シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

サンドラ・ネットルベック監督「マーサの幸せレシピ(BELLA MARTHA)」(ドイツ、2001年)☆☆☆★

2020-03-14 11:51:20 | ドイツ


綺麗な色の食材、包丁,フライパン,なべ。リズムがあり,メリハリの利いたシェフの動きとマナー。料理とかかわる作品なので,料理関連用語が飛び交っている。ニョッキ,トリュフ,ラビオリ,レモン・タイム,クリーム・プリュレ,コニャック,バジリコ,ローズマリー,バジリコ・ソース,フォアグラ等々。音楽の風味も心地よい。

マーサは,ハンブルクでフリーダという中年女性の店長が営むフランス料理店の一流シェフです。

独身で,長身の美人。几帳面な性格で,真面目一点ばり。仕事場では,同僚との同調を嫌い,彼らが談笑していても、会話に加わることはない。
そんなマーサに2つの事件が起こる。ひとつは姉のクリスティンがマーサの家に娘を連れて車で向かっていた途中に事故って,8才のリナを残して他界したこと。マーサはリナを引きとり(父親が行方不明のため),一緒に暮らすことになる。しかし,リナの心の傷は深く,マーサにはなかなかなつきません。

もうひとつは,マーサの勤めるレストランにマリオという男性のシェフが入ってきたこと。ところがマリオは時間にルーズ。明るいイタリア人気質ですが、厨房に音楽を流し,リズムをとり,踊りだす。マーサはひとつひとつが燗にさわる。

マーサの人生はいったいどうなるのか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする