また、Jリーグネタから入ることをご容赦ください。サガン鳥栖の竹原社長のコメントにかなりの違和感を感じてしまったので取り上げます。クラブに多額の負債を背負い込んだ社長の話ですから、真面目に聞かなくても良いのかとは思いますが、これを見て「仕方ない」と思ってしまう人がいたら見過ごせないのです。
J初のクラスター発生 鳥栖・竹原社長「どこのクラブで起こってもおかしくない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4be9898338ef0f769a5c768f016566dd68adcec
※以下、引用です。
Jリーグで初めてのクラスター(感染者集団)が発生した。J1鳥栖は12日、オンラインでの記者会見を開き、新型コロナウイルスのPCR検査でトップチームの選手6人、トップチームのスタッフ3人の計9人の陽性が判明したと発表した。9人の氏名については公表しないとした。
11日に感染が公表された金明輝監督(39)を含め、感染者は計10人に達し、竹原稔社長は「クラスターを起こしたと認識している。結果から見ると起こるべくして起こってしまった」と謝罪した。保健所から2週間の活動自粛を求められたといい、25日を目途に当面の間、チームの活動を停止する考えを明かした。陰性の選手、スタッフで練習を行うことも禁じ、自宅待機を命じた。
15日にはホームG大阪戦を控えており、19日にアウェー仙台戦、23日にホーム札幌戦も予定されている。竹原社長は会見の冒頭、25日までの活動自粛を表明。少なくとも3試合が開催不可能となるが、直後に開催可否については「Jリーグとの協議になる」とし、活動停止期間も「目安」として発言を訂正した。ただ、行政側の要請に従えば、試合中止となる公算は大きい。
竹原社長は「どこのクラブで起こってもおかしくない」と語った。感染については不可抗力かもしれないが、金監督が「違和感」を覚えながら8日の鹿島戦の指揮を執り、9日夜に38度の熱を出したが、10日朝に平熱に戻ったためクラブに報告せず練習に参加したことなど、一連の行動は感染拡大防止に最善を尽くしたとは言いがたい。Jリーグの藤村特命担当部長は「活動を控えるか、最後はセルフジャッジになる」と自己申告による感染防止策の難しさを強調した。Jリーグと各クラブがリーグ運営に細心の注意を払ってきたが、J初のクラスター発生という事実はあまりに重いものとなった。
「どこのクラブで起こってもおかしくない」という発言は、暗に「これは不可抗力でした。私たちに責任はありません」と逃げを打っているのであって、責任逃れの言葉にすぎません。これは、世のマスメディアや専門家と称する人々の常套句「誰が罹ってもおかしくない」と同じで、自分たちの責任を逃れたいだけの詭弁にすぎません。「こうすれば、感染を防げます」と言ったにもかかわらず、感染した人が出たら「責任取れ!!」と言われるので、逃れるために「私は悪くありません」と言っているのです。
メディアにしろ専門家諸氏にしろ、「感染しない為にはこうすればよいのです」とは絶対に言いません。彼らは感染拡大が収まってしまうと途端に「おまんま食い上げ」になってしまうからです。感染拡大を喜んでいる彼らに天罰が下るのはもうすぐだと思いたいですね。
「どこのクラブで起こってもおかしくない」と言った手前、竹原社長とすれば他のクラブでも起こってくれないと困る、と思っているでしょう。このまま、25日まで活動停止になってしまえば、それこそ「クラブ存亡の危機」ですからね。どうせなら一蓮托生、「みんなで渡れば怖くない」状態にして胡麻化したいという気持ちが見て取れるので不愉快です。
「こうしていますから、うちのクラブの観戦は絶対安全です。しかし、危ないことをした方は来ないでくださいね」と言うのが良心的なクラブの在り方です。もし、その上で感染者が出たらクラブは責任を取る代わりに、当事者の感染経路については徹底的に究明します、という姿勢こそが信頼されるのではないでしょうか? 現状でクラブのトップに立つ人が逃げ道を用意しているような態度を見せるのは、残念でなりません。クラブを愛してやまないサポーターの皆さんはどう感じているでしょう? 怒りに震えているのではないでしょうか?
これから信頼される為には「1人の感染者も出しません」と言える行動を実践していただきたいのです。それでも感染者は出るかもしれませんが、手をこまねいていてはその数十倍、数百倍の危険を招くのだと信念を持った活動をしてください。日本のスポーツそのものを根幹から崩壊させてしまう事態であり、発言であることを認識していただきたいですね。
では、昨日の6試合の結果です。
【セ・リーグ】
*東京ドーム
ヤクルト
010 000 000│1
050 002 01X│8
巨 人
(勝)菅野 7勝
(敗)原 2勝1敗
◇本塁打:(巨)坂本8号②,パーラ4号①,坂本9号①,岡本16号①
(ヤ)原・星・中尾・大下・中澤-西田・古賀
(巨)菅野・大江・ビエイラ-大城・岸田
*横浜
阪 神
010 500 100│7
210 002 001│6
DeNA
(勝)青柳 5勝2敗
(S)スアレス 7S
(敗)濱口 3勝2敗
◇本塁打:(阪)中谷2号③,サンズ8号①
(阪)青柳・能見・ガンケル・馬場・スアレス-梅野
(D)濱口・国吉・藤岡・エスコバー・石田・山崎-高城・戸柱
*マツダスタジアム
中 日
000 202 000│4
000 000 010│1
広 島
(勝)柳 2勝2敗
(S)R.マルティネス 1勝7S
(敗)K.ジョンソン 4敗
(中)柳・岡田・R.マルティネス-木下拓
(広)K.ジョンソン・菊池保・薮田・島内・中田-會澤
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【パ・リーグ】
*メットライフドーム
楽 天
010 200 300│6
000 000 200│2
西 武
(勝)涌井 7勝
(敗)伊藤 1敗
◇本塁打:(楽)太田2号②,(西)森5号①,メヒア4号①
(楽)涌井・久保・J.T.シャギワ・ブセニッツ-太田
(西)伊藤・宮川・齊藤大・森脇・野田-森
*ZOZOマリン
日本ハム
220 000 305│12
000 010 300│ 4
ロ ッ テ
(勝)玉井 4勝1敗1S
(敗)小島 3勝4敗
◇本塁打:(日)中田14号②,中田15号③,(ロ)井上11号③
(日)加藤・井口・玉井・堀・西村・宮西・金子-宇佐見・鶴岡
(ロ)小島・南・成田-柿沼・田村・佐藤
*PayPayドーム
オリックス
000 000 000│0
000 021 12X│6
ソフトバンク
(勝)和田 4勝1敗
(敗)田嶋 1勝3敗
(オ)田嶋・澤田・荒西・齋藤・小林-若月
(ソ)和田・高橋礼・泉・奥村-高谷
菅野と涌井が7連勝ですね。菅野はともかくとして、涌井の復活は若干の驚きです。疲労を含めて今後はどのような登板形態になるか分かりませんが、時々興味を持って確認しようと思います。
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野球もサッカーも同様です。観戦行為そのものがリスクと感じたら自粛すればよいだけですが、応援するチームのこれからを考えるなら1試合でも多くスタジアムで観戦することは大事なことだと思います。
「感染しないで、観戦しましょう」
よろしくお願いします。