ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

夏の札幌近郊タコ調査!!(後編)

2015-07-28 18:45:12 | 北海道内の旅行・風景
前回からの続きです!

おもしろ公園ぐらんぷり 番外編
~夏の札幌近郊タコ調査!!~(後編)

14:50、「あさがお公園」を出発。

せっかくなので道なりに進み、遊歩道をぐるりと一周してみます。
この辺りは初めて訪れるので新鮮ですね!

道の途中の公園内にこんな看板が…。

「ゴロッケーコース」www
…どうやら「ゴロッケー」とは北広島で生まれたオリジナルのスポーツらしいです。…初めて聞いたが。
パークゴルフに似ていますが多少の相違点があるとか。…気になる方は検索してみてください(^_^;)
ちなみに発祥はパークゴルフより10年以上も早いとか。

遊歩道沿いのとある公園

タイヤ天国やぁ♪この置き方は珍しいのでは!?

道道46号線へ出て、いざ江別市へ!

すべては最後のタコすべり台を見るため……なんて簡単に言っていますがかなり遠いです(汗)。
北広島から江別に向かうなんて初めてなので多少の不安もありますが…。

次第に広大な田園地帯へ…。





札幌近郊でこんな風景に出会えるとは…!

初夏の風を楽しみながら進み…。

15:03、江別市へ!


田園地帯を抜けて野幌駅に近づくと、ようやく見たことのある景色が。
地図を確認しながら、住宅街へ入ってしばらく進むと…。

15:49、「若草公園」(江別市2条通り3丁目)に到着!


ようやく最後の目的地です。遠かった(汗)。
数年前からぜひ見たいと思っていた念願のタコすべり台さんと、ついにご対面です!


いたぁ~!!♪


見よ!この勇ましい表情を!!(笑)
…リング状の目玉が無表情さを際立たせていて面白いですね。赤い体に黄色い配色というのもまた独特といいますか…(^_^;)


近くで見てみると安全性が心配になるくらいに年季が入っておりました…。こりゃスゴイな!
さながら長期間に渡って子供たちの襲撃に耐え忍んできた老兵といったところでしょうか…。


このタコさんは何故か謎の拡張が施されていて、ここだけ至って普通のすべり台となっています。
どうせくっつけるんだったらデザイン統一化させればよかったのに。

設置年は1971年という事で、なんと札幌市営地下鉄南北線開業と同じ年。さらに札幌オリンピック開業の1年前。
撮影時も子供たちに大人気でしたが、これからも残って行くのかどうかがやや心配ですね…。

なお、タコすべり台のバイブル的なサイト『滑り台記録』に載っている画像は10年ほど前に撮影されたものらしく、まだ表面がピカピカでした。
年季の入った現在の姿がますます切なくなってしまいますね~。




…そろそろ帰らなければ。
このタコさんがこれからも行き残ってくれる事を願って、若草公園を後にしました。
タコすべり台よ永遠なれ!


走行距離70.05キロ
おもしろ公園ぐらんぷり番外編 ~夏の札幌近郊タコ調査!!~
完。
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夏の札幌近郊タコ調査!!(前編)

2015-07-25 01:44:37 | 北海道内の旅行・風景
♪まーぶしい~ 太陽のキラメキ~のなーかで~、
とーびき~り~ 熱いままで恋を~した~いよ~♪


夏は一番好きな季節です!(^-^)
…でも恋をする相手がいない。まずそんな事してる時間もない。ふへへ…。(←きもちわるいよ!)
どうも。ホルマリンです。


さて。最近はホームページの旧記事ばかり更新していますが、あまり過去の物ばかりアップしていてもつまらないですよね。
皆さんに手抜きだと思われたくないので、今回は新作記事を。
数週間前に行ってきたものです。

おもしろ公園ぐらんぷり 番外編
~夏の札幌近郊タコ調査!!~

ストレスが積み重なってタコすべり台が無性に見たくなってきたので(笑)、以前から考えていた日帰りツアーを決行する事にしました。
札幌に存在するタコすべり台といえば、以前に記事にも書いた太平公園(北区篠路)のみですが、札幌の隣に位置する北広島市と江別市には合わせて3台ものタコすべり台があるらしい!
それらをチャリでいっぺんに巡って思う存分鑑賞しましょう、という企みです!(^-^)

これまた酔狂なバカ企画を…」とか思わないで、どうかお付き合いください!!

7月8日。

12:00、まずは北広島に向けて出発!
気持ちいいほどの快晴で日差しは強いですが、それほど暑くはなく絶好のサイクリング日和です!


白石ここロード(旧白石サイクリングロード)に入ります。

12:30 虹の橋を渡る。

厚別川に架かる歩行者・自転車専用の橋です。川を覗き込むと国鉄千歳線の橋脚跡を見る事も出来ます!
なお、すぐ傍には巨大宗教施設が建設中。

12:45 北広島市に入る。

この辺りから森の中を進むサイクリングロードとなるため、非常に気持ちがいいです♪

・自転車の駅

しばらく進み、北広島駅に向かう途中に現れます。
「自転車の駅」といってもトイレとレンタサイクルがあるだけの小さな場所です…。

並走するJR千歳線を渡り、緩やかな下り勾配を進んでいくと次第に住宅が増えてきて…。
北広島市の中心部へと入って行きます。

13:10 北広島駅に到着!


自転車乗り入れ可です♪


少し駅の中で休憩後、いよいよ目的の公園に向けて出発。

北広島は自転車利用に積極的な街のようで、道路を超えるスロープや自転車置き場など、設備が立派で自転車好きには嬉しい限り。
駅からも再び歩行者・自転車専用の遊歩道が延びています。


そして…。
道路がちょうど二股に分かれる部分に、その公園はありました。

13:25、最初の目的地に到着!!

「やまぶき公園」(北広島市広葉町)

さっそく中へ入ると、閑散とした広場の中心に堂々と…いらっしゃいました。


タコすべり台!♪




なんとも言えない微妙~なピンク色が独特。
近年塗り替えられたのか肌質(?)は綺麗ですが、1972年に設置されたなかなかの年代物のようです。
目やハチマキが無いので、札幌の太平公園のタコと比べると愛嬌が足りない感じですね…(^_^;)
丸いアタマの中は空洞になっていて、内部はなかなかの広さ(大人げなく入ってみたw)。
そこから滑る部分が四方八方に、それこそタコよろしくいくつも延びているので意外と複雑な構造をしています(*^_^*)。


13:50。公園内のベンチで昼食後、次の公園へ向けて出発。
北広島にはもう一か所、素敵なタコすべり台の公園があるとの事でしたが…。


この遊歩道は市内をぐるっと一周する作りになっているようです♪
(写真サイズミスりました…分かりづらくてすいません…)

この辺一帯に広がる「北広島団地」は、フィンランドの「タピオラ」を意識して造成が行われたそうです。
…知らなかった。ていうかタピオラってどこやねん。


北広島の地名は、1800年代後半に広島からの入植者によって開拓された地である事に由来します。1996年の市制までは広島町と呼ばれていました。
しかし施設名など、まだ「広島」の名前が残っているようですね。(^-^)

遊歩道は広大な「緑葉公園」を抜け、ぐるっとカーブしながら続いています。
…あれっ、遊歩道に沿って2つめのタコ公園があるはずなんだけど…。この辺なのに見あたらない(汗)。

14:13、「あさがお公園」(北広島市緑陽町)に到着。


情報によると、ここが北広島2つ目のタコ生息地。
しかし。
タコが見当たらないうえに不自然に広いスペース。遊具も新しいものばかり。
イヤな予感しかねぇ…。



急いで調べてみると…やはり。
2012年に撤去されてしまったようです(泣)。
原因は老朽化。近所の方に惜しまれつつ消えていったようです。
ここのタコは他と比べてズングリしており、ボテッとした頭や触手が魅惑的な超絶リアルなタコだったようで、ぜひ見てみたかったですね…(;O;)。
(在りし日の姿、気になる方はこちらのサイトへ。)


いや~、これは想定外でした。自分のリサーチ不足ですね(^_^;)。
タコすべり台は次第に数が減っていると言われていますが、そんな現状を生々しく実感するツアーになってしまいました…。

次回!後編です。
気を落とさず江別市へ!
壮絶なハチマキたこさん登場!

