ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

トウキョウハツカカン(前編)

2016-04-30 01:00:33 | 思い出に残った一日
※皆さん、ブログ、ツイッター等でのあたたかいコメントをありがとうございます!おかげさまで頑張って新生活を過ごしています(*^_^*)


さて、当ブログは3月末から約3週間ほど、更新を休止しておりました。
理由は東京で新入社員研修を受けていたため。

果たして、ホルマリンは東京で何を学び、何を経験したのか―。
4月からいよいよ始まった新生活、その幕開けとなった東京20日間の笑いあり、涙ありの日々を、ここにまとめます。


トウキョウハツカカン ~前編~

4月1日、東京都内某所。
期待と緊張に包まれながら、いよいよ入社式の日を迎えました。
隣に座った女の子は熊本から来ており、休憩時間にお話ししたところ
2~3月は忙しかったけんが~、内定者課題ぜんぜんやっとらんくて~(汗)」と熊本弁全開。とても可愛かったです。
その子とはそれっきりでアドレス交換などはしておらず、今回の地震は大丈夫だったのか心配なところです(後に全社員の無事は確認できたようですが)


入社式が終わり、そのまま会社が用意してくれた寮へと向かいます。
東京滞在中は、こちらの寮から都心の研修会場までが通勤ルートとなるわけです。


帰宅ラッシュの電車に押し込まれること数十分、ようやく最寄駅へと降り立ちました。
漢字を見ただけではとても読めないような変わった駅名。周辺はこのように閑静な住宅街で、車がギリギリ通れるような路地が多く、複雑に入り組んでいました。そのためチャリとバイクが多い。
(会社が関わっているので、具体的な地名は一応伏せておきます…申し訳ありませんm(__)m)


この写真は早朝に撮影したものなので爽やかな空気が漂っていますが、ここに降り立った時の第一印象は最悪でした(笑)。
すっかり日も暮れていたので周囲は真っ暗。小雨が降るなか、野良猫や異様に高い生垣が不気味に映る。そして寮に最も近い公園にいたのは


コイツとコイツである。
2匹の不気味な笑みが、これから始まる研修生活のすべてを物語っている気がしてなりませんでした…。(^_^;)笑


ようやく寮に辿り着くも高圧電線の鉄塔が真横に。((((゜ロ゜;))))
悪天候時はビリビリバリバリとものすごい音を発していたので怖かったです…。


そして肝心の寮はこんな感じ。小奇麗で過ごしづらくはありませんでした。
壁が薄くて常に寒かったのが欠点でしょうか。
家から持ってこられるものが無かったので調理器具、調味料などは何もありません(笑)。
そこらへんで買って揃えようとも考えましたが、札幌に持って帰るのも大変だし逆にお金が掛かってしまいそうだったので、滞在中は常に買い食いと外食とレンジでチン(^_^;)。
まぁ、たった3週間だし、いいでしょ…。


翌日はいきなり週末だったので、とりあえず周辺の視察と食料の買い込みへ。
大きい通りへ出ると百貨店やショッピングモール、飲食店が意外と多く、生活には困りませんでした。
近所の公園ではご覧の通り桜が満開でした。


4月4日、いよいよ研修生活がスタートです。
社会人になって早々、初めて東京の通勤電車というものを体験する事になるのですが、ハッキリ言って私はこの通勤ルートをナメてました。
不気味な半光沢の車両が駅へとすべりこみ、その窓ガラスが熱気で曇ってビチョビチョになっているのを見て、ようやくこの路線の異常なほどの混み具合に気付きました(笑)。


ある日の通勤時に撮影していた写真です。窓のビチョビチョが控えめな日だったのが残念です(笑)。
そしてこの状態はまだまだ混んでいません。首都圏に近づくにつれて増え続ける利用客。中心部のオフィス街に突入する混雑MAX時は乗車率120%はゆうに超えているのではないかといった状態で、もちろん他の通勤客にギュウギュウに押しつぶされているので普通に立てません(笑)。
それでも駅員が車内にお客さんを押し込んでくるので、下手すりゃ列車が破裂する。

後で分かった事ですが、私が通勤で使用する事となってしまった路線、巷では
「日本屈指の過密輸送路線」と言われているようで…。いきなりトンデモない通勤環境に放り込まれてしまったワケですww

通勤ラッシュ時の電車詰まりが発生するので、快速電車といえども頻繁に急停車&急発進。スゴい体制のなか、その都度倒れないように踏ん張らなくてはいけません。
そして各駅ではわけのわからない発車メロディー。
不快指数が相当高い路線でしたね、あれは…(^_^;)笑


え~、こちらは研修期間中、自分の現時点の能力じゃとても達成できそうにない課題が出され、帰り道の焦る気持ちの中で撮影した日本橋です(笑)。
研修はくわしくは言えませんが、社会人に必須となるビジネスマナーを叩きこむといった内容でした(^_^;)。
講師の方がコワい/挨拶の声が小さいと怒られる/挙手しないと怒られる/私が最も嫌いなディスカッション&発表が毎日課される…というような感じで、もし大学1年ぐらいの私だったら途中で逃げていたかもしれません(笑)。
期間中は何度も怒られてしまいました…、しかしもちろん得るものも多いですよ!


