おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

2020年度 ファジアーノ岡山 経営状況

2021年04月28日 12時47分00秒 | サッカー

ファジアーノ岡山の昨年度の収支決算が発表されました。コロナによる入場制限の影響で入場料収入が前年度から34%の減少となり、営業収入は13億6200万円で前年度と比較して約2億円の減収になりました。当期営業利益は▲3,600万円、経常利益は▲1,600万円で、当期純利益は▲1,900万円でした。

営業収入の前年度からの減収の2億円の内訳は、広告料収入が▲3600万円、入場料収入が▲6300万円、グッズ収入やファジフーズ、入会料などのホームゲーム関連収入、休会となったスクール会費などを含めたその他収入は1億700万円となりました。


ファジアーノ岡山 2020年度 経営状況について
https://www.fagiano-okayama.com/news/p1473056626.html
※以下、引用です。

株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブでは、令和3年4月27日に定時株主総会を開催し、第15期(令和2年2月1日から令和3年1月31日まで)の事業報告、決算書類報告を行い、承認されましたのでお知らせするとともに、ファジアーノ岡山の経営状況について報告いたします。



【経営数値に関する分析】

2020年度に関しましては、営業収入は13億6,200万円、営業費用は13億9,900万円となり、創業後初めての減収、および第6期(2011年度)以来の赤字となりました。
内訳をみますと、営業収入の広告料収入は昨年対比5%減で、ホームゲームの冠協賛等、期中に発生する収入が、コロナ禍に伴う入場制限の影響で減少いたしましたが、全体としては微減にとどまり、地域の企業の皆さまに変わらずお支えいただきましたことに感謝しております。一方、入場料収入は、入場制限により昨年対比34%減と大幅な減収となりました。また、グッズ収入やファジフーズ収入等、入場料収入以外のホームゲームでの収入や、コロナ禍で休会措置をとったスクール月会費等も含むその他収入は1億円以上の減額(昨年対比25%減)となり、昨年対比13%減の営業収入となりました。
他方、営業費用はできうる限りの経費削減を行い、昨年対比11%減となりました。
国や岡山県、岡山市のサポートも頂戴いたしましたが、最終的に営業損失として3,600万円、当期純損失として1,900万円を計上しました。


【現状とこれからのクラブについて】

2021年度の見通し

クラブの主な収入は、企業の皆さまからいただく広告料収入とスタジアムの入場料収入となっています。2021年度の広告料収入につきましては、2020年度並みを目標としています。シーズン開幕前時点では概ね目標に近い見込みとなっておりますが、期中の営業収入についてはコロナの影響を大きく受ける可能性がございます。また、入場料収入についても入場制限の影響を大きく受けますが、2020年度は上回るものの2019年度には届かない見込みでございます。
収入全体としては、本年度より開始いたしました岡山市社会体育施設の指定管理料も計上することから、増収を見込んでおります。
Jリーグに所属するためにはクラブライセンス制度による認定が必要であり、認定項目の一つに財務基準があります。コロナ禍により「債務超過」や「3期連続赤字」を交付決定における判定対象としない特例措置が2021年度まで設けられ、さらに2023年までの猶予措置も決まりました。しかしながら、親会社を持つクラブにおいては、親会社が赤字補填を目的に投じた資金を損金算入できるようになるなど、外部環境は大きく変化しております。
いかなる環境変化に直面してもクラブを存続させ、さらにJ1に相応しいクラブとなるため、収入基盤の拡大に一層努めてまいります。


ご支援くださる企業の商品・サービスご利用のお願い

クラブの最も大きな収入が広告料収入であることに変わりはなく、拠出くださる各企業の皆さまには、改めて御礼申し上げます。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、毎年のことで恐縮ですが、可能な範囲で結構ですので、ファジアーノ岡山のスポンサー・パートナー企業の商品・サービスをご購入、ご利用くださいますと幸いでございます。
また、2017シーズンよりJリーグが動画配信サービス「DAZN」と長期、かつ多額の放映権契約を締結したことにより、ファジアーノ岡山としてもJリーグからの配分金としてその恩恵に与っております。皆さまにも引き続きのご加入を、まだ加入されていない方はぜひご加入を検討いただき、DAZNの視聴を通じてチームの応援を、あわせてお願いしたく存じます。


【最後に】

昨年、コロナ禍によってリーグ戦が中断し試合を開催できない時期は、改めてこの地域にクラブが存在する理由を考える契機となりました。
これまで、皆さまからいただいた貴重な運営資金を余すことなく使い、常にその年に最高の成績を上げることを目指して活動してまいりました。その考えには変わりなく、限られた予算の中で一円でも多く強化資金を捻出してトップチームからアカデミー(普及・育成組織)まで一貫したチーム作りを行い、地域の皆さまとともにJ1昇格を目指してまいります。
しかしながら、この岡山において世代や性別、障がいにかかわらず安心・安全に、地域住民の皆さまの人生がより一層豊かになるような場の創造、子どもたちが夢に向かってスポーツに取り組むより良い環境を整える「総合型スポーツクラブ」としても新たな一歩を踏み出す時期と考え、岡山市体育施設(25施設)の指定管理業務を受託いたしました。
コロナ禍のみならずクラブを取り巻く環境は決して追い風だけではありませんが、困難に立ち向かい成長していくクラブを目指し、そして「子どもたちに夢を!」のクラブ理念を体現するクラブをこれからも目指してまいります。


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2020年度の収支に関しては「コロナ禍だから仕方ない」と思う向きはあるのでしょうが、クラブとしてもっとできたことはなかったのか? 地域のサポーターとして何かできることがなかったのか? 色々、考えさせられることの多い1年でした。

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表をご覧いただけばお分かりいただける通り、減収に転じた年度は会社設立以降で初めてのことです。赤字決算となるのは2011年以来の9年ぶりでした。親会社を持たない市民クラブという立場上、年度ごとに大きな利益を計上することはできませんが、着実に歩んできたここ数年で積み上げた実績がコロナで踏みにじられたことは残念の一言です。

 

競技に限らずスポーツクラブは地域にとっての公共財です。その存在が地域活性化への呼び水となり、お高いに成長していくことが最も大事な役割だと言えます。地域はそれを後押ししていく義務を負います。相乗効果を生み出す為には、それぞれに果たすべき責任があるということです。

ファジに限ることなく、岡山に根を下ろして活動して行こうというクラブ、チームを支援していかないといけませんね。



これからも地道に後押しを続けて行きたいと思います。

よろしくお願いします。
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