続く。
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岩戸観音堂

2015-07-22 17:23:45 | ホルマリン漬け北海道 珍スポット編
(2008年撮影)札幌市南区定山渓温泉東3丁目(拝観料・300円)



 札幌市・定山渓温泉街の少し奥の方に、岩戸観音堂はある。一見ただの小さな御堂だが、なんとこの御堂の奥には奥行きが120メートルもある洞窟が伸びている。
 昭和11年に、二代目地崎宇三郎という人物が、小樽・定山渓間自動車道路工事で亡くなった方々を供養するために掘り進め作ったいうこの洞窟。狭くて薄暗い洞窟内には、33体もの観音様の像が安置されている。1体1体にそれぞれご利益があり、すべての観音様を拝めば何か良いことありそうだ。
 薄暗い洞窟内に浮かび上がる33体の観音像・・・。少し恐怖を感じてしまうが、ここはこらえて、1体1体に悩みごとでも相談してみてはどうだろうか。





もともとは手彫りでゴツゴツしていて天井の低いものだったが、昭和43年、定山渓観光協会が整備したという。しかし、今でも天井から水がしたたり落ちたりしていて、中々に不気味である。
そして洞窟の終点はこんな風になっていた。小さな斜面を1つくり抜いていることになる。




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佛願寺・大涅槃堂

2015-07-22 17:08:08 | ホルマリン漬け北海道 珍スポット編
(2008年撮影)札幌市南区石山東6丁目1-24

超特大黄金涅槃大仏堂々就寝中。


 札幌市・南区石山の住宅街。真駒内方向から「芸術の森」へ続くごく普通の道路を走っていると、突然右手に特大の大仏様が現れてビックリ仰天する。札幌の新たな珍スポット、「佛願時・大涅槃堂」だ。
 実はこの場所、かなり以前から存在していて、僕が小さいころには10メートルほどの、金のペンキの剥げた大仏様がポツンと(しかしこちらもそこそこ目立っていた)置いてあるだけであった。しかし2008年にリニューアルが行われ、この2代目がドド~ンと設置された。その大きさ、なんと45メートル!シロナガスクジラよりもデカイ。
 この大仏様、驚いたことに、かつて恵山町に存在していた伝説の珍スポット、「恵山モンテローザ」から移築したものだという。移築・復元されて間もないころには道内の数々のTV番組で紹介され、「どさんこワイド」では明石さんがレポートに訪れ、今となっては懐かしい「タカトシのどぉ~だ!」ではお笑い芸人のハリセンボンがやってきたらしい!!
 今回、移築が終了してから初めてこの場所にやってきた。すると、大仏の前に新たに建物が建っている。駐車場に入ると、その建物内から女性が。どうやらこの施設のスタッフらしい。「写真撮ってもいいですか」と聞くと、建物内に案内される。建物内のありがたい絵や供養祭などの説明を受けた後、いよいよ大仏様とご対面。しかし遠くから眺めるのみ。大仏様の寝ていらっしゃる建物にも入ってみたかったが、黒い線(いま自分が立っている場所)から先へ行ってはだめらしい。残念。
 その後、供養などの勧誘をされたが、あいにくお金を持ち合わせていなかったので、すべて断ってしまった。しかし、女性スタッフは最後まで僕を丁寧に案内して下さり、帰り際にはお守りのミサンガまでもらってしまった。本当にありがとうございました。


大きさを比較できるものがあまりないのが残念である。
大仏の下の建物には、初代の大仏が安置されているという噂だが、本文でも述べたとおり、入ることができなかったので、未確認である。


・激レア!建設途中の図



実はこの場所、大仏の建設途中にも一度訪れている。鉄骨・つなぎ目丸見えの大仏や、駐車場に数々の部品が並べられている光景は、かなりインパクトがある。大仏の建設途中なんて、めったに見られるものではない。間違いなく、今となってはレアな写真である(得意げ)。
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真駒内滝野霊園

2015-07-21 14:39:37 | ホルマリン漬け北海道 珍スポット編
(2008年撮影)札幌市南区滝野2


モアイのある異色の霊園として、札幌市民にとっては比較的有名な滝野霊園。実は、珍スポットの本やサイトには必ずと言っていいほど紹介されていて、マニアには超有名な場所だ。もはや北海道を代表する珍スポットといっても過言ではない。霊園なのに。
 この霊園、1800473㎡という東京ディ○ニーランドよりもデカイ敷地内に、モアイのほかにも様々な謎オブジェが点在しており、かなり見ごたえたっぷりらしい。今回は、この「真駒内滝野霊園」をじっくり見学してみることにした。園内はとてつもなく広いので、もちろん自転車で。天気を気にしながら山道を1時間ほど走り、ついに滝野霊園に辿り着いた。



入り口から入るとすぐ目に飛び込んでくるのが、やはりズラリと並んだモアイ像。本物と同じ大きさのが33体も並んでいるから、迫力満点だ。このモアイたちは「三十三体モアイ地蔵」(!!)として設置されていて、1体1体にはミニ観音像とチベットのマニ車(クルクル回してお経を唱える装置)が付いている。
霊園と言ってもここは広場で、カップルや親子が楽しそうに遊んでいる。ここからお墓エリアまではなんと1キロ以上も離れているのである(なんというスケール!)。
だだっ広い広場には他にも、ミロのヴィーナス(?)などの、世界の有名な石像のレプリカがあちこちに置かれていて、すんごく変




↑なぜかモアイの建て方などを説明したパネルもある。


そしてモアイのベンチ。

…こっ、これは……。もはや完全にふざけているのか?
しかし何気に良いデザインだ(笑)。


霊園なので、もちろんふつうのお地蔵さまもいらっしゃる。
しかしその後ろには背後霊のようにモアイたちが…。

そしてモアイの前には何故かブロンズのシカ達が遊んでいる。
シカとモアイ・・・。この組み合わせはいかがなものか。


さらにモアイの向かいにはストーンヘンジ(実物大)。
隣には大仏(13.5メートル)。
ストーンヘンジの中心にはお釈迦様の像が置いてあるし…(汗)。
なんだか頭が変になってきたぞ…。


モアイのエリアからお墓の並ぶエリアまでは一本の道路でつながっていて、巨大な卒塔婆が中央に並ぶ長~いエリアを抜けると、今度は道路わきにニョキニョキと特大観音像が立ち並んでいる。観音像のほかにも、かなり立派な石像がふんだんに置かれており、見ていて飽きない。




巨大観音像の前にある石碑には 「還れ北方領土」の文字が・・・。
なぜここに?


↑巨大な石碑・石像の間を、参拝者の車がすり抜けてゆく。何となくおかしな光景である。

そんな一本道をしばらく走ると、ようやくお墓エリアに着くのだが、エリアの手前には・・・。

うわぁ・・・。ここは動物の天国かい?
なんだかみんな幸せそうである。しかし、その中になぜか手の形の椅子が(笑)。
…座りたくない事この上ない。


お墓エリアに辿り着いた。滝之太陽殿なるご立派な礼拝堂(謎の仮面付き)などが建っているのだが、この辺は特に用はないのでスルー。
そしてお墓エリアの端の方にこの「八角堂」が建っている。隣には日本庭園があるのだが、その庭園内にはなんと…。


ミニチュアの金閣寺があった。
・・・今度は京都かよ!!


高さは1メートルほどだろうか。非常に良くできており、中には人形までいらっしゃる。
この庭園内は、なぜかお経がずっと流れていて、かなり不気味なのであった。

さらに、八角堂の向かいになんかいるなぁと思って近寄ってみると、

布袋様の群れ。みんな楽しそうである。

…皆さま、いかがだったろうか。滝野霊園のキテレツさはモアイだけだと思ったら大間違い。潜入してみると、このようにどこもかしこも個性的すぎるのである。そして最近は「モイ君」というモアイのオリジナルキャラ(結構カワイイ)が登場するなど、さらに愉快な事になっているので、この先も要注意だ。
真駒内滝野霊園…。文句なしに「札幌ナンバーワン珍スポット」であった。皆さんもぜひ行ってみてほしい。
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