ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

札幌穴場スポット 第7回 おもしろ遊便館

2014-03-29 11:22:05 | 好きです札幌
おもしろ遊便館(札幌市南区常盤2条1丁目5-3)





 PCの容量が限界になったので取り込んだ写真を整理していたら、こんなネタが出てきました。最近は車ネタばっかりでしたので、久々のこのコーナーです。
 今回紹介するのは「おもしろ遊便館」という、公民館みたいな建物の2階に個人で展開されている私設の博物館です。取材は2008年となっているので、当時中学3年生(!!)ですね。確か「滝野霊園」に行く途中で偶然発見し、館長の奥さんにお話を聞きながらの取材、記事もきちんと書いたのですが結局ホームページで公開しないままお蔵入りのネタとなってしまいました。今回、せっかくなので当時の取材記事と共に載せようと思ったんですが、残念ながらメモ用紙は紛失していました・・・。という事でネット検索と当時を思い出しながらのうろ覚えの解説です。
 青い建物に掲げられた「日本初の展示館」の巨大文字が誇らしげなこの施設。館長の渡辺さんが趣味で収集した「おもしろ遊便」がギッチリ展示されています。なんでも、縦・横・高さの合計が90センチ以内の物であれば切手を貼って郵便物として送ることが出来るのだそうだ(生き物や危険物などは除く)。館長がこういった珍郵便を集めているのを知った知り合いの皆さんが、実際に館長宛てに送った実物が展示されているというわけ。写真を見てもらえれば分かると思いますが、館内を回ると実に様々なジャンルの物があって驚いてしまいます。思わず「こんなモノまで!!」と笑ってしまう郵便も数多く、非常に楽しい。
おもしろ遊便は、普通の手紙には無いユーモアを送り主に届ける事が出来る。そこが魅力です♪」と語る館長の奥さんの言葉が印象に残っています。

 あいにく館長には会う事が出来ませんでしたが、後日、ポストに僕宛ての手紙が入っていました。見たことも無い雪の結晶の形をしたハガキ(札幌市章をかたどったもの)で、すぐに館長・渡辺さんからのおもしろ遊便だと分かりました。丁寧な字で、来館のお礼を綴ってくれています。『またどうぞいらして下さい!』。人との関わりを大事にする館長だからこそ、これほどの量のおもしろ遊便を集める事が出来たんだなぁ、としみじみ思いました。館長からのハガキは、もちろん現在も引き出しの中に大事に保存しています。
 手書きの郵便の温かさを再認識することが出来る素敵な施設、みなさん、ぜひ訪問してみて下さい。


↑ ここだけ見ると何のコレクションなのか分からない・・・。洗剤の容器、化粧品の瓶、うちわ、長靴、缶詰、帽子、冷凍ピザの袋(!!)、貯金箱、お菓子の空き箱、トレイ、絵馬、スポンジ、段ボール、発泡スチロール製のマネキンの頭(ポストに入ってたら心臓に悪い!)・・・どんなものでもある。
もちろん手作りの絵ハガキや、心のこもった達筆の手紙など素敵な物もそろっている。




(左)・・・圧巻の展示物。人柄の良さそうな館長だからこそ、これだけの量を集める事が出来たのだろう。
(右)・・・鉄道マニアには垂涎の品?「するめーる」や「かにめーる」等の珍ハガキもあった。



(左)・・・驚きの生菓子!!賞味期限は大丈夫?(右)・・・サンゴ?文字を書くのはさぞ大変だったであろう(笑)。


ごく平凡な建物の2階に、こんな素敵なコレクションが展開されている。確か「ナニコレ珍百景」でも紹介され、杉村太蔵氏が訪問していた。



     ↓


個人的に最も魅かれたのはこのトイレ用スリッパ(笑)。裏側にきちんと用件が書かれている。巨大なプラスチック製トレイや、歌舞伎の記念切手が貼られたトイレットペーパーもいい味。






     ↓

こんなのがポストに入ってたらギョッとしてしまうだろう。最後に「追伸・このプレートは事故車の物ではありません」と添えられているのには笑った。

(おもしろ遊便館・・・2008年6月訪問)
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さよならガラケー

2014-03-23 17:04:32 | どーでもいい日常
約5年間使用していたガラケーから、ついにスマホに機種変しました!

