今年も「野生のすみれ」が咲きました
狩野川流域被害状況・・・伊豆の国市資料から
昭和33年9月26日に襲来した台風22号「狩野川台風」は、死者・行方不明者約930人(狩野川流域市町村で853人、現・伊豆の国市内290人)、全壊・流出家屋1,300戸、被害総額約206億円(当時)という被害を残した(伊豆の国市資料による)。
当時、私は小学6年生で、小学校講堂で行われた慰霊祭の写真の中には、台風の前日、一緒に帰宅し、「さよなら~」と、軽く別れた同級生もいた・・・友の家はすべてを押し流された・・・物も人も。
悲しみで涙がこぼれるというより、あっけに取られて、何にも言えない状況だったように思う。
その日から、もう、半世紀を過ぎた。
狩野川の防災工事も進められて、今では、台風被害の痕跡を見つけるのも難しいだろう。
しかし、私の心には、あの時の全国(と思っているが・・・)から寄せられた援助や励ましが鮮明に残っている。
現在と違い、当時の日本は、全体として貧しい環境だったと思うが、被害を受けなかった我が家にも救援物資が配布された。
頂いたものはもう無い・・・でも、あの嬉しかった思いは、ずっと、心に生き続けている。
今回の「大震災」にも、たくさんの援助の手が差し出されている・・・きっと、物資の遅延、過不足、様々な問題はあると思う。
でも、我々は、けっして、被害に遭われた人々を見放しはしない・・・出来ることは、精一杯、続けていく。
迎える4月は「もっと大変」かも知れない。
「今日」を終えれば「明日」が来る、そして、人間は捨てたものでは無いことも信じて・・・共に、前に進みましょうね。
「ボッドキャスト」に嵌り、自己満足で音楽を聞いてもらっておりましたが、新しい何かを始めたくて、とりあえず、本日で休止します。
UPした114曲の中から、大好きなルイ・アームストロング「What A Wonderfull World」で締め括り。
まさしくこれだよー!と
その時々でタイムリーな心地良い音楽をありがとうございました!!(残念)
涙もろくなったのか、被災地のニュースを見ていると、二人とも泣いて涙が止まりません。
しかし、被災者の方々は、今は気を張っていて、コメントもしっかりしていますが、寒さと夜は辛いだろうと推察しています。