ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

ほどほど希望

2008年12月17日 | ハリスホーク
先日キジにニアミスした場所へ行ってみたら、
ボサがイイ感じに潰れていました。
最近の寒さと雨のせいでしょうか。


そう思って道々注意してみると、河川敷でも林でも、ボサがほどほどに
薄くなってきています。
ここしばらくは水鳥狙いばかりでしたが、この分なら地元でキジ・コジュケイ
狙いも面白いかもしれません。
と言っても、獲れる可能性よりもボサ押しが解禁当初より楽になっている
ことへの期待が大きいんですが。
後は「ほどほど」に雪が降ってくれれば最高なんだけど…

インコ>鷹

2008年12月16日 | インコ
久しぶりの登場、オカメのカイです。


今朝は強烈な冷え込みで、据え回し中に餌合子の蓋が凍り付いてしまいました。
そんな過酷な環境に耐えている照羽とは対照的に、暖房の効いた部屋で
ぬくぬくと冬を満喫しています。

最近はコタツに興味津々で、掛け布団がまくれて中が見えていると
じ~っと覗き込んでいます。
オカメは箱型の巣箱で繁殖する鳥ですし、暗くて狭い所が好きなんでしょうか?
ただし決して中には入ろうとせず、布団の端で立ち止まっては
首を伸ばしてひたすらジ~ッ。
そんなに気になるなら入ってみればいいのに。

ついに今日、覗いてるところを後ろから指で押してやろうとした途端、
振り返り様に「ギャアッ!」と鳴きながら思いっきり指を咬まれました。

くそう…照羽にだって咬まれたことないのに






懲り懲り

2008年12月14日 | ハリスホーク
朝から雨が降っていますが、午後には止むという予報を信じて出猟しました。
町境の峠では雪が積もっています。


狩り場に到着してすぐ、ボサから飛び出しかけたキジにアタック!
地面スレスレで掴みかかり、絡んだまま地面に落ちましたが、
すぐに振りほどかれてしまいました。あ”~~惜しい。
普段は全速力のキジは深追いしないのですが、
今日は惜しかっただけに、執念深く追いかけていきました。
開始早々、良い運動になったかな。
それにしても、あれは惜しかった…

それからはバンやコガモを追いかけつつ、新規狩り場の開拓へ。
何カ所か回ったところで、良さそうな水路を発見しました。
水路沿いに歩いていくと、水門のある開けた場所へ出ます。
その水門近くにゴイサギを発見。
なかなか飛び立たないので照羽を据えたまま近付きます。
照羽のタイミングで行かせてやろうとジェスを緩めていたら、
10mほどの所で飛び立ちました。
高度を保ったまま飛んでいき、ゴイサギの真上に達したところでクルッと
翻って急降下。そのまま「ギャー!」

…と、ここまでは良かったのですが、「さて、どうやって据え上げよう…」
掴んだ場所は対岸近くの堤防下数m。
こちらからは深い水路を挟んでいてとても渡れません。
仕方なく車まで戻り、数分かけて対岸へ回ります。

まずはカラスの騒いでいるあたりへ見当を付けて、アシ原を突破。
ここで全身枯れ草まみれになったと思ったら、次は垂直堤防が待ってます。
隣地との境になっている柵を伝って下へ降りますが、ご丁寧に鉄条網が
巻き付けてあって、上着には鉤裂き。新品のウェーダーには穴が

ようやく堤防を降りたら、今度は照羽が見つかりません。
鈴の音が全くしないので不安になって探し回ると、ゴイを掴んだまま
体半分水没していました。これじゃ鳴らないわけです。
ここまでの時間ずっと冷たい水中にいたからか、据え上げるとしばらく
ガタガタ震えていました。ご苦労さん…

帰りはとても獲物片手では戻れないので、その場でゴイを解体します。
行きの倍くらい時間をかけて、ようやく車まで辿り着きました。
デジカメを車に置き忘れていたので、分け前(頭)にありつく照羽をパチリ。

尾羽がここまでの惨状を物語っています

他にも何かいそうな場所でしたが、もう二度と来ません


おまけ。

知らないうちに蹴っ飛ばしていたのか、近くでひっくり返っていました。
早く冬眠しろよ。

上洛前夜

2008年12月11日 | ハリスホーク
昨日に続いて暖かい朝になりましたが、据え回しを始めてすぐに
もの凄い霧が発生し始めました。
どうも我が家の周囲はよそと比べて霧が発生しやすいようです。

濃霧の中で渡りを始めますが、50mも離れると照羽がほとんど
見えなくなります。
さすがの鷹の目でもこの濃霧は見通しが悪くなるようで、
あまり距離が開きすぎると反応が鈍りました。

こんな調子なので、林の中での渡りは中止。
霜がおりまくった田んぼ越しにスパルタ渡りをします。
霧も晴れてきたので、久しぶりにオーソドックスな写真を↓


土曜日、京都で友人の結婚式があります。
前泊するために明日は休みを取ったのですが、午前中にチラッと出猟します。
ホントは照羽も連れて行って道中狩りをしつつ京都へ…なんて上洛プランも
あったのですが、さすがに自粛しておきます

アクロバット!

2008年12月10日 | ハリスホーク
極寒だった昨日とはうって変わって、今日は暖かい一日でした。
おかげで朝の散歩も楽々♪
今朝はちょっとスパルタ気味に、長めの渡りをたっぷりこなしました。

最後に竹林の外側から呼んでみたら、私の目の前にある竹の間をスルッと
すり抜けてきました。
おおっ!今のは格好良かったぞもう一回やってくれ。

と、今度は動画を撮ってみました。
早速アップしようとしたら、あら?ドカログが終了してしまうらしいです。
しょうがないので新しい所へ載せてみました。

アクロバット飛行

ですが、よく見ると翼をすぼめてすり抜けているのではなく、
体を斜めにして飛んで来ているだけですね。
「ナショジオ」みたいなのを想像してたのに…



魅入られる

2008年12月09日 | ハリスホーク
いつも通り朝の据え回しをしてから、付いてこさせながら自宅へ。
途中のボサ近くで渡りをしてたら突然、照羽がこちらの方向を見込みます。
ん?何か見つけたか? ですが、私の近くには立木が一本あるだけ。
何にもいないよと思っても、照羽は木の上で首をカクカク&尾羽をフリフリ。
コレは明らかに獲物を見つけた時の仕草だ!

再度よーく木の根本を見ると…うわキジがいる
まるで騙し絵に気付いた時のように、
突然目の前の地面に伏せている雄キジが視界に飛び込んできました。
キジはひたすら伏せてやり過ごそうとしているらしく、ピクリとも動きません。
これはチャンス♪

まず照羽を軽く呼ぶ。
照羽が飛んでくるのにタイミングを合わせてキジを追い出し、
目の前に飛び出したキジをエアキャッチ!!
…よし、このシナリオで行こう。

と、思いついて近付こうとしたところで、
アレ?これって手づかみでも獲れるんじゃね?
羽毛が一枚ずつ数えられそうなほど近くにいるキジを見ているうちに、
ふとそんな考えが浮かんでしまいました。
一度欲が出るともう止められません。
この位置だと「迎えっ鳥」になるし、照羽に任せるのも不安だよな…
ということで作戦変更。
子どもの頃、あぜ道にいるトノサマガエルを捕まえようとした時のように、
両手を広げてゆ~っくり、ジワ~っと接近します。
間合いに入ったところで、エイッと覆い被さった瞬間
ドドドドッ!!
…一瞬、何か爆発したのかと思いました。
次に視界に入ったのは、飛んでいくキジを追いかける照羽の後ろ姿。
いや~キジって助走も無しにあんな勢いで飛び立てるんですね…
あんなシロモノを手で獲ろうと思うなんて、どうかしてたんじゃないか?
冷静になってみると、戻ってきた照羽の視線まで何だか冷たい…

飼い主の暴走でチャンスを潰された照羽は、
ツララ狩りで憂さ晴らし?してました。

ボウズ

2008年12月07日 | ハリスホーク
今シーズン一番の寒さの中、近場へ出猟しました。
ですが、あまりにも急に寒くなったせいか獲物の姿がありません。
広い川へ移動してしまったのかな?

