シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督「ストライキ(Стачка)」(ソ連, 1925年、81分)☆☆☆★

2021-08-04 20:46:00 | ロシア・ソ連


「戦艦ポチョムキン」で著名なエイゼンシュテイン監督の最初の作品です。サイレント(無声)映画です。日本公開はずっと遅れて1970年です。

全体は6部構成です(「工場すべて異状なし」「ストライキの理由」「工場の稼働停止」「ストライキ発生」「挑発と失敗」「駆除」)。

舞台は1900年代初め、帝政ロシア治下のある大きな鉄工場。

苛酷な労働条件と低賃金に不満を持つ労働者は、ロシア社会民主労働党の組織を中心にストライキを計画。不穏な動きを察知した経営者側は、警察と軍隊と協力して対策を練ります。

変装したスパイの労働者グループへの潜入、労働者達による「ストライキ」の決行、資本家の反撃と挑発が劇的に描かれます。
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