4月8日、研修が始まって以来はじめての週末・金曜日。
この日は心身ともに疲れ切った札幌同期の男女数人で集まり、憧れの朝まで渋谷。
居酒屋を2軒ハシゴしたのち、終電が終わってしまったのでカラオケへ。
やはり声の出し方を日々鍛えあげられているので、以前より遥かに声が出せるようになっていましたw
もはや[Alexandros]ワタリドリを原キーで歌えるレベル。

同期の一人がまさかの乃木坂46好きという事が判明し、2人で深夜3時に乃木坂メドレー(笑)。いや~楽しかった。
やはり同じ会社を選んだ者どうし、全体的に価値観が似ているので楽しいですね~。
メンバーの中には東京勤務が決定している人もいましたが、ぜひまた皆で集まりたいですね~!(^O^)


渋谷で歌いまくったのでほとんど寝ていないのですが、みんなと別れた後はそのまま一人で東京観光へ♪
東京駅で山手線の新型車両に遭遇。そして秋葉原のAKB劇場、訪問3回目にしてようやく入り口を拝む事ができました…(TOT)。中には入れませんでしたが…。


そしてちょっと訪問したい場所があったので、フリーきっぷを利用して埼玉へ。
目的の場所は後日じっくり紹介しますが、こちらは道中で見る事のできた吹上さくらまつり」。

満開は少し過ぎていましたが、これは素晴らしい景色ですね!
日本の桜名所・名景500景の一つに含まれているらしいです!(^O^)


後編に続く。
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ブログ再開しますぜ!&いきなり重大発表あり

2016-04-23 15:40:43 | どーでもいい日常
みなさん、お久しぶりです。
覚えていますでしょうか…。

東京でシバかれて帰ってきたホルマリンです。


いや~、なかなか厳しい新入社員研修でした…(^_^;)笑
しかも研修中の通勤手段は乗車率120%越えの通勤電車で…。「社会人になるとはこういう事か」というのをイキナリ体感させて頂きましたよ。
詳しい事は今後の更新で書いていこう……か、それとも止めようか悩んでいます(笑)。

先日は配属先の上司との面談がありました。
来週から札幌での業務が始まりますので、今は期待と不安でいっぱいです。


さてさて、ということで本日よりブログを再開いたしますよ!!(^O^)/
再開にあたり、いくつかお知らせがございます。

・「増毛を歩く~留萌本線終着駅の旅」の最終回を更新しました。ぜひご覧くださいね!
・休止期間中の4月4日にコメントを頂いたルフィさん、コメント返信をさせていただきました。かなり期間が開いてしまいましたが、どうかお許しを…。


そして、ここからが更に重要な報告。
もう僕も社会人です。気分を一新させるために、ブログ自体を少し変更させたいと思います。

・一人称を「僕」から「」に変えます。

やはり、いつまでも「僕」だと学生感が抜けないかな~と思いまして…(^_^;)
少し大人っぽくいきます(笑)。


で、これが最も重要。

ブログ名を変更します!!



気になる新タイトルは……、、



「ホルマリンのマンネリ感リセット


…はい。『ホルマリンのマンネリ感リセット』です(笑)
あまり変わらねぇよ!!」と思われるかもしれないですが、これは新たな環境に向けて今までの自分をリセットする、もはやマンネリ化していた学生時代の生活をリセットする、そして1から新生活を頑張っていこう!という意味を込めています(*^_^*)。
次回の更新から変えていきます。よろしくです。


さて、何かと溜まっているネタがございます。
東京生活での休日にちょっと行きたい場所へと行ってきましたし、何と言っても「2016年冬の鉄道旅・小ネタ編」の更新がまだ完了していません。

・東京研修生活まとめ(公開未定)
・昭和自販機の聖地「鉄剣タロー」に行ってきた!(関東休日ネタ)
・函館珍スポット「日本最古のコンクリート電柱」(もはや3か月前のネタ)
・函館珍スポット「東北以北最古のエレベーター」(同じく、もはや3か月前のネタ)
・遥か彼方へバキュームカー・実車編(1月の増毛でまさかの出会いがあった!)