とりあえずバンを見つけてダイブしましたが、空振り。
濡れた羽を放っておくと凍りそうだったので、車のエアコンで乾かします。
運転席のドアを開けると、勝手に乗り込んできました。
さらに、運転席から後部座席まで、物珍しそうに徘徊し始めます。
お前…どんどやりたい放題になってくな…

結局、今日はろくに獲物にも出会えずにボウズでした。
唯一の救いは、ボサの影から出てきたハシビロガモへアタックしたこと。
あのサイズなら本気で獲りに行くようです。
「大」カモへの足がかりに獲らせてやりたいのですが、
カル・マガモに比べると圧倒的に数が少ないのが難点です。
今週は金曜日にカモの豊富な場所へ出猟する予定なので、
どこかで見つけられるといいんですが。

おっとこまえ

2008年12月05日 | ハリスホーク
今朝は暖かかったものの、すごい風。
強風の中の据え回しを嫌がる照羽をなんとかなだめつつ、
一通り訓練をこなして帰宅した直後に大雨になりました。
ギリギリセーフ
一日でも無駄にせずに済んでラッキーでした。

何日か前の写真で確認できるので、既にお気づきの方もいるかもしれませんが、
照羽、顔の一部がハゲてしまいました…
竹藪の中に見つけたキジバト目がけて突っ込んだ際、
どこかにぶつけたようです。

コレ、次のトヤまでこのままなのかなぁ

えらくおっとこまえに写っていますが、やっぱりハゲは目立つよ。

飼い主迷走中

2008年12月04日 | ハリスホーク
今更ですが、いつの間にか師走に入ってましたね。
今週は仕事が立て込んで忙しい…
夜遅くまで起きているせいで、朝5時起きがちょっとツライです。
さらにどんどん夜明けが遅くなってきて、今では据え回しに出発する頃は
真っ暗。そして寒い。

氷点下2~3℃程度なら、照羽は全く寒そうな素振りは見せませんが、
代謝は上がっているようです。
現在は一日60g以上食べさせないと前日の体重が維持できません。
今週は日曜日に出猟できそうなんですが、遠征はちょっと面倒くさい…
映画も観に行きたいし…
飼い主がこんなダルダルなので、体重をどのくらいのレベルに設定しようか
迷ってます。

照「とりあえずキジならいつでも狙うよ。」


狙うだけならねぇ…今期は既に5連敗中です。

ふるさと新発見

2008年12月02日 | ハリスホーク
しばらく水禽狙いの狩りには行けないので、
照羽の体重を上げておくことにしました。
ガツガツ喰わせてハンティングウエイトを脱したからか、
何だか態度全般がまったりしてきてます。

今朝、ごく近所で新しい散歩コースを発掘しました。
訓練のコースは5種類ほどあって日替わりで回っているのですが、
ふと「今日はこっちから行ってみようか」と思って進んでいったら、
とても歩きやすい林道になっていてビックリ。
しかも終点は我が家の裏山なんで3年も見落としていたんだろう。

そんな新たなコースで飛ぶ今日の照羽は、なんだか羽ばたきが
パワフルな気がしました。
猟期はまだ始まったばかりだし、そんな急に筋力アップしないと思うんですが、
とにかくブンブンと凄い勢いで私を追い越していきます。
あるいは林の中を飛ぶのが楽しかったのかもしれません。
どうしてハリスホークって、森や林の中で飛ばすとあんなに生き生きとして
見えるんでしょうか。
野生じゃ半砂漠みたいな所に住んでるんじゃなかったっけ?


狩りもいいけど、やっぱりハリスの醍醐味はこの散歩にありますよね。
明日もこのコースを回ろう