スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「アサルト13 要塞警察」

2006-02-23 | 映画

Assault13

激しい吹雪に見舞われる大晦日のデトロイト。老朽化のため、その日をもって閉鎖される“13分署”にはローニック(イーサン・ホーク)を含む数人の警官がいた。そこに悪天候のため護送車が立ち往生し、緊急搬送されてきた凶悪犯ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)ら4名の犯罪者達。緊張の中、警官達と犯罪者達が新年の0時を迎えたその時、“13分署”は謎の武装集団から襲撃を受ける。


少し前に映画館で予告を観て、ちょっと気になっていた映画。オリジナルが、ジョン・カーペンターの76年の作品「要塞警察」だということは知っていた。ただ、ジョン・カーペンターと聞くと僕の中では思いっきりB級映画というイメージがあったので、監督は変わっているとはいえ、どんな内容なのかちょっと不安でもありました。(とはいっても前作「ゴースト・オブ・マーズ」も有名な「遊星からの物体X」も結構好きなんだけど)

でもでも、そんな不安が吹き飛ぶほど、この映画楽しめました。周りを包囲され、署内から身動きができない状態で追い詰められていくというシチュエーションに、否が応にも手に汗握らされました。それもそのはず、脚本は「交渉人」のジェームズ・デモナコ。確かに同じような緊迫感が全編通して漂ってました。

それに加えて、俳優陣もなかなかよかった。「トレーニング・デイ」での熱演の記憶も新しいイーサン・ホークが、またまた悩める警官を演じている。あと、ローレンス・フィッシュバーン、「マトリックス」のモーフィアスもある意味キアヌ・リーブス以上に格好良かったけれど、今回は護送されてくる凶悪犯の役を、むちゃくちゃ存在感たっぷりの演技で魅せてくれます。

それに対して、女性陣は思いっきりB級っぽい雰囲気丸出し。精神科医は、セクシーなんだけどお水っぽいし、警察秘書の方は最初ニューハーフかと思ってしまうくらい濃い~顔。秘書って気付くまでちょっと時間かかっちゃいました。でも、まぁそれはお愛嬌ってところかな。

前半で犯人たちの正体は、あっさりわかっちゃうものの、それでも最後まで、スピーディでかつ緊迫感あふれる展開で楽しませてくれる直球勝負のアクション映画でした。

コメント
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