さて、次回の更新はどれにしようか…(;一_一)
恐らく今まで以上に不定期の更新になっていくと思われますが、皆さん、新生『ホルマリンのマンネリ感リセット』をこれからもよろしくお願いします!!
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増毛を歩く ~留萌本線終着駅の旅~ その4(最終回)

2016-04-23 15:39:56 | 北海道内の旅行・風景
1月18日、午後3時過ぎ。
数分ほど坂道を登ると、高台のてっぺんに「旧・増毛小学校」の木造校舎が見えてきた。







…予想以上に大きな校舎だ。そして言うまでもなく、その年季の入り具合も相当なものである。
黒ずんだ壁を見上げてみると恐ろしいほどの迫力があり、思わず顔が強張る。

建物を見てこれほどの恐怖を覚えたのは初めてだ。





旧・増毛小学校は昭和11(1936)年に建てられたというから、かれこれ80年も前の建築物だという事になる。これほどまでの大きな校舎は住民からの多額の寄付のおかげであり、1000人もの生徒が収容可能であったという。
こちらも増毛町の繁栄を物語る貴重な遺産であると言えるだろう。

ひとり眺めていると、賑やかなニシン漁の掛け声がどこからか聞こえてくる気がする。


驚くべきことに、こちらの校舎は平成24(2012)年まで現役であったという。
古い校舎は危険だという事で、現役時には建物の保存か建て替えで大きく議論されていたが、最終的には近くにある旧・増毛高校の校舎に移転するということで決着がついた。
現在は立ち入りもできず完全に閉鎖されているが、保存か解体かはまだ決まっていない。
いずれ内部も見学できるよう開放してもらいたいものだ。


グラウンドの向こうに海が見える。
増毛の活気の源であった日本海を見下ろしながら、子供たちは日々ここで学んでいたのだ。



そして海とは反対側の内陸部を望むと、白く雪をかぶった暑寒別岳がそびえ立っていた。
雄大な景色である。
増毛の名物である國稀酒造の地酒は暑寒別岳の伏流水を使用しているというから、この山も町に恵みをもたらす「母なる存在」に違いない。



…さて、列車の発車時刻が近づいてきたので、駅まで戻ってきた。
記念撮影の定番であるこの駅名看板も、あと1年ほどで見納めである。


待合室には、少しくたびれた何冊もの「駅ノート」があり、増毛駅の人気を物語る。
わずかな時間の中でページをめくっていくと「もうすぐ見られなくなると聞き、訪問した」「廃止が残念!」などの記述が目立つ。
いくつかのページには、留萌本線の廃止に関する新聞記事が綺麗に切り抜かれ、貼られていた。


ご存知の方も多いかと思うが、増毛駅はその珍妙な駅名のおかげで全国からマニアがやってくるパワースポット(?)となっている。
ノートの記述の中には、JR四国の「半家(はげ)」駅から阪急電鉄の「桂(かつら)」駅を経由して増毛駅に来たという物好きな旅人の記述もあり、「ハゲからぞうもうへ」の黄金プランに思わず笑ってしまった。
証拠として整理券をきちんと貼りつけてあるのがマニアの鑑である。


ホームで乗客を待つ15時41分発の普通列車に乗り込む。
車内には、自分と同じ列車で降り立った何人かの旅人が既に乗りこんでいた。
皆、静寂に包まれた真冬の増毛町を見て何を思ったのだろうか。

残念ながら、増毛町はつい先日、留萌~増毛間の2016年度の廃止についてを完全に同意。留萌市もこれを認める動きにあることから、この区間の16年度中の廃止は確実となってしまった。
雪崩と土砂崩れの危険により運行を休止していた区間であったが、4月28日より再開する予定であるため、これからは廃止を惜しむファンで更に賑わう事となるだろう。



帰宅後、あの雑貨屋さんで購入した置物を開けてみた。


何とも可愛らしい、いくつもの貝殻で出来た亀の置物。
首をつつくと赤べこよろしくユラユラ上下に揺れるのが素敵だ。
貝、亀ともに金銭に関する縁起物であるためなのか、これを購入してからというもの金運に恵まれている気がする。実際この旅の帰り道、旭川のショッピングモールで1000円札を拾ったほどである。

今回も良い一人旅だったな…、と部屋でひとり満足していると、亀さんの首が「うんうん」とばかりに微かに揺れたような気がした。


「増毛を歩く ~留萌本線終着駅の旅~」
完。
コメント (2)
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