。

わずか数駅で…。

東京駅に到着!



大きすぎてキレイに撮れな~い!!

1914年に竣工し、2014年に開業100周年を迎えた東京駅。ホームの数は日本一多い(在来線18線、新幹線10線、地下鉄2線)らしく、まさに日本を代表する巨大ターミナル。
2003年に国の重要文化財に指定。
つい2年半ほど前(2012年)に、空襲で焼失した竣工当初の姿に復元されたばかり。


駅前には「KITTE(キッテ)」という日本郵便の商業施設がありました。


2013年にオープンしたばかり。旧東京中央郵便局の外装を一部保存し、後方に高層ビルを建てたそうです。
内部は真新しい普通のショッピングモールで当時の面影は無し…(泣)。
一応、4階部分には「旧東京中央郵便局長室」が申し訳程度に再現されていて、「局長机とかあるのかな?」とワクワクしながら行ってみるも、ただのガランとした展望室…(^_^;)
東京駅はキレイに見えるけどね。


6階には「KITTEガーデン」という無料の屋上庭園があります♪

ここは相互リンクさせていただいているぱるるんさんのブログを読み、存在を知っていました。(ありがとうございます)
ここから東京駅を眺めよう、という訳です(*^_^*)



東京駅ホームがよく見えます♪

いくつも新幹線が並ぶこの光景を見られただけでも感動です。
新幹線なんて6~7年前に「こまち」(真ん中に見えてるやつ?)に一度乗ったことあるだけですから…。
それにしても、新幹線も山手線も長いな~。

※注:今回の旅行記は何かと鉄道ネタが多くなっていますが、管理人ホルマリンは鉄道オタクではありません(笑)

次回、
ついにあの『空 樹』が姿を現す!

続く。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 寝台特急北斗星で東京へ行く... | トップ | 寝台特急北斗星で東京へ行く... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
その2と併せて (ADエキスパート)
2015-02-13 16:32:19
すんばらしい旅ですねぇ。羨ましすぎる・・・

因みに半鉄ヲタな僕ですので少し。プレートを見ると、オハネ25と書かれてたような気がするのですが、これはオハネ24型という客車のいわばマイナーチェンジ版で、昭和45年ごろから製造されている客車ですね~。今のとここいつが使われているのは北斗星とトワイライトエクスプレス位じゃないんですかね。凸っぽいのはDD51型かな・・・すいませんあやふやです。最後の真ん中の新幹線ははやてだったと思います。


朝食も高級ホテルのような感じですね!グランシャリオ(でしたっけ?)っていう響きからもうしびれます(笑)
次回も楽しみにしていますね!
返信する
寝台特急 (ぱるるん)
2015-02-13 20:53:52
 通勤列車に乗車客から羨望の眼差しを浴びましたね(笑)
寝台特急はやはり列車の中では特別な列車ですよね。

 昔は青森~上野間はEF81という機関車が牽引していましたが、EF510に変わりましたね。

 そして、当方のブログを紹介していただきありがとうございます。
 KITTEの旧東京中央郵便局長室、最初私もどデカい机があるのかなと思っていたのですが、スペースとして残されているだけなんですね。局舎がまだ現役の頃に入った事がありますが、窓口フロアは吹き抜けで気送管があったり、地下には私書箱がズラ~っと並んでいて、昔ながらの郵便局だなと思ったものです。
 今は、現代的な感じに直されてしまいましたけど…。
 
返信する
ADエキスパートさんへ (ホルマリン)
2015-02-15 00:14:30
たぶん自分の中では近年稀に見る贅沢な旅行でした…(^_^;)

オハネ25は今回宿泊した車両でした。確かに、仰る通り旧型客車を改造した車両だというのをどこかで読んだ気がします。
北斗星の中では、ロビーカーのある6号車がかなりの古参車両らしいですね…。
凸型のディーゼル機関車も確かに「DD~」という名前が付いていた気がします。
最後のは「はやて」でしたか…。失礼しました(笑)

はい、食堂車の名前は「グランシャリオ」でした。大層な名前ですよねwww
僕が入った時には一人旅の鉄さんが多めで、みんな仲良く相席していました(^-^)
返信する
ぱるるんさんへ (ホルマリン)
2015-02-15 00:28:26
都心部に近づくと通勤時間の複線区間を走行する事になるので、ここでは重厚な寝台列車も場違いな存在ですね(笑)
青森~上野間の機関車はつい数年ほど前に登場した新型らしいですね。廃止後はどこに配属になるのでしょうかね…。

KITTEは、ぱるるんさんの旅行記事によく登場していたので拝見していました(^-^)
やはり外装の「保存」というのは名ばかりな感じがしますよね(^_^;)
改装前まで現役で使用されていたのですね~!良い感じの雰囲気だったようですが、ここを改装してしまったのは勿体無い感じがします…。
返信する

コメントを投稿

旅行(道外)2012〜2017」カテゴリの最新記事