もう、一月も中旬に入る10日に、庭に出ると、ふぁ~と匂って来たのが「蝋梅」・・・そういえば、蝋梅の咲く時期だったのだ・・・と気付く。
毎年のことだが、我が家の「蝋梅」は花が咲き始めても落葉しない(他の家の状況はよく知らない)から、ホント、開花したのも気付かないのが通常となってしまっていて、気づいた時点で自然落葉が待てなくて、人間の手(私です)でして落葉のお手伝いをするのである。
ま、何かオカシイけれど、花の姿が目にできると、一段と香りを感じられるというのは、嗅覚的な事も視覚的な作用が、案外、大きいのかも知れない。
ボケーと過ごした正月も、既に、「七草」も過ぎてしまった。
もう、我が家(姉宅)では「七草粥」も作ることはしない。
その原因としては、まず、料理が面倒だという事、次は、お供え餅が無い(但し、3が日間食すお雑煮用餅は買うようだ)という事、そして、誰も食べたいと言わない事・・・ま、およそ理由にもならない理由で積極的に作る事を止めたみたいだ。
かく言う私自身は、あまり餅好きでない(だからと言って嫌いな訳ではないけれど・・・)から、元旦の朝、一回、お雑煮を食したら、それで一年すべてOKという感じなのだから、自ら作ろうと思う事も全く無い(エバることではないよネ)。
そんなこんなで気が付けば、既に10日を経過していて、如何にせよ、このままの状態でいるのは世間的にみっともないし、自身でも気持ちが盛り上がらないし・・・と、すっきり作戦の定番である「髪をカット」するために美容院に予約を入れた。
ともかくも、すっきりしたいから美容師さんに全面的にお任せで、清々カットと前髪の部分染めをする。
以前から美容師さんには、「あなたがプロとして、どんなことであっても、このおばさんに似合うと思う事をしてくれ、その結果をどうこう言うつもりは何もないから安心してトライして欲しい」と伝えてあったので、全面的オマカセにしても不安は感じない。
本音で言うと、もう少しこうしたらいいのでは・・・と思う事も、時折、あるが、でも、数か月すれば解決する事案なのだし、あえて注文を付けることもあるまいと考えているからだ。
12日に髪をカットした事で、随分、頭も気持ちも軽くなり、次の計画も自然に湧いてくるというものだ。
で、今のところ、一月中に友人らと3回のランチを予定し、自らの気分を挙げてから、例年の全く前途の見通しも見られない(私にとっては苦痛しかない)作業に取り掛かろうと思う。
ホント、人間の進歩とは、「3歩進んで2歩下がる」のは順調な歩みであって、「すればするほど後退する」という事実もあるのだと、半ば、諦めの境地になっている私なのだ。
でも、頑張るしかないのも事実なのだから・・・放り投げることも出来ないもの私なのである。