あいふぉ~んふぁいぶしぃ~ですよ!
小さくて比較的安価なもの、ということでコレにしたんですが、あんまりケータイ使わない僕にはもったいないくらいです。
別にスマホにはあまり興味が無かったんですが、やはりこのご時世、友達付き合いなどはコレが無いとやっていけません(汗)。

まだ全然慣れてないんですが、これからは当ブログ、スマホ連動となります!

で、この記事、さっそくスマホからテスト投稿してみたんですが…。ちゃんと出来てんのかコレ…。


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「フジキャビン」を紙粘土で作る。(完成&お披露目!)

2014-03-15 10:49:09 | 車、プラモ、ミニカー
約1カ月間に渡りダラダラと作っていた紙粘土フジキャビンが、ついに完成しました。
汚い作品ですが、完成報告として写真アップします。
皆さん、ご感想があればコメント欄にドンドンお願いします!酷評でも構いません!

フジキャビン(約1/29フルスクラッチ)









・名車ではなく「迷車」
 せっかくなので、ここでフジキャビンという自動車について簡単に説明しましょう。
 「軽自動車」という日本独特の自動車文化が確立したのは、1955年の「国民車構想」がきっかけだと言われています。当時はまだ個人所有のファミリーカーというのは夢の話で、車といえば仕事用、営業用が当たり前でした。そこで、当時の通産省が、自家用車の普及を目的として企業に課したのがこの「国民車構想」なわけで、ここからスバル360、マツダR360クーペ等の小さな名車が次々と誕生しました。
 フジキャビンがデビューしたのは、大ヒット作「スバル360」が登場する2年前の1956年なので、いわば軽自動車の手探り期に誕生した車種ともいえます。設計したのは、前年に「フライングフェザー」というこれまた風変わりな自動車を設計した富谷龍一氏。鉄板張り合わせのボディに自転車の車輪を4つ付けたようなフライングフェザーも十分な珍車ともいえますが、氏の作品第2弾であるフジキャビンも相当な変わり種でした。今見ても奇抜なたまご型ボディは、軽量化を狙ってまだ先進的な素材であったFRP(繊維強化プラスチック)を採用。1つのライトと大きく開いた外気取り入れ用の穴のおかげで、前方から見た表情は誰がどう見ても「一つ目オバケ」。
 車の性質は、どちらかと言えばオートバイに近いものでした。エンジンはキーを回すのではなく、足元のキックペダルで始動。後輪1輪がチェーン駆動で動くという構造もオートバイそのもの。運転席右側の小さなギアレバーでクラッチつなぎ、シフトチェンジを同時に行うので運転には慣れが必要だったといいます。富谷氏は、あくまで「屋根に覆われたオートバイ」という位置づけで、この車を開発したわけです。
 しかし、フジキャビンは成功とはいえませんでした。2輪免許で乗れるというのが売りだったものの、その価格は当時のスクーターの2倍もする23万円。荷物が積めない狭い室内も原因となり謙遜されてしまいました。またプラスチック製のボディは手作業で製造されたため非効率で生産台数も限られ、さらに発売後はトラブル(主にボディの破損、ヒビ割れ等)が多発。工場では修理に追われるハメに。結局、登場してから生産が中止されるまで、販売された台数はわずか85台だったと言われています。売れ残った数十台は廃棄処理されたといい、その光景を想像すると涙モノです。






