ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

それゆけ!レトロチェーン 第4回

2019-04-09 18:05:06 | 好きです札幌
(2018年4月訪問)


第4回:減少中?「オールドミスド」
ミスタードーナツ宮の森店(札幌市中央区北5条西29丁目1)
※現在はリニューアル




地下鉄東西線「西28丁目」駅を出たすぐの場所にある独立店舗型のミスタードーナツ。
昨年3月ごろまで、開店当時のものと思われる旧ロゴを掲げたまま営業しており、中々の風格でありました。
近くで見てみると所々タイルが欠けていたり割れていたりで、ともかく傷みが非常に激しく「よくこのまま営業してるな…」と正直思っていました(^_^;)

いつか写真を撮ろう…とダラダラ思っていたのですが、2018年4月、友達から「ついに改装準備に入ったようだ」との情報を入手しました。
慌てて訪問してみるも、既に店内は備品が運び出されており、「休店のお知らせ」の張り紙が出された後でありました…。
店の前は何度も通ったことはあったのですが、ついに店内に入ることは叶わずに終わってしまいました。

…という事で、今回はモロ改装中の写真です。ご了承くださいm(__)m


辛うじて外観は拝めたので良しとしましょうか…。
友達が予測していた通り、閉店ではなく店舗リニューアルによる休店でした。1か月半ほどで再開するらしい。


すぐ隣には大きなマンションと東光ストアがありますが、このミスドだけ建物が独立。
小さな店舗ですが、ミスドではなかなか見られない屋根の形状など含め、とても味わい深いです。
私のような昭和好きの札幌市民にとっては、そこそこの名物物件であったようです。

※現在は外装が一新され、通常営業されております。

完。
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それゆけ!レトロチェーン 第3回

2019-03-25 17:27:19 | 好きです札幌

第3回:びっくりドンキー1号店!!
(北海道札幌市西区西野3条3丁目4-7)



札幌市西区、北1条・宮の沢通りに面してびっくりドンキー西野店があります。
店の前を通りかかった時に少し違和感。他店舗と比べて看板のデザインが若干違うのが気になりました。
「び」の濁点がエクスクラメーションマークになっておらず、黄色一色のシンプルなロゴ。そしてその上には、見覚えのないコミカルなロバのキャラクター。

調べてみて納得。ここ西野店、全国に300店舗以上あるびっくりドンキーの第1号店らしいのです!
札幌にあるとは知らなかった!!



では簡単にびっくりドンキーの歴史を。
第1号店は札幌ですが、前身となる店舗は岩手県盛岡市にある「べる」というお店(現在も営業中)。1968年にオープンした、広さ13坪のハンバーグレストランです。
当初はハンバーガーがメインだったようですが、1971年、マクドナルドの日本進出を機に主力メニューを転換。日本人を意識したハンバーグ定食を考案。現在のびくドンでおなじみのディッシュメニューはこの時に確立したといいます。

そして1980年、新たなチェーン店の全国展開第1弾として、ここ西野に「びっくりドンキー」1号店がオープンしました。
マクドナルドを意識したのかしてないのか、当初は「ドナルドダック」という店名だったそうですが、あの巨大組織との関係でいろいろあって現在の店名に(^_^;)笑


カウンターには「べる」から引き継がれた、
小さな店であることを恥じることはないよ その小さなあなたの店に人の心の美しさを一杯に満たそうよ
という理念が掲げられています。…店内の写真はいたって普通なので割愛w
インパクトのある店名は、農耕で活躍するロバのように「決してかっこよくはないが、一生懸命に、たくましく」の願いを込めて、創業者の庄司昭夫氏によって命名されたものだそうです。

せっかくなので…チーズバーグディッシュ(¥728)を。


皆さんも、記念すべき1号店に行ってみては?(^_^)

(2017年12月訪問)

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それゆけ!レトロチェーン 第2回

2018-11-30 17:06:23 | 好きです札幌

第2回:すぐそこじゃなくなったサンクス
サンクス北星学園前店(札幌市中央区南4条西16丁目)※閉店

かつてはそこらじゅうにあったのに、いつの間にか見かけなくなったコンビニエンスストア「サンクス」。
実は、親会社のユニーグループ・ホールディングスが2016年にファミリーマートと統合した関係で、「サンクス」「サークルK」ともにファミマに一本化する作業が進んでいたのだ。
「ファミマの侵略」とも言うべきその波は昨年から今年にかけてが中々すさまじく、近所にあった2店舗ほどのサンクスはあっという間にファミリーマートに。
ピーク時の05年にはサークルK・サンクス合わせて全国に6373店舗を展開していたというが、そのブランド名もすっかり過去のものになってしまった。

そして
本日11月30日をもって、全国のファミマ一本化作業がついに完了する。
「サークルK」「サンクス」の名はついに消滅し、38年の歴史に幕を下ろすことになるのである。

幼少のころ、自宅の最も近い場所にあったコンビニがサンクスであった。幹線道路を挟んだ向こう側にあったため、ぐるりと回って横断歩道を渡って行くのが少々不便であったが、急な買い物が必要な時には重宝したものだ。
当時はテレビCMもよく流れており「すぐっ♪そこっ♪サンクス♪」のメロディーも未だによく覚えている。
また、小学生のころ、何の授業だか忘れたがサンクスについて調べる機会があった。
班員数名とともに発表用の壁新聞を作り、看板の「K」のキャラクターのイラストを描いて、勝手に「せんくすくん」と名前を付けて遊んでいた(笑)。
「サークルK」のほうは道内展開されていないのであまり馴染みがないが、名古屋を旅した際に利用し、北海道にないコンビニだったので気分が高まったのを覚えている。

…そんなこんなで、サンクスおよびサークルKに関する思い出は挙げるといくつかある。


この写真は、今年6月に中央区のサンクス・北星学園前店(当時)を訪問した時の写真である。
当時、既に道内のサンクスは絶滅寸前で、ここ中央区の店舗が道内最後のサンクスであったと記憶している。
この店舗ももうすぐ無くなるという情報を仕入れ、記録のため急いで訪問した次第だ。
…その後、確か7月末ごろに閉店、現在はファミマになっているはずだ。


訪問時、私と同じように外観の写真を撮って周囲をウロウロする男性がおり、もしや物好きの同業者か??と思ってしまったのだが、よく見ると細部の測量をしたりしていたので、おそらくあれはファミマの社員だったのだろう(改装用の資料集めと思われる)。


せっかくなので、最後にサンクスブランドのスイーツを買っていこう…と思っていたのだが、残念ながら店内の商品はファミマブランドへの置き換えが既に完了していた。
ただ、もちろんレシートはサンクスのまま。
このレシートは今後大切に保存していくつもりだ。


さようなら、サンクス……。

完。


コメント (4)
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札幌穴場スポット 第11回 ニュー銭湯澄川温泉

2018-06-05 19:27:33 | 好きです札幌
【緊急企画】
四国旅シリーズの途中ですが、久々に札幌市内ネタをお楽しみください……。



~惜別!!「たぬき湯」澄川温泉!~
(札幌市南区澄川3条3丁目3-12)

「大きいタヌキのある銭湯」と伝えれば、札幌市民の方はピンと来てくれるだろうか……。
札幌市南区澄川の繁華街で長らく営業していた「ニュー銭湯 澄川温泉」。入り口の前には高さ5.5メートルのタヌキの置物がドドンと鎮座しており、もはや澄川地区のランドマークとしてすっかり定着している。
地元の方には「たぬき湯」の愛称で呼ばれ親しまれてきたが、残念な事に今月(2018年)6月17日(日)をもって閉店する事が決定してしまった。
実は、私は生まれた頃からこの銭湯のすぐ近くに住んでおり、よって巨大たぬきは数え切れないほど目にしているので居て当たり前の存在。無くなるなんて非常にショックである。
…と言いつつ、あまりにも近すぎる施設のため、その中に入って利用した事は一度もない。
地元民失格である。

「何を今さら……」と怒られてしまいそうですが、閉店してしまう前にせめて一度……という事で入ってきました。
自宅からチャリで10分もかかりません(笑)。


「ニュー銭湯 澄川温泉」外観です。集合住宅の1階部分が銭湯になっています。
広場に立つ巨大たぬきは他の建物に埋もれがちですが、やはり道路からはそれなりに目立ちます。
今日も澄川のメイン通りを黙って見守っています。


さんすけ」という名前が付いているそうですが、実はそれを知ったのはつい最近の事(←地元民失格)
1986年の夏に建てられ、高さ5.5メートル、重さ5トンだという事です。
ずっとコンクリ製だと思っていたら、信楽焼で作られた焼き物らしい!!
冬はうっすらと雪が積もるのでパンダっぽくなる。

玄関口では、オシャレなミニさんすけ君がお出迎え。

ズボンはいているのにお稲荷さんは相変わらずなんですね…(^_^;)

昔ながらの番台(※許可を得て撮影)

番台のおばちゃんは「映りたくないから…」との事で隠れてしまいましたが(笑)。突然失礼しました。
後ろの壁には浴場の操作スイッチがズラリと並んでいて、少しコックピットのような雰囲気でもある。
おばちゃんカッコいいよ!

