FPの家で暮らす

ストレスフリーなFPの家で ひとり暮らし満喫

家のスタイル

2007-06-24 13:36:10 | 家作り【準備編】

家を建てる話が絵空事だったころ、家やインテリアの本を見ていると、こんな家もすてきだなとか、こういう内装もいいなあと思うことがけっこうあった。全く正反対のテイストのインテリアに惹かれることもあったので、もし実際に家を建てるとしたら、どっちを選ぶことになるのか、見当もつかなかった。結局わたしって、どんな家を建てても、住んでみたら気に入っちゃうんじゃないかと思った。

今年のはじめ、急に家を建てられることになり、さて、どんな家がわたしは好きだろうと考えてみた。和風は問題外。カントリーもいや。プロヴァンス風……ちょっとなあ。デコラティブなヨーロピアン・スタイルは、きっとよその家へおじゃましたみたいで落ち着かないだろう。アジアン・リゾートなら、少しの間は楽しめるかもしれない。でも、ずっと住んでいたら飽きてしまうにちがいない。

以前、スタートレックのエンタープライズ号風内装の家を作った人(たしかイギリス人だった)をテレビで見たことがあるが、SF好きなわたしは、楽しそう!と思ったものだ。ただ実際に生活するには不便なので、自分の家に採用することはありえない。でも、わたしが好きなのは、そっち方面なのだ、きっと。シンプルで機能的、昔のSF映画に出てくる未来風。

既存の住宅タイプでそれにいちばんテイストが近いのはシンプル・モダンだと思った。そういうわけで、今、シンプル・モダンな家を建てている……。


にほんブログ村 住まいブログへ
コメント

現場訪問 #2

2007-06-23 16:29:59 | 家作り【上棟式~木工事】

昨日は雨で作業がお休みだったから、一昨日からそれほど現場のようすは変わっていなかった。ブルーシートをかけて雨よけはしてあったが、コンクリートの床には雨が吹きこんで水たまりができていた。

今日の作業はHさんと棟梁のふたりだけ。棟梁はあいかわらず無口。わたしとHさんが話していても、話の輪に入ってはこられない。でも、Hさんと作業の打ち合わせをしているときは、あれこれ話をされている。きっと「無駄口は叩かない男」なのだろう(笑)。

写真はFPパネルの表面の印刷。隠れてしまう前に記念にパチリ。少し前まで、パネルの表面に貼られていたのは普通の紙だったが、最近、アルミ箔に変わった。より熱の反射をよくするためだそう。6月からFPパネルが値上がりしたのは、そのせいだろうか。うちは、すべりこみセーフで値上がり前の値段で入れてもらえたが、納入されたのは新規格のパネル。これってラッキーだったかも。

同じウレタンでも、現場吹き付けのウレタンは指で押すと簡単にへこむが、圧力をかけてウレタンを注入したこれはかなり固い。これが柱の間にきっちり詰め込まれているのだから、断熱効果だけでなく、地震の揺れに対しても、かなり抵抗力があると思う。でも、耐震強度計算ではゼロとして扱われるのだそうだ。単に耐震材料として申請されていないという理由で。じつに不可解な話。


にほんブログ村 住まいブログへ
コメント

現場監督と棟梁

2007-06-22 12:51:43 | 家作り【上棟式~木工事】

現場監督と棟梁って、ふつうはどういう仕事の分担になっているんだろう。昨日の日記に、まだあまり棟梁と話せていないと書いたけれど、うちの場合、現場監督のHさんとのコミュニケーションのほうが、今のところはより重要に思える。

Hさんは社長との打ち合わせにもたいてい同席されているから、こちらの希望もしっかりつかんでおられる。それに、棟梁は木工事を担当するだけだが、Hさんは他の業者による屋根、外壁、内装、配管や電気工事など、家作りのすべての工事を監督されるのだ。

Hさんは現場では大工さんたちに混じって、というよりは先頭に立ってエネルギッシュに動き回っておられる。わたしの、しろうとっぽい質問にも、ちょっと突っ込んだ質問にも、いつも一生懸命答えようとしてくださる。現物を持ってきたり、図面を広げたりして。

他の人のブログを見ると、棟梁と直接やりとりすることがけっこう多そうに見えるが、これまでの経過からみて、うちでは現場監督や社長を抜きにして仕様の相談をするなどありえない気がする。棟梁の権限って、どうなってるのかな。


にほんブログ村 住まいブログへ
コメント (2)

現場訪問 #1

2007-06-21 16:44:33 | 家作り【上棟式~木工事】

上棟から2日。現場を見にでかけた。

差し入れを持っていこうと、現場監督/主任のHさんのケータイにかけて今日は何人入っているかたずねたら、6人というお返事。大工さん(棟梁を含む)が3人とS建の社員さん(現場監督を含む)が3人。上棟以後は人がぐっと減ると聞いていたのだが、今日もそんなに来てもらってるんだ。

スーパーに寄って、飲み物とお菓子を調達。いろいろ取り混ぜて持っていったのだが、Hさんに、みなさん、どんなものがお好きですか?と聞いたところ、飲み物はなんでも飲みますよと言われた。でも、暑いから食欲がでなくて、お菓子はほとんど食べませんねと、S建のMさん(この方とはいっしょに工場見学に行った)。差し入れは飲み物だけでいいようだ。

FPパネルは、三角や台形の変形部分、そして窓の上下も張り終わっていた。その外側の板もほとんど張ってある。1階屋根の瓦も乗った。屋根と床のFPパネルはまだだが、2層の通気層をはさんだアルミ箔は上棟の日にすでに張られている。ふつう屋根は、このアルミ箔とウレタンパネルが一体となったFPウレタン遮断屋根パネルを張るのだが、屋根とウッドデッキ上のガラス屋根を段差なくつなげるために、別々に張ることにしたそう。しかも、このほうが安くなるらしい。

まだ建物はあけっぴろげなのだが、今でもすでに家の中のほうが涼しいとのこと。昼寝をしていても快適だったと大工さん。それは楽しみ!

棟梁さんとは上棟の日も、お昼をいただいた席が離れていたりして、あまり話ができなかったのだが、今日ももっぱらS建の社員さんたちと話していて、棟梁さんとはほとんど話せなかった。年配のいかにも職人さんという風情の人で、口数が少ないのかもしれないなと思ったり。

それにしても、大工さんたちが休憩にはいって作業の音がやむと、ほんとに静か。鳥の声くらいしか聞こえず、目を閉じるとまるで森の中にいるみたい。夕刻は帰宅の人の車が時折通るが、日中はいつもこんなふうなのだろう。駅は遠いが、ふだんは車の生活なので、やっぱりここにしてよかったと思う。


にほんブログ村 住まいブログへ
コメント

上棟式

2007-06-19 21:10:03 | 家作り【上棟式~木工事】

朝起きたらどんよりした曇り空だったが、6時半にS建さんから、今日、建前やりますと連絡が来た。7時45分に現場に行くと、すでに全員そろっていて、工事の準備が始まっていた。お日柄のいい昨日のうちに、塩や米を撒いて柱を1本立てる作業は終わっていて、今日はわたしから施主のあいさつをしたあと、日本酒で乾杯しただけで工事が始まった。うまく話せるか心配だったが、意外に落ち着いて話ができた。

10人がかりなので、土台しかなかったところに、見る見るうちに柱が立てられていく。それを見ながら、社長さんとあれこれ話をしているうちに、薄日がさしてきた。

いったん辞して歯医者へ行く。その後、名古屋から来る母を駅まで迎えに行き、昼前に現場に戻った。晴れて、すごく暑くなってきた。柱は立て終わり、早くもFPパネルが取り付けられ始めていた。できあがったら見えなくなってしまうが、このFPパネルこそこの家で一番お金をかけたところだし、どんな住宅設備より大事な部分だ。F&Pの文字と水色の水玉模様に胸がおどる。

窓のはいる場所を除いた壁にFPパネルを取り付け終わったところでお昼休み。大工さん、S建の社員さんたちと一緒に食事をする。社長さんを母に紹介したかったのだが、用があって社長さんはお昼に来られなくなったのが残念だった。午後の作業が始まったので、母と喫茶店へ場所を移してしばらくおしゃべりしたあと、駅まで送っていき、わたしはいったん家へ戻った。

5時ころにまた現場へ行く。作業は屋根を張るほうに移っていた。社長さんは、朝の話では、5時に人に会う約束があるので夕方は現場に来られないとのことだったが、なぜか5時に再登場。聞けば、予定より早めに会う算段をして、大急ぎで切り上げて駆けつけていらしたのだそう。その心遣いがかなりうれしかった。

形になってきた家は、模型や図面から思いえがいていたよりも、ずっと大きい。しかも「この辺ではちょっと見かけないような家になりますよ」と社長さん。細かく希望を出すお施主さんの場合は希望に沿った外観にするけれども、わたしの場合、おおざっばなイメージしか提示しなかったので、「デザインでちょっと遊んでみました」ですって。じつはそれこそわたしの望んだところ。しろうとが貧困な指示でできあがりを限定してしまうより、プロにまかせたほうがきっといいものができると思うから。とはいっても、好みのあわない人ではだめだが。

明日雨が降ってもいいように屋根にシートをかけて、本日の作業が終了したのが6時。みなさんに、ご祝儀とお酒を1本ずつ手渡して労をねぎらう。大工さんたちもお疲れだと思うが、わたしも疲れたー。


にほんブログ村 住まいブログへ
コメント