(左上)・・・実車を真横から見ると、意外と全長があり驚かされる。ちなみに前期の試作型ではドアは左だけだったそうだ。
後ろ半分を若干高く作りすぎた気もするが、雰囲気は我ながらイイ感じ?
(右上)・・・上から見るとタマゴ型ボディが強調されてカワイイ。銀色の丸い部品は給油口のフタです。
(左下)・・・一番重要な部分である「ビックリ顔」はかなりこだわって制作。粘土をほんの少し盛っただけで全く違う顔になってしまうんですな。不気味可愛い雰囲気は出ていますか?
(右下)・・・こちらもインパクト大な後ろから見た姿。「風の谷のナウシカ」のオームを思い出すのは僕だけだろうか?急ピッチで作ったためにデコボコが目立ちます。タイヤも曲がっていますね(笑)。


・4年越しの完成?
 さて、フジキャビンの模型を作ろうと思ったのは、じつはかなり前。小学生の時にその存在を知った時から大好きになり、実車の資料が乏しいにもかかわらず厚紙で制作開始。しかしすぐ挫折。
 2度目の挑戦は、それからかなり時が経った高校生の頃。ブック●フで、フジキャビンが詳細に特集されていた「ノスタルジックヒーロー90号(旧車雑誌)」を格安で購入できたのがきっかけでした。
「この車、詳しく知りたいと思ってたんだよね~♪」と、イイ掘り出し物をゲット出来たので嬉しくなりながら読んでいると、また制作意欲が沸いてきて・・・。前回は、厚紙オンリーで制作しようとしていたので丸いボディの再現には限界があり、そのせいで挫折しました。そこで今回は厚紙&紙粘土のハイブリッドで・・・という考えがまとまり、雑誌に載っていた3面写真を頼りに厚紙でさっそく型を制作。
 制作を決意したのは、フジキャビンの模型がどうしても欲しいという欲求もありました(笑)。こんなに可愛いフジキャビンなのに、その模型はとても数少ないんです。量産モデルで有名なものといえば、岡山のある模型メーカーが十年以上前に発売した1/24のレジン・キット。やけに丸っこさが強調されていてドッシリしていますが、雰囲気は完璧です。
 ・・・しかし値段が高い。6000円以上もするので、ホビーにそこまでの金額はかけたくありません。それ以前に、レジン製キットなんて作ったことも無いので怖くて手を出せませんでした(笑)。

 そして、制作をさらに後押しするある事件が発生します。「国産名車コレクション」というミニカー付きの雑誌シリーズがあるんですが、そのミニカーのラインナップ予告に「フジキャビン」の文字があり、ワクワクしながら待っていた時期がありました。しかし待てども待てども発売される気配が無く・・・。
「おかしいな?」とラインナップを再び確認してみると、なんとフジキャビンの文字が消され、無かった事にされている・・・。これで悔しくなってしまい、一気に制作意欲が爆発したわけです。

 ・・・なんて書きましたが、実際には半分ほど作ったところで面倒くさくなり、結局は4年ほど放置して現在に至っていました(笑)。中途半端に制作したボディ部品は我ながら結構よく出来ていて、眺めるたびに「勿体ないな~」とモヤモヤ思っていました。
 なかなか制作を再開する気力が沸かないまま時が過ぎ、ようやく重い腰を上げたのは今年に入ってから。4年前みたいにジックリ作っていたらまた挫折してしまいそうなので、今回は思い切って大雑把な制作とし、ガタガタな表面が気になるものの何とかこうして形に出来た次第です。


つい最近、「エブロ」からフジキャビンのミニカーが突如発売されて話題になりました。全体の雰囲気は良いのですが、どうも実車の可愛い表情が再現しきれていない。そして値段がやはり6000円超えと高額。やはり買う気が起きません。僕はもう自分で作ったこの模型があるので満足です。
紙粘土の質感が完璧に消せず、手作り感あふれる見た目が気になりますが、雰囲気はよく再現できたと思っておりますんで。

・・・しかし、やっぱりゼロから作るのは大変。
もうしばらく工作はしたくありません・・・(笑)。



完成作品を眺めていると、4年間の宙ぶらりんだった状態から抜け出せてスッキリした気分さえ感じます。
とりあえず、完成させることが出来てよかったです!
皆さま、お付き合いありがとうございました。
完。
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「フジキャビン」を紙粘土で作る。その5(最終回!)

