おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

「察する文化」を理解できない者は師匠になるべきではない?

2021年04月29日 06時21分00秒 | 大相撲



五月場所は無観客で初日を迎えることを決定しましたが、緊急事態宣言の影響はかなり大きく経済界を揺るがしています。しかし、その効果は懐疑的で、これによって事態が良い方向に向かうとは思えません。無観客の損失を危ぶむ声も増えてきました。

にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村

巨人の損失は1試合で1億超えか 無観客開催で各球団の損失はいくら
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa05bf66114340086018ddfa23dce70a4b44958c
※以下、引用です。

新型コロナウイルスの感染拡大による4都府県への緊急事態宣言を受け、対象地域でのプロ野球の試合を無観客とする措置が始まった。専門家の知見を基に感染対策を講じてきた球界からは、政府や自治体への憤りと悲鳴が漏れ聞こえてくるが、対象となった球団は一体どれほどの収入を失う可能性があるのか。

無観客となるのは、4月27日から5月11日まで、東京、大阪、兵庫の球場で行われる計18試合。

内訳は▽東京ドームでの巨人戦、神宮球場でのヤクルト戦、甲子園球場での阪神戦が各4試合▽京セラドーム大阪でのオリックス戦が5試合▽東京ドームでの日本ハム戦が1試合、となっている。

当初は▽巨人戦6試合▽ヤクルト戦7試合▽阪神戦4試合▽オリックス戦6試合▽日本ハム戦1試合、の計24試合が対象だったが、このうち6試合が延期された。

セ・リーグ首位を走る阪神球団の関係者は嘆く。

「チームは好調、怪物ルーキーの佐藤輝明も活躍していて、入場制限さえ緩和されれば、お客さんは甲子園にもっともっと来てくれるはずでした。コロナ対策を球界をあげてやってきたのに、無観客のダメージはあまりに大きい。もう大変なんて言葉じゃ言い表せませんよ」

すでに、兵庫県への「まん延防止等重点措置」適用を受けて観客数を制限していたものの、例えば23~25日のDeNA3連戦は全試合7000人超が入っていた。巨人を見ると、25日の広島戦(東京ドーム)は1万5千人を超えていた。

一体、各球団はどれほどの損失を被るのか。熱烈な阪神ファンで、経済波及効果に詳しい関西大の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)の試算によると、

▽巨人(4試合)4億1030万円
▽阪神(4試合)2億6202万円
▽ヤクルト(4試合)2億5747万円
▽オリックス(5試合)2億6572万円
▽日本ハム(1試合)9346万円

という結果となった。5球団で計12億8897万円の損失が生じ、巨人に至っては、単純計算で1試合につき1億円超の収入が消し飛んでしまっている。

「今年の入場者数をもとに計算していますが、コロナ前の2019年シーズンであれば5球団で約50億円もの損失を被ったと考えられます。つまり、コロナさえなければそれだけ大きな収入があったということなのです。私が住んでいる大阪の状況を見ても、感染がそうそう収まるとは思えず、5月11日以降も無観客が延長したり、他の球場にも適用される可能性はあると思います。昨年は全球団が赤字だったと推定していますが、このままでは2年続けて大赤字になってしまうでしょう」(宮本名誉教授)

宮本名誉教授によると、2019年の1試合平均の観客動員数は、巨人、阪神は4万2000人を超えていたが、今季は巨人が1万2000人ちょっと。阪神は8000人を超える程度。大打撃の中で、さらに無観客を強いられた形だ。

球界はJリーグとともに、専門家を交えた会議を定期的に開催してきた。球場内での感染防止策のほか、選手らに定期的にPCR検査を行うなど、知見に基づいた対策を講じてきた。昨シーズンを含め、球場内での観客のクラスターは出ていない。

球界からは疑問の声が噴出しており、斉藤惇コミッショナーは24日のオンライン会見で、政府や自治体に補償を求める考えを示している。

宮本名誉教授は、「プロ野球への補償を認めると、他のスポーツなども対象になってきます。補償はしないか、あっても百貨店などと同様に、なけなしの『協力金』にとどまるのではないか」としてこう続ける。「政府や都は、東京五輪開催が最優先。もし今後、東京五輪の無観客開催が決まった場合、その時点で『五輪は無観客と決めたのに、国内のプロ野球や他のスポーツは観客を入れたままでいいのか』などと、さらなる影響を受けないかを懸念しています」

まずは、5月11日で無観客開催が終わることを祈るばかりだ。


baseball baseball baseball baseball baseball baseball baseball baseball baseball baseball

本来なら各球団が数億円単位の補償を要求してもおかしくない現状なのです。これが取り沙汰されている五輪無観客開催に発展すれば、日本経済は間違いなく破綻します。それが欧米列強の最初からの狙いだとすれば、コロナ自体は随分手の込んだ猿芝居ですね(笑)

にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村

本題はそこではないので、話を戻します。



先だっての大相撲有識者会議の提言の話題です。

にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村

引退後は茨の道に!? 有識者会議が白鵬の「一代年寄」にNOを突き付けた辛辣提言書
https://news.yahoo.co.jp/articles/c02bc355e90231968efe6a3e00391bc7b7950f3e?page=1
※以下、引用です。

5月場所の番付発表を前に、唐突に思える発表だった。4月19日、相撲協会が設置した「大相撲の継承発展を考える有識者会議」は両国国技館で最終会合を開き、山内昌之委員長(東大名誉教授)が八角理事長(元横綱・北勝海)に提言書を提出した。そのなかに、〈一代年寄の名乗りを認める根拠を見出せない〉との問題提起があったのだ。

力士が引退後も親方として協会に残る場合、105ある年寄名跡のうちのどれかを襲名しなくてはならないが、功績著しい横綱に対しては「現役時代の四股名のまま親方となる」ことを認めている。それが「一代年寄」だ。これまでに大鵬、北の湖、貴乃花の3横綱が一代年寄を襲名している(千代の富士は辞退して「九重」を襲名)。

一代年寄となるためには、幕内優勝20回が目安といわれてきたが、提言書では名跡が一代限りで弟子への継承は認められないことから、〈大相撲の師資相承の伝統からも外れたいわば「異形」の資格〉だとし、明文化された規定がないことなどを挙げて〈公益財団法人としての制度的な裏付けとは整合しない〉と指摘している。

名指しこそしていないものの、引退の瀬戸際にある横綱・白鵬を念頭に置いた記述であることは明らかだ。「歴代最多の優勝44回を数える白鵬は、記録的には一代年寄の“有資格者”。ただし、品格面が問題視されることが多く、一代年寄に値しないという意見も協会内に根強くあった」(担当記者)のである。今回の提言書によって、白鵬が引退後に一代年寄を襲名するのは「絶望的になった」(同前)とみられている。

この有識者会議は、2017年に当時の横綱・日馬富士が暴行事件を起こすなどの不祥事が続いたことを受け、2年前に設置されたもの。今回提出された提言書は約50ページだが、その内容は手厳しい。設置された経緯もあってか、日本の生活習慣に馴染めずにいる外国出身力士に不祥事が多いことを指摘し、指導監督の強化が必要と指摘したうえで、唐突に「一代年寄の制度不備」の話が登場し、〈現在の協会の定款などにも根拠となる規定はない〉などと批判を展開する。

「この一代年寄のパート以外にも、提言書には白鵬を想起させる記述が数多くある。外国出身力士の在り方に言及するところでは、『勝ってガッツポーズ』『優勝インタビューで万歳三唱や三本締めを求めた』といったことについて、『少なからずファンが違和感を覚えると同時に失望した』としている。名前を挙げていないが、明らかな白鵬批判です。何度注意されても立ち合いの張り手やカチ上げを改めないなど、好き放題に振る舞う白鵬を快く思わない協会側の意向も反映された内容ではないか」(同前)

右膝を再手術して5月場所も全休となる白鵬は、これで6場所連続休場となる。番付が下がることのない角界の最高位にありながら「休みすぎ」であるとの批判も当然だ。提言書の末尾には各委員の見解が掲載されており、但木敬一元検事総長の言葉は辛辣だ。

〈一場所休場して次の場所に出てきて優勝するのはすごいけれども、自分の都合のいい時だけ出場して都合の悪い時は休場してもいいんだと、それが横綱の権利だと考えているのではないかとも感じます。日本人の横綱には全くなかったことが起きてしまっています〉

〈日本人は「察する文化」で、空気を察して自分の進退を決めていきますが、外国出身の力士のなかには「権利の文化」で育った人たちもいて、こうした人たちは周囲の空気を察して自分から下りるということがありません。このような人たちにどうやって日本の文化を伝え、相撲道を理解させていくのか、本当に難しい〉

7月場所に進退を懸けることになる白鵬は、すでに年寄名跡襲名の条件である日本国籍を取得しており、炎鵬や石浦といった内弟子も集めている。

「引退後への準備を着々と進めているが、今回の提言書で白鵬の悲願であった一代年寄襲名が阻止されたとなれば、年寄株をどう調達するかという問題がいよいよ迫ってくる。横綱は引退後、5年間は年寄名跡を襲名せずに現役名で協会に残れるが、その間に年寄株の手配をしなければならない。協会内には白鵬が親方として残ることに批判的な意見も多く、白鵬に年寄名跡を回す動きは、今のところない」(若手親方)

歴代最多優勝の横綱の引退後が、また霧の中に隠れてしまった。


         

この提言書を「察する」人ができる人なら、白鵬に対して「あなたは協会に残る資格のない人だ」と明確に告げているのですが、それを察することができないでしょうから、単なる外国人差別に結びつけようという短絡的な考えしかしないのでしょう。

白鵬がもたもたしている内に内弟子の一人である石浦はもういい年になってきました。ひょっとしたら先に引退ということもなくはないと思えます(笑)

いずれにせよ、この提言書が効力を発揮するのかどうかは協会の行く末には大きな影響を及ぼします。



ここに来て、様々の問題を抱え込んでしまった協会としては、今の指導部ではたして乗り切れるのか? 八角-尾車体制で崩れてしまった屋台骨を立て直せる後継者は見当たりません。そんな中で、白鵬が角界に残って、やりたい放題を決め込めば、少なくとも相撲協会が公益財団法人でいられることはなくなるでしょう。

そこのところを「察する」ことのできる後継者を育成することも協会の使命だと思いますが・・・!?

どうなることやら?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする