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おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

Jリーグの再開は前途多難なのか ?

2020年06月04日 18時37分00秒 | サッカー

名古屋グランパスの金崎の感染によって、再開に向けてまたしても不穏な空気に包まれているJリーグです。
いつも問題にしていることが、NPBの12球団とJリーグの各クラブとの根本的な経営体力の違いです。親会社の収支に影響するので、今後の経営方針には影響するかも知れませんが、無観客試合が続いたとしても球団そのものが破綻することは、考えにくいのがNPBです。
それに対してJ1のビッグクラブや親会社の財力に頼ることができるクラブを除けば、親会社を持たないスポンサードが頼りの弱小クラブにとっては、スポンサーの支援と並んで大きな収入源となっている入場料収入がなくなる無観客試合は、自らの体力を著しく消耗することに繋がってしまいます。これが無観客をどうしても避けたいJリーグの考え方の根幹になっています。もし、開催の前提が「無観客」ということになれば、「存亡の危機」を迎えるクラブは1つや2つではありません。



下記のコラムに関しては、クラブ関係者やサポーターの僅かに残されたいわば「一縷の望み」をも根底から覆してしまうほどの破壊力があります。現実の厳しさと日常を取り戻したい願望の狭間で鬩ぎ合う気持ちの整理は中々つかないのが正直なところです。

コラムは前後編の二部構成になっています。

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「Jリーグが元通り再開する」のはありえない。コロナウイルスの権威が語る現実的道のり【サッカーと感染症 前編】
https://news.yahoo.co.jp/articles/c79f9405b7f9179edbd1d31964949bc5b48d3d01
※以下、引用です。

終息が見えないコロナ禍のなか、Jリーグ再開が正式に決定された。我々サッカーファン、サポーターは今後、サッカーとどう付き合い、向き合っていけばよいのか。正しい「観戦マニュアル」とはいかに―。サッカーを愛してやまない感染症専門医の第一人者・岩田健太郎教授がすべてのサッカーピープルに向けて、新しいガイドライン「サッカー行動マニュアル」の策定を試みた。6月12日発売の『サッカーと感染症』から、一部抜粋して前後編で公開する。今回は前編。(文:岩田健太郎)

●元のように再開するのは現実的ではない

今、サッカーファンはつらい時間を過ごしていますが、まさに僕もつらい思いをしています。サッカーが観れない、プレーができない、本当につらいですよね。まず、コロナウイルス対策と同じで、急に物事が白紙に戻って、サッカー界だけが元通りになるというのは現実的ではありません。

ロックダウンがまさにそうであるように、今、イタリアやスペインはロックダウンを徐々に解除しています。徐々に解除して患者が増えないことを確認して、さらに段階を上げて解除するという斬減的なやり方をとっています。フランスみたいに事情がまた悪くなると、少し戻したりもしていますよね。

つまり、ハードルを上げ下げしながら微調整して、少しずつ正常化を図るという、これが出口戦略と言われるものです。このようにしない限り、急に「元通りに戻します」というような緊急事態宣言の解除というのはあり得なくて、少しずつ戻していくべきだと考えています。

では、サッカーはどうなのか? Jリーグを元のように再開しますといっても、いきなり再開するというのは現実的なシナリオではありません。いつも言っているんですが、一番ベストなコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)からやっていくべきだと思います。




Jリーグ復活への最短距離とは? コロナウイルスの権威が提唱する新たなガイドライン【サッカーと感染症 後編】
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cd234018ee5021a01ef534d0f73aafdabc2e34d
※以下、引用です。

終息が見えないコロナ禍のなか、Jリーグ再開が正式に決定された。我々サッカーファン、サポーターは今後、サッカーとどう付き合い、向き合っていけばよいのか。正しい「観戦マニュアル」とはいかに―。サッカーを愛してやまない感染症専門医の第一人者・岩田健太郎教授がすべてのサッカーピープルに向けて、新しいガイドライン「サッカー行動マニュアル」の策定を試みた。6月12日発売の『サッカーと感染症』から、一部抜粋して前後編で公開する。今回は後編。(文:岩田健太郎)

●Jリーグは無観客でやるべき

Jリーグは観客なしで選手だけの開催、最初は無観客試合でやるべきだと思います(本稿は5月29日のJリーグ再開方針が発表される前に執筆)

「そんなのはプロサッカーじゃない」という不満はあると思います。ライブで観たいという人はたくさんいると思うんですけど、そこは段階が大事で、たくさんの観客が試合を観られるようにするには、やっぱりまずは感染症を抑え込まないといけません。集団を作るのが最大の感染リスクなので、何万人もの人がスタジアムに集まるというのは現実的ではないんです。

例え、観客席の間隔を十分に空けたとしても、スタジアムまでの道のりで集団が生まれます。あそこがネックですね。多くのスタジアムは最寄り駅から結構歩くじゃないですか。あの間に、どうしても集団が形成されてしまうんです。当初、Jリーグが言っていたアウェーのサポーターをスタジアムに来ないようにするという案も今となってはあまり現実的ではありません。

一番現実的なJリーグのリカバーとしては、サッカーをしないというわけにはいかないので、サッカーをすることを前提にすると、やっぱり無観客試合が一番可能性が高いんです。こうやって、とにかく可能性の高いところからやっていくべきなんですね。そうしないと、再開すらできなくなってしまうと僕は思います。

●三歩進んで二歩下がるがJ復活の近道

ですので、「許容できるコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)なのか」というところから始めていけばいいと思います。試合観戦の条件は段階的に進めて、例えば半分くらいの観客数で、スタンドでも2メートルくらい間隔を空けるところから始める。

ヴィッセル神戸のようにチャントなしから始めるとか、何でもいいんですけど、その共有範囲を少しずつズラしていく。それで何か不都合なことがあれば戻していくというのを繰り返して、「三歩進んで二歩下がる」ようなやり方でJリーグを復活させていけばいいんです。

それでうまくいけばACLもやる。あるいはルヴァンカップも行うというように、徐々に戻していくというのが、回り道のようで一番の近道だと思っています。それ以外にあまり良い方法はないですね。

ですので、僕は「無観客での開催を」とずっと言い続けているんです。何度も言うように、やはり無観客から始めるのが一番現実性が高いと思います。

(文:岩田健太郎)


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サッカーを愛してやまない感染症専門医の第一人者の岩田先生がおっしゃるので、全否定から入っていません。それ故に辛いこともあります。

それでも、元の日常に返るにはまだまだ日数を要するでしょう。その為にシーズンパスの払い戻しをせざるを得ないというクラブ側に非常に厳しく切ない決定もなされています。無観客から始まったとしてもDAZNの放映権料だけでは何とも心細いのは事実です。地上波やBS放送で、損得勘定抜きに中継しようという局が出てきてくれると、少しでも助かりますが、プロ野球ですら地上波放送が殆どなくなった昨今でローカル局に中継をお願いするのも難しいでしょうね。J1の試合ならまだしも、J2の地方クラブの試合を中継するのは、確かにかなり勇気が必要です。
無観客試合が当初の予定より更に伸びるとなれば、財務的に持たないクラブも出てきます。Jリーグは援助してくれるでしょうが、それは返却しないといけません。



不自由な時期を何とか耐え忍んで、再び以前のような何も考えずにひたすらチームを応援することのできる日常、更に言えばアウェーにも自由に行き来できる日々が訪れることを心から待ち望みながら過ごします。頑張りましょう。

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