2014-03-14 02:27:24 | 車、プラモ、ミニカー
なんだかんだ言って今回で最終回です。

クルマに無くてはならないタイヤですが、市販品のプラモデルから流用します。
マイクロエース社・32分の1ダイハツミゼットから拝借。太さ、ホイールデザイン共にピッタリです。
ミゼットは前1輪、後ろ2輪の3輪トラックですが、フジキャビン君は前2輪、後ろ1輪。つまり前後反対に接着するわけです。

エンジン、フレームなど下回りの再現は・・・結局やめました。
それほど複雑な構造でもなく、資料もあり制作は比較的容易なのですが・・・。
簡単に言うと面倒くさい。いい加減作業も飽きてきたので(笑)。


で、こんな感じに。シンプルですね!
汚いし、歪んでいたりするので人様に見せるような物でもありません。
手抜き見え見えの出来ですが、気が向いたときにいつでも改造できるよう、タイヤはガッチリ固定するのは止めました。


最後に小物の接着。もうすぐ終わるぞ!♪
前方ライトは、マイクロエース社・32分の1オート3輪の物を使用。赤いバックランプはジャンクBOXの中からピッタリの物を見つけました(たぶんアオシマ製デコトラの余り装飾パーツです)。

あくまで全体の雰囲気が出ていればそれでOKと思っているので、再現の難しそうな左右のウィンカーは作っていません。手動ワイパーも省略。


ついに完成!!

出来た♪カワイイ!
これで大好きなフジキャビン君がいつでも手元に。ふふふ。







※次回、完成作品をじっくり紹介します!


せっかくなので、通常サイズ(24分の1)のプラモデルと並べてみる。





・・・やっぱり小さく作りすぎたか。コンパクトカー(ホンダフィット)がバカでかく見えます。
しかし、実車も小さめなので並べるとこんな感じだと思われます。本物見たこと無いのでよく分かりませんが。

さぁ、次回、作品をたっぷりお見せしますよ!
続く。
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「フジキャビン」を紙粘土で作る。その4

2014-03-09 12:08:37 | 車、プラモ、ミニカー
やっとこさ春休みバイト始めました。1日8時間、4月までの短期です。
先週火曜から入ったんですが、予想以上に力仕事が多くて結構ツライ。ずっと筋肉痛です。

休みのうちにさっさとコレを完成させなくてはですね。もう完成が見えてきました。



いよいよ塗装します。

紙粘土のガサガサした質感をとにかく消したかったので、粘土ニスを塗り重ねてテロテロに塗りあげる。

前回制作したドアは、ボディに完全に固定しました。開きません。

痛む腕を我慢しながら缶スプレー(この前買ってきたコーラルブルー)を吹きつけます。
この辺は普段のプラモ工作と変わりません。

思ったよりは良い雰囲気です♪
しかし、塗装の乗りが悪い。やはりニスの上にスプレーはするべきじゃありませんね・・・。
経年劣化が心配・・・。


塗装後に全体像を見てみると、結構表面のガタガタが気になってきました(特に後ろ)。もう少し塗装でカバー出来ると思っていたんですが(汗)。もっと表面を整えればよかったかな~。
十分に納得できない作品になりそうです。


あとはタイヤ等、下まわりの工作で完成です。
タイヤは他のプラモデルの部品を流用するので楽勝です。
その他、エンジンなどの細かい部品は再現しようかどうか迷っています・・・。(やる気と時間があったら作ります。)

短いですが今回はここまで。
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