元々、先代が昭和36年に「澄川湯」として開業したのがここの施設の始まり。
何度か建て替えも行われ、現在のマンション1階部分に落ち着いたのは1986年の事なのだとか。
それから32年ほど経っている事になりますが、施設内は非常に綺麗です。


オープンは午後3時から。この写真は開いてすぐの時間だったため人が居ないですが、のんびりしているうちに地元(近所)の方々で次第に混んでいく印象でした。
…さすがに大浴場では撮影出来ないので写真はありません(^_^;)。

いざ大浴場へ入ると、ちょっと薬の臭いが濃いめなのが気になったかな。(シャワー、カランのお湯も同様でした)
壁はやけにカラフルなタイル張りで、そこから飛び出る洗髪用シャワーはホース無しの固定形。スイッチの形も古くて味わい深い。風呂桶が昔ながらの「ケロリン」であるのも泣かせる。
ちょっとだけ昭和にタイムスリップですね(*^_^*)。


表の看板に「おふろのデパート(←言い回しがちょっと古い?)と書かれているだけあって、色も香りも様々な浴槽が並んでいました。
ずいぶんと深い主浴槽を中心として、独特な香りのする「赤外線寝ぶろ」、「超音波座りぶろ」「デンキ風呂」「香り湯」「バイブラバス」「スチームサウナ」「乾式サウナ」とかなり充実
また、浴槽ごとに人工花や陶製の置物で装飾されていて中々に凝っています。サウナの窓も熱帯魚や蝶があしらわれたステンドグラス調でカワイイ。
「香り湯」は訪問時、赤く色が付いていて「ローズの香り」とありましたが、「ゆず風呂」「レモン」「菖蒲湯」など入れ替えもよく行っているそうです。

そして、他の銭湯ではあまり見ない(?)面白い設備がいくつかあったのが面白かったです。
あしきれい」と書かれた一画、ボタンを押すと足元の細長い排水口からお湯がチョロチョロ出てきます(*^_^*)。
あしげんき」の一画では、何と足の形をしたツボ押し器が床のタイルにそのまま埋め込まれている!!


そして風呂上がりは「エアーバス」なるものの中へ。
小さな室内に入ると、壁の穴から強い風が出てきて身体の水滴を吹き飛ばしてくれる仕組みです。
いわばトイレのジェットタオルの全身版ですね(^-^)。

脱衣所にあった年代物のマッサージチェア



利用者は、2階にある「健康コーナー」も自由に使えます。マンガを読めるくつろぎスペースやテレビも完備。常連さん用の荷物預かりロッカーもありました。


こんなに充実した銭湯だとは知らなかった……。
6月17日まで営業しているので札幌市民はとにかく全員行くこと!
それにしても、私が行った時は常連っぽい年配の利用者ばかりで、番台さんも皆さんと仲良くおしゃべりしていて非常に楽しそうでした。
ここの風呂に入る事を日課としているお年寄り方もたくさんいるようですし、閉店はさぞ惜しまれている事でしょう……。


またきてね」の看板の文字も寂しく映ります…。
閉店後、この巨大たぬきはどうなるのでしょうか?
何となくマンション自体のトレードマークとして残ってくれそうな気もしますが…。

ありがとう、たぬき湯。
(2018年6月訪問)

コメント (2)
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それゆけ!レトロチェーン 第1回

2017-10-29 02:15:40 | 好きです札幌
すっかり放置状態になっていた当ブログを少しずつ復活させるため、まずは単発ネタから少しずつ書いていこうという管理人ホルマリンのリハビリ企画
今回は、、、新シリーズの第1回目ということでコチラ↓をどうぞ♪


全国どこにでもある有名チェーン店!
なのに、なんか建物や店のロゴが古くて雰囲気が違う…。
そんな店、見たことありませんか?


札幌を中心に、レトロな雰囲気のチェーン店を訪ねる企画、題して
「それゆけ!レトロチェーン」!!


第1回:ドムドムバーガーが食べたい


皆さん!ドムドムバーガーって知ってる?

え?懐かしい?


私の場合は名前は知ってる。でも食べた事がないといった感じでした。
何で知ったかというと、小学生の時に『トリビアの泉』で紹介されていたからなんですね。

その時の内容はと言うと
日本初のハンバーガーチェーン店は
マクドナルドではなくドムドムハンバーガー

というものでした。

ドムドムハンバーガーは、ダイエーの子会社である(株)オレンジフードコート1970(昭和45)年に出店。マックの1号店は1971年にオープンしているので、僅かながらドムドムの方が早いんですね。
店舗の立ち上げの背景には米マクドナルドとの確執もあり中々面白いのですが、ダラダラ書いてしまうと他サイトの丸パクリになってしまうので、気になる方はご自身でお調べくださいw

全盛期には全国に400店舗あったという事なのですが、私は「トリビア」でその存在を知ったぐらいですので近所には全く無く、当時から「ローカルなチェーン店」という印象でした(^_^;)。
番組を見てしばらく経った頃、新さっぽろのサンピアザでようやく店舗を見つけ、さっそく母に上記トリビアを自慢げに披露したのを覚えています(笑)。


そんなドムドムですが、近年、ダイエーの閉店や経営方針の見直しに伴い数が激減しているようです。現在残っている店舗数は全国合わせて50を切っているのだとか。
札幌市民のみなさん、最近ドムドムすっかり見ませんよね。
いったい市内には何店舗残っているのか?調べたところ…なんと!!
東区に1店舗のみ!!(※)

なんてこった!トリビアで見てずっと気になっていたドムドム、サンピアザ店も琴似店もとっくの昔に閉店している!
これはお店があるうちに味わっておかないと!
…という事で、6月末のとある休日、友人を誘って札幌最後のドムドムに行ってきました。



ドムドムハンバーガー鉄東店(札幌市東区北10条東5丁目)

スーパーとドラッグストアの入る複合店の一画にチョコンと出店しています。同じ敷地内のリサイクル店には何度か来た事がありましたが、こんな場所にドムドムがあったとは気付きませんでした。

それにしても、何とレトロな看板!最高!!


小さな店内は平日の昼過ぎという事もあり、人はまばらでした。早速カウンターでチーズバーガーのセットを頼み、席で待ちます。
店の名前は、ダイエーの企業理念である「良い品物をどんどん安く」から取ったものなのだそう。可愛らしい象のキャラクターは「どむぞうくん」というらしい。
ちなみに今回誘った友人はドムドムは全く知らなかったのだそう。

絶品チーズバーガーセット(500円)

※右上のバーガーは友人が頼んだ「エビカツバーガー」(380円)

あのですね~…あまりライバル店と比べるのもアレですけど、出来るまでがやや長いですね…
こんなに空いているのに5分以上待たされた気がするぞ…(^_^;)
他店に慣れてしまったせいもありますが、こういう部分に「田舎のチェーン店だな…」と感じてしまうワケで…。

…それはともかく、念願のドムドムバーガーを初めて食べた感想を。
グルメレポートは苦手なんで簡単に書きますと、まずパンが凄くいい匂い。マックでは味わった事のない高級感です。
そしてパテはケチャップが少なめで、そのぶん肉の旨みをしっかり感じる事ができます。
あとはポテトがホクホク
マックのひょろひょろなポテト(美味しいけどね)と比べると、これまた高級感がありますね。

なるほど~!イイじゃんドムドム!!(^_^)


…というのが今年6月のお話。
残念なことに、このドムドム鉄東店ですが、訪問の数カ月後に閉店のお知らせが流れてきました…(;O;)
クレープをまだ食べていない」という未練が残っていたので、9月頭に友達と再度訪問。私のドムドムライフはわずか2回で終わってしまう事に…。

※ドムドムハンバーガー鉄東店は2017年9月18日をもって閉店してしまいました。
※9月末に函館店が閉店した事により、道内からドムドムは完全に絶滅しました…。


数を減らし続けているドムドムハンバーガー、果たして今後どうなってしまうのでしょう!?
意外な事に、ここにきて店舗数を増やす計画が出ているとか…。
再び北海道に復活する事を願いたいですね。

完。
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