シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

テレンス・ヤング監督「暗くなるまで待って(Wait until Dark)」(アメリカ、1976年、107分)☆☆☆★★

2020-12-16 21:02:11 | アメリカ・1970年~


フレデリック・ノットによる同名の戯曲(1966年初演)の映画化です。

オドリー・ヘップバーンがサスペンス映画作品に出演していたとは・・・・。

彼女の役はスージー(オドリー・ヘップバーン)という女性で、写真家サム(エフレム・ジンバリスト・Jr)の妻です。かつての交通事故で今は盲人です。事件に巻き込まれます。

その事件とは、空港で見知らぬ女性・リサ(サマンサ・ジョーンズ)から一体の人形をあずかった夫がそれをNYのアパート持ち帰ったことがきっかけです。この人形にはヘロインが隠されていて、リサは犯罪グループからそれを奪って逃走していたのです。

犯罪グループのマイク(リチャード・クレンナ)、カルリーノ(ジャック・ウェストン)、ロート(アラン・アーキン)は、人形を血眼で探していて、サムのアパートを突き止めます。サムが外出中、3人組はスージーを脅迫し人形の在りかを聞き出そうとします。

犯人組とスージーとの死闘、クライマックスではスージーが部屋の電球をすべてたたきわって暗くして、すさまじいシーンとなります(スージーは盲人でしかも自分の家なので、状況は彼女にとって有利です)。オドリーの体当たり演技